お中元やお歳暮は、その年にお世話になった相手へ贈るものですが、では、その相手がお寺さんだったらどうなのでしょう?
お寺さんにお中元やお歳暮を贈りたけど、どんな物を贈れば良いの?
品物ではなく現金を書留で贈ると失礼に当たるのかな?
など、あれこれ考えたりしますよね。
そこで今回は、お寺さんにお中元やお歳暮を贈りたい時のマナーなどについてまとめてみました。
お寺にお中元で現金を渡すのは?
お中元やお歳暮は、その年にお世話になった相手へ感謝の気持ちを表す物ですよね。
例えばお寺さんの境内にお墓がある場合、お墓の管理等をされているのがお寺さんだとしたら、多少なりとも何らかの形でお礼をしたいところですよね。
でも、品物は何を贈れば良いのかわからないので、結構悩んだりするんですよね。
そんな時、現金なら便利なのですが、お中元で現金???
と、これもまた、ちょっとおかしいのかな?と、思ったりもしますよね。
本来、お中元やお歳暮に現金を贈るのはタブーとされていますが、贈る相手がお寺さんの場合は現金でも大丈夫です。
お礼やお布施としてお寺さんへ現金を持参される方もたくさんいますので、お寺さん相手であれば現金のお中元もありだと思います。
お寺へお中元で現金をのし袋に入れる場合
お寺さんへお中元として現金を贈る場合、のし袋に入れるのか入れないのか?これまた悩むところではありますよね。
ですが、のし袋に入れた方が、丁寧な印象がありますので、できればのし袋を用意しましょう。
なければ白の無地の封筒(二重になった封筒で郵便番号記入欄がないもの)などでも大丈夫です。
![]() 五円型封筒 白無地 10枚 SMC−419[のし袋] |
こういった表部分に赤い郵便番号枠がないものです。
これですと、慶弔どちらにも利用出来ますので1つ持っておくと便利です。
百円ショップや、スーパーマーケットなどの御祝儀袋などを置いているコーナーに置いてありますよ。
ちなみにのし袋の水引ですが、お寺さんへ贈るのし袋は、お寺さんに対して渡すものですので、基本的に水引は不要です。
(ただし、地域によっては水引を使用する風習もあります。その際は紅白の蝶結びで大丈夫でしょう)
なお、表書きは薄墨ではなく普通の黒墨で「御礼」もしくは「お布施」と記載しておきましょう。
「お供え」と記載してしまうと、御本尊様にお供えをすることになりますので、お中元やお歳暮とはこれまたちょっと違った意味合いになってしまいます。
一番無難なのは「御礼」と記して贈る事かもしれませんね。
お寺に現金書留で送る際の注意点!
お墓参りに行って、直接お寺さんに出向いて手渡しするのが一番なのかもしれませんが、遠方に住んでいたり、どうしても外せない用事等でなかなかお墓参りに行けない時もありますよね。
そんな時は現金書留で送ることになるのですが、そんな時は軽くでいいので一筆添えておくようにしましょう。
現金だけを送り付けられるよりも、一筆添えた手紙が同封されていれば、お寺さんも諸事情を理解して下さると思います。
また、一筆添えることは人として何よりのマナーですよね。
感謝の気持ちを直接会って伝えるのが一番なのですが、それができないのであれば、一筆添えて、感謝の気持ちをお伝えしましょう。
また、事前にお寺さんに電話を入れて、現金書留で郵送する旨、伝えておくとよりスムーズかもしれませんね。
【お中元のマナーに関する記事】
>>お中元の意味と時期とマナー
まとめ
いかがでしたか?
お寺さんへのお中元やお歳暮は、品物にするのであれば出来るだけ日持ちがするものを選びましょう。
品物ではなく現金を贈る場合には、「お布施」や「御礼」などと明記し、直接お寺さんへ出向いてから手渡すのが一番です。
しかし、どうしても直接手渡すことが難しい場合には、現金書留で送るのもマナー違反ではありません。
その際には一筆添えて、感謝の気持ちを伝えるようにしたいものです。
また、現金書留で送る場合には、現金書留用の封筒に入るサイズの封筒(白無地で郵便番号欄等が無いもの)に「お布施」や「御礼」と記載しても大丈夫です。
のし袋が現金書留用の封筒にピッタリ入るのであれば、もちろんのし袋でも大丈夫ですよ。
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