新盆の祭壇の飾り方と初盆以降の盆棚飾りとの飾り付けの違いは?

初盆祭壇飾り
新盆や初盆の祭壇の飾り方としてまず盆棚となる祭壇が必要ですよね、

新盆や初盆の時期には、お墓参りやお供え物、盆飾りなどの準備が必要になります。

特に初めて初盆を迎える方は、盆棚や盆飾りの作り方や飾り方について分からないことが多いかもしれません。そこで、今回は初盆や新盆の盆棚と盆飾りの違いについて解説しました。

初めて初盆を迎える方だけでなく、これまでに盆棚や盆飾りを作ったことがある方も、知らなかった情報があるかもしれません。ぜひ参考にして、お盆の準備を進めてください。

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新盆の祭壇の飾り方

新盆の祭壇の飾り方とは、故人の霊が初めて仏様となって里帰りをするために、特別におもてなしをするためのお部屋を飾ることです。

初盆飾りとしては、「精霊棚(しょうりょうだな)」や「盆棚(ぼんだな)」が一般的です。以下に、新盆の祭壇の飾り方について詳しく解説します。

1.精霊棚(しょうりょうだな)

精霊棚は、故人の霊を迎えるための飾りです。以下のように飾ります。
・精霊棚の上には白提灯を灯します。
・白木の棚には、お供え物として食べ物、花、水を用意します。
・水は、霊が水を飲むためのものです。水を注ぐ容器は、陶器などの和風のものが良いでしょう。

2. 盆棚(ぼんだな)

盆棚は、故人の供養のための飾りです。以下のように飾ります。
・盆棚の上にも白提灯を灯します。
・白木の棚には、故人が好んだもの、または、お供え物として食べ物、花、水を用意します。
・水は、霊が水を飲むためのものです。水を注ぐ容器は、陶器などの和風のものが良いでしょう。

新盆や初盆の祭壇では、白木に白い火袋で作られた白紋天(しろもんてん)の白提灯で迎えます。

白提灯は、初めて帰ってくる霊を迷わずに迎えるための提灯で、清純無垢な白で迎えたいという古来の慣わしによるものです。

盆棚や精霊棚以外の盆飾りは、毎年使えるものなので、ライフスタイルやお仏壇に合わせたもの、お部屋のスペースを考慮して選ぶのが良いでしょう。

また、仏壇の前や横に置くスペースがない場合は、出し入れしやすい組み立て式の盆棚や精霊棚を選ぶのがおすすめです。

これらは、毎年使える盆飾りと比べて、出し入れが簡単で、組み立て式であるため、場所をとらずに収納できます。

また、最近ではお盆飾りセットというのも販売されています。

また、盆棚や精霊棚は、既製品でなくても、机を重ねたり、並べたりして祭壇用に白布をかけて代用し、まこむしろを敷いても構いません。

新盆の盆棚の飾り方例

新盆に合わせた盆棚の飾り方について、詳しく解説していきます。

新盆は、故人を供養する日本の伝統行事の一つであり、盆棚やお仏壇を飾って、故人を迎え入れるための儀式です。

盆棚は、故人をお迎えするための場所として、盆期間中に飾り付けられます。

精霊棚は、一般的に新盆における代表的な盆棚の一つです。

精霊棚には、三段、五段、七段などの段数があることが多く、祭壇を使用する場合には、一段目に水盤、二段目に盆飾り、三段目にはお供え物を飾ります。

五段目以降には、故人の写真、遺影、お守り、花などを飾ることができます。

新盆の盆棚・精霊棚の飾り方の例

一段目:水盤
お水を入れた器に、蓮の花、菖蒲、彼岸花などのお花を浮かべます。

二段目:盆飾り
盆飾りは、地域によって異なるため、地元の花屋さんに相談すると良いでしょう。

三段目:お供え物
水や果物、お菓子、酒、茶などをお供えします。

五段目:故人の写真や遺影
ポスターフレームに入れた写真や遺影を飾ります。

六段目:お守りや花
故人が好きだった花やお守りを飾ります。

基本的な盆棚の飾り方

・お盆の盆棚を使う場合、仏壇の前から段々に降りてくるような祭壇にするのが一般的です。
・仏壇の大きさや高さに合わせて、盆提灯や盆花を飾ります。
・盆提灯は仏壇の上に、盆花は仏壇の前に飾ると良いでしょう。

お仏壇がない場合の対処法

・床の間を使う。
・押し入れを隠して、白い布を貼りその前に祭壇を作る。
・スペースが無い場合、窓際に祭壇を作る。

参考になる初盆の祭壇の飾り方動画

・全体的にイメージとして分かりやすい動画(スライドショー)があります。
・お人形屋さんが作られた盆棚の飾り方を画像スライドショーで、飾り付け前と飾り付け後、飾り付けの要所要所が撮影されています。(お人形屋さんありがとうございます)

祭壇の飾り付けに必要なもの

・盆提灯や盆花
・お香、線香立て、花立て、花瓶
・お供え物(果物、お菓子、お酒など)
・祭壇用の白い布

祭壇の飾り付けにおける注意点

・祭壇に飾る盆提灯や盆花は、地域によって種類やデザインが異なる場合があります。
・飾り付けは無理をせず、自分たちのライフスタイルに合わせて工夫することが大切です。
・飾り付けの前に、お掃除をしてから始めましょう。

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新盆や初盆の盆棚とそれ以降の盆飾りの違い

新盆や初盆の盆棚とは

・新盆や初盆で使う盆棚は、白木で作られたものが多いです。
・盆棚には仏像やお供え物を飾ります。
・提灯に至っては、初盆や新盆限りで使う白提灯が使われます。
・白提灯は、玄関やベランダの軒先に吊すのが一般的ですが、場所によっては仏壇脇や玄関の内側に吊すこともできます。
・火を灯す期間は、盆の入りには夕方に迎え火とともに点灯し夜明けには消灯しますが、もちろん常時点灯していても構いません。
・最近は、LED電池灯のローソクがあり、白提灯の中はアルカリ電池で灯せるローソク電池灯が便利です。
・ただし、アルカリ電池の消費は早く、1本のローソクを連続点灯するのは約20時間程度であり、お盆期間中は毎日電池交換が必要になります。

余談ですが、私もローソク電池灯を使用してみたのですが、2日目でローソク灯が、ポッポッポッポッという感じで点滅し始めたので、ローソク灯が壊れているか接触が悪いのかと思ったほどで慌てました。

常時点灯しておく方は、予備の乾電池のご準備もお忘れのないようにしてくださいね。

それ以降の盆飾りとは

・それ以降の盆飾りには、花輪や花立、花籠があります。
・花輪は、生花やプリザーブドフラワーで作られたリースのようなもので、お盆期間中にお墓に供えます。
・花立は、竹や木などで作られたもので、花輪と同様にお墓に供えます。
・花籠は、花や果物を詰めた籠で、お盆期間中に家の玄関や庭などに飾ります。

新盆や初盆とそれ以降の盆飾りの違い

・新盆や初盆で使う盆棚は白木で作られ、白提灯が使われます。
・それ以降の盆飾りには、花輪や花立、花籠があります。

初めて初盆を迎える方は、これらの違いを把握しておくと、お墓参りや盆飾りの準備がスムーズに進むでしょう。

また、お盆期間中には、火を灯したりお供え物を用意するなど、継続的なお墓参りが必要ですので、早めに準備をしておくことが大切です。

白提灯を飾る理由や意味はコチラ
>>お盆提灯と白提灯の違い!

詳しいお盆飾りの一つ一つはコチラ
>>初盆の祭壇に飾るお盆飾りの意味と詳細

初盆の法要費用と進行表はコチラ
>>新盆や初盆の法要準備と費用!

まとめ

「新盆・初盆の盆棚(祭壇)の飾り方とそれ以降の盆飾りの違い」について解説してきました。

通常の盆棚と違い、新盆や初盆で使われる盆棚は、白木で作られたものが一般的です。

初盆限定の白提灯もあります。白提灯は玄関や軒先に吊るされ、火を灯して迎え火とともに点灯します。

しかし、LED電池灯のローソクがあるので、危険のないように点灯することができます。

また、盆飾りの飾り方も年々変化しています。例えば、初盆の飾り付けでは、灯篭やお香炉が置かれることが多く、飾り付けはシンプルなものが好まれます。

一方、それ以降の盆飾りでは、花や果物を使った豪華なものが一般的です。また、地域によっては特有の盆飾りがあり、伝統が守られています。

基本的にはシンプルで清潔感のあるものが好まれますが、新盆や初盆の飾り方は、地域や家庭によって異なるため、自分の家庭の習慣に合わせて飾り付けるのが良いでしょう。

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