新盆や初盆の祭壇の飾り方としてまず祭壇が必要ですよね、
新盆の盆棚は初めてのお盆の迎え方として白木を使ったものという飾り方があります。
初盆や新盆と呼ばれる祭壇の盆棚飾りから迎え方は、地域によって違うことも、宗派によって違うこともありますが、まずは一般的な初盆飾りを紹介します。
新盆の祭壇の飾り方
新盆の祭壇の飾り方としては、まず「精霊棚(しょうりょうだな)」や「盆棚(ぼんだな)」が初盆飾りと呼ばれるのが一般的です。
お亡くなりになった故人の霊が初めて仏様となって里帰りをするために特別におもてなしをするためのお部屋のようなものとなります。
新盆や初盆の祭壇は、白木に白い火袋で作られた白紋天(しろもんてん)の白提灯で迎えます。
その理由や由来は、清純無垢な白で迎えたいという古来の慣わしです。
初盆にだけ飾るものが白提灯の白紋天です。
白提灯(白紋天)は、お迎え提灯のことで初めて帰ってこられる御霊が自宅へ迷わず帰ってこられるよう、盆の入りに灯す提灯のことです。
その他の、盆飾りは毎年使えるものですので、盆棚・精霊棚は、ライフスタイルやお仏壇に合ったもの、お部屋のスペースを考慮して選ぶのが良いでしょう。
なかなかお仏壇の前や横に置ける机やひな壇がない場合、お盆は毎年ありますので出し入れしやすい、組み立て式の盆棚や精霊棚を購入しておくと便利です。
最近ではお盆飾りセットというのも売られていて、これさえ揃えておけば大丈夫というものもお手頃な価格で販売されていますので、一つずつ揃えるのは大変という時は、こういったものも便利に利用してください。
また、盆棚や精霊棚は、既製品でなくても、机を重ねたり、並べたりして祭壇用に白布をかけて代用し、まこむしろを敷いても構いません。
新盆の盆棚の飾り方例
新盆の盆棚に飾る基本の飾り方は、時代や場所により変わってきており、さまざまな地方色が濃いのが法要です。
場所も限られていて、仏壇の大きさや高さで飾り方に迷うところで、お盆の盆飾りセットを買っても祭壇やひな壇はどうすればいいかが問題ですよね。
よく見るのはこのような精霊棚(盆棚)ですよね。
このような祭壇を使って・・・
お仏壇の前から段々に降りてくるような祭壇にする。
↓
(お仏壇が壁際で盆提灯が置けない・・・?)
↓
お仏壇を使わず床の間を使う。
↓
(床の間がないけど・・・?)
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押し入れを隠して、白い布を貼りその前に祭壇を作る。
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(押し入れもない場合は・・・?)
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まるでスペースが無い場合、祭壇だけ窓際に作る。
さまざまな事情やライフスタイルに合って、なおかつお亡くなりになった方に喜んで帰ってきて貰えるような祭壇はきっとできます。
色々な物を見て、家にあるもので代用できるものや、ホームセンターやスーパーマーケットで手に入るものもありますので、参考にしてくださいね。
一般的な、お盆の祭壇や盆飾り、盆提灯の配置の仕方など、全体的にイメージとして分かりやすい動画(スライドショー)がありますので、この動画を参考にお盆飾りをしてみてください。
初盆の祭壇の飾り方画像
お人形屋さんが、作られた盆棚の飾り方を画像スライドショーで、飾り付け前と飾り付け後、飾り付けの要所要所が撮影されています。
さまざまな祭壇の飾り方や盆提灯の飾り方が見られるので、こんな感じにしたいという祭壇が見つかりそうな必見の動画です。(お人形屋さんありがとうございます)
新盆や初盆の盆棚とそれ以降の盆飾りの違い
先に触れた新盆や初盆で使うのは白木で作られたものが多く、提灯に至っては初盆や新盆限りで使うのは白紋天といわれる白提灯です。
白提灯は、玄関やベランダの軒先に吊しますが、軒先が無く無理な場合は、仏壇脇や玄関の内側に吊すことでも良しとされています。
火を灯す期間は、盆の入りには夕方に迎え火とともに点灯し夜明けには消灯しますが、もちろん常時点灯していても構いません。
危険の無いよう最近は、LED電池灯のローソクがありますので白提灯の中はアルカリ電池で灯せるローソク電池灯が便利です。
ただし、意外とアルカリ電池の消費は早く、物にもよりますが1本のローソクを連続点灯するのは約20時間ですのでお盆期間中点灯している場合、毎日電池交換が必要になります。
私も使用してみたのですが、2日目でローソク灯が、ポッポッポッポッという感じで点滅し始めたので、ローソク灯が壊れているか接触が悪いのかと思ったほどで慌てました。
常時点灯しておく方は、予備の乾電池のご準備もお忘れのないようにしてくださいね。
白提灯を飾る理由や意味はコチラ
>>お盆提灯と白提灯の違い!
詳しいお盆飾りの一つ一つはコチラ
>>初盆の祭壇に飾るお盆飾りの意味と詳細
初盆の法要費用と進行表はコチラ
>>新盆や初盆の法要準備と費用!
まとめ
新盆の祭壇の飾り方のベースとなる盆棚にも白木が使われるのが新たに仏様となった故人を弔うためのものとなります。
新盆・初盆でも、それ以降でも盆棚をはじめとする盆飾りの仕様に違いはありません。
来年もご先祖様をお迎えすることになりますので、今のライフスタイルに合った、祭壇や盆飾りを準備して毎年丁寧におもてなしをして喜んで貰えるといいですね。
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