主婦湿疹が気になり皮膚科を受診すると、処方されたのはステロイド剤。
別の病院に行ってみても「まずはステロイドでしっかり治しましょう」と言われるのみでした。
塗っている間は炎症は抑えられますが、塗らなくなると再発し、さらに強いステロイド剤の薬を塗り・・・と続いていました。
このままでいいのか不安になり、自己流のケアもしてみましたが、一向に良くなりません。
そんな時、義母の紹介で漢方の先生を紹介してもらいました。
すると、たった1週間で主婦湿疹が少しずつ改善し、治ってきたのです!
そのキーワードは“体質改善”でした。
改善していく過程とビフォーアフターの画像を掲載しましたので是非、参考にしてください。
主婦湿疹はステロイドで治らない
手荒れが気になると、まず病院に行くのは「皮膚科」ですよね。
手湿疹が気になり皮膚科に通い始めた頃の手はこういう状態でした。
皮膚科での主婦湿疹に対する治療方針は以下の通りでした。
②保湿剤で保護する
③炎症が強い場合は、ステロイド外用薬で炎症を抑える
原因は「水仕事」と考えるので、避けたいところですが、そうはいきません。
そのため、ゴム手袋の着用をおすすめされました。
まれに、ゴムに反応してしまう人もいるため、布手袋をしてからゴム手袋をはめるのが一番良いそうです。
(ただ、家事はやりづらかった・・・)
保湿剤はワセリンをもらいました。
少しべたべたするので、日常生活では使いづらいかもしれません。
そして、問題の「ステロイド」。
炎症がひどいので、まずはステロイドで炎症を抑えて、そこから主婦湿疹の発生を抑える、という考えでした。
一番ひどい時は、ロコイド(写真上)を塗り、2・3日したらロコイドをプロペトで薄めたもの(写真下)を塗るよう言われました。
ロコイドを塗っていると、2・3日で炎症がすっとおさまりました。
怖いくらいです!
次にプロペトで薄めたものを塗り、少しよくなったらワセリンを塗っていました。
しかし1週間ほどするとまた炎症が始まります。
ステロイドを塗るとまた少し良くなり・・・、その繰り返しでした。
怖いのはここからです。
最初はロコイドを塗ってすぐに炎症が収まったのに、今度はロコイドを塗ってもあまり効果がありません・・・。
皮膚科に再受診すると「もう少し強いステロイドを出しておきましょうか」と言われました。
そこで気づいたのです。
ステロイドを塗っていないといけない肌になってしまうのでは?と疑問に思いました。
調べてみると、「ステロイドで主婦湿疹は治らない」ということがわかりました。
ステロイドはあくまで炎症を抑える薬であり、根本から治す薬ではないからです。
主婦湿疹でステロイドを使わないためにしたこと
ステロイドを使い続ける怖さを知った私は、「脱・ステロイド」を目指しました。
実際には、
・夜寝るときにはハンドクリームをしっかり塗り、綿手袋で保護する
・日中でも保湿は心掛ける
調べた結果、カレンデュラのクリームが一番肌に合っていたので、頻繁に保湿するようにしました。
ただ、カレンデュラのクリームはオイルが入っているので、塗ってすぐ触ったものがベタベタするので大変でした・・・。
それでも、炎症は収まらなかったので、たまにステロイドを塗ってしまっていました・・・
塗り続けないようにして、1日塗ったら3日はお休みするように心がけました。
主婦湿疹は体質改善で完治する方向に!
ステロイドを使わないようにしても、良くならない手湿疹。
人前で手を出すことが恥ずかしくなり、自分の手が嫌いになっていきました。
そんな時、義母からある漢方の先生を紹介されました。
知り合いの娘さんがアトピーを持っていて、小さい時からお世話になっている病院だそうで、主婦湿疹も相談できるのでは?とのことでした。
皮膚科に行くとステロイドで治しましょう、と言われるため病院を避けていましたが、誰かに相談したい!と思っていたので、すぐに受診しました。
漢方の先生からの診断は以下の通りでした。
・アレルギー体質になっているため、異常に反応して炎症を起こす
・体質改善が必要
・そのうえで、手に触れる洗剤類を無添加のものに変える
・漢方薬の処方はその後
漢方薬の処方を期待して行ったのですが、私の場合はもらえませんでした・・・
その前に「体質改善が必要」とのことでした。
自分の内側を見てもらえて不思議な気分になりました。
小麦、乳製品、間食はできる限り控えました。
(すぐにゼロにするのは難しかったので・・・)
洗剤類はすぐに変えました。
すると1週間ほどで、手の荒れが少しおさまってきたのです・・・!
信じられませんでした!!
こんなにも主婦湿疹(手湿疹)が改善してきたのです!
漢方の考え方は「予測医学」、体の状態を見て予測するというものです。
そのため、漢方の処方は一人ひとり異なります。
私は漢方薬がすぐに処方されませんでしたが、漢方の飲み薬や塗り薬を処方する人もいるそうです。
ぜひ一度、漢方の先生に相談されてください。
あなたの内側から原因を探ってくれるはずです。
手湿疹・主婦湿疹のために食事で体質改善を試みた経過はこちらにまとめています。
まとめ
ステロイドは炎症を抑える薬であって、根本を治す薬ではない、ということに気づくまで時間がかかってしまいました。
今までは保湿など外側からのケアばかり考えていましたが、漢方の先生に相談して、原因は内側にあるのだと実感しました。
「こうして治ることもあるんだな」「私も相談してみよう」と思う方が一人でも増えると嬉しいです。
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