毎日に家事・水仕事で手荒れが気になりませんか?
主婦の方に多いことから”主婦湿疹”と呼ばれるそうです。
実は私もその一人。
数年悩んでいましたが、ここ1年は特にひどくて、お皿洗いはもちろん、お風呂に入るのも痛い日々が続きました。
皮膚科には5年前に2.3カ月通い、最近も2.3カ月通いましたが、あまり改善は見られませんでした。
しかし最近、この症状を少しずつ改善できてきたのです!
その方法をご紹介します。同じ悩みの方ぜひ読んでみてください!
手湿疹とアトピーの違い!主婦湿疹とは
まず、“主婦湿疹”(正式名称=”手湿疹”)ついて、その特徴をご説明します。
“アトピー”(正式名称=“アトピー性皮膚炎”)はよく聞きますよね。
その違いも知っておきましょう。
●主婦湿疹の特徴
・あかぎれや赤いぶつぶつが出来ている
・ひどい痒みを伴う
・お湯や水を使うと悪化しやすい
・乾燥した空間や、冬にできやすい
・主に“手”に湿疹が出る
・原因は水仕事の繰り返しにより皮膚の保護が弱くなるためだと考えられる
これらの手荒れは、水仕事の多い調理士や美容師、主婦の方に多く発症していることから“主婦湿疹”と呼ばれるようになりました。
●アトピーの特徴
・とにかく「痒い」
・寝る前や汗をかいた時、緊張した時などに痒みが出る
・掻きむしったり、日常的に掻くことで症状が悪化する
・顔や首、肘や膝のくぼみに発疹が表れやすい。ひどくなると全身に
・原因は皮膚のバリア機能が低下した状態で様々なアレルゲンが侵入することだと考えられる
(個人差が大きい)
ひどい痒みを伴うことは共通しています。ただ、その痒みが出る場所に違いがありますね。
主婦湿疹は手先に発症しますが、アトピーは体の様々な部分に出ます。
つまり、「アトピー性皮膚炎の1つに手湿疹がある」というイメージです。
また、どちらも皮膚の状態が弱くなっているときに発生しやすくなります。
特にアトピーはダニ・ほこりや食べ物など何かしらのアレルゲンが原因となることに特徴があります。
主婦湿疹で皮がむけるまで
手がカサカサと乾燥することはよくあります。
私も昔はそうでした。
そこから、主婦湿疹になり、皮がむけるようになってしまいました。
どのようにして皮がむけるまでに至ったのでしょうか?
以下のように考えられます。
→手の表面にある肌に必要不可欠な皮脂が流れてしまう
→皮膚の保護が弱い状態で、洗剤や薬剤に触れてしまう
このサイクルが繰り返されることで主婦湿疹になります。
私の場合は、数本の指が少しカサカサしている状態が長く続いていました。
悪化すると、ぶつぶつができ、さらに悪化すると手のひらの皮がむけるようになりました。
その範囲がだんだんと広がり悪化が進んでいました。
主婦湿疹で皮膚科で処方された薬
手湿疹だと診断されるのは容易ですが、なかなか完治せず、治療期間が長いのが特徴です。
手を使わない日はなく、家事をお休みすることは難しいので、皮膚の保護が弱い状態が続くからです。
処方薬としては、ステロイドの塗り薬をもらうことが多いのですが、その処方は効かない場合もあります。
正確にいうと「最初は効果があったとしても、だんだん効きづらくなる」ということです。
ステロイド外用薬は、皮膚の炎症を抑える効果があります。
一方で、慢性的に使うと皮膚が薄くなったり、細菌感染しやすくなる場合もあります。
手湿疹を根本的に治す効果はなく、ステロイドを多く含む薬へランクアップしていくしかなくなります。
私の場も、ステロイド外用薬の処方でした。
程度に応じてステロイドの強さが異なるようです。
受診した時はひどかったので、まずしっかりと治そうということで強めのお薬をもらいました。
その後、良くなったら弱めのお薬に変えていく、とのことでした。
ステロイドの強さでいうと
(一番上)ロコイド軟膏 : ミディアム
(真ん中)ベタメタゾン : ストロング
(一番下)ロコイド+プロペト : ミディアムより弱い
となっています。
一番下のものはステロイド剤のロコイドに、保湿剤であるプロペト(=ワセリン)を混ぜたものなので、さらに弱くなっていると考えるそうです。
ステロイドから脱したくて体質改善に踏み切った私は、食生活や洗剤を変え随分改善されました。
その模様はこちらにまとめてあります。
まとめ
皮膚科に通っていたころにはあまり改善されなかった主婦湿疹。
アトピーとの違いや、主婦湿疹の原因を知ると、完治が難しいことがわかります。
ステロイド剤はたしかに症状は安定するのですが、根本的な治療にはならないのが難点ですね。
手荒れに悩まれていたら、アトピーなのか主婦湿疹なのか、少し気にしてあげてくださいね。
皮膚科へ受診する前に、主婦湿疹の特徴やステロイド剤の脅威を知っておくことをお勧めします。
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