当サイト内に広告を含む場合があります。

部屋干しの除湿は何度が正解?エアコンの温度設定と早く乾かすコツ

雨の日の部屋干し洗濯物を早く乾かすイメージ図
洗濯物を部屋干しするとき、エアコンの除湿やドライは何度に設定すればいいのか迷いますよね。

目安としては、梅雨や夏場なら除湿または冷房で25〜27℃前後、冬や肌寒い日は暖房で20〜22℃前後にして、扇風機やサーキュレーターで風を当てると乾きやすくなります。

ただし、エアコンの除湿には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」があり、機種によって温度設定できない場合もあります。

この記事では、部屋干しでエアコン除湿を使うときの温度の考え方、冷房・除湿・暖房の使い分け、洗濯物を早く乾かすための風の当て方までわかりやすく紹介します。

スポンサーリンク

部屋干しをエアコンのドライなら温度は何度?

部屋干しのときのエアコンのドライや冷房についての設定温度をいろいろ資料を調べてみましたところ、一番多いのはこういう例です。

・エアコンのモードは「除湿」(機種によっては「ドライ」と表記)
・設定温度は「20℃」
・扇風機を併用すると なお良し

はい!

これで快適に部屋干し出来ます!、よかったですね!

・・・では終わらないのが悩ましいところなんです。

エアコンの除湿は部屋干しに効果的?

ただ「除湿より冷房のほうがよく乾く」と書かれているものもあります。

それに、そもそも除湿で温度設定できない機種もありますよね。

温度設定も20℃って、結構低い温度です。

梅雨時のちょっと肌寒い時期に冷え性の私は、20度の除湿の温度設定だと寒く感じてしまいます。

「冷房」と「除湿」の違い

実は、「冷房」も「除湿」も「空気を冷やして湿度を下げる」という点では変わりがありません。

優先しているのが「室温」か「湿度」かと言う違いだけです。

そして大抵の場合、「除湿」よりも「冷房」の方が空気は乾くのです。

一見「除湿の方が湿度を優先している」ように思いますがココがミソなんです。

エアコンの中で起きていることを簡単に説明すると・・・

空気を冷やすと、空気中に含まれている水が結露して出てきます。

温度が下がると、空気がたくわえられる水分が減るのですね。

結露した水はエアコンの室外機から屋外へ捨てられます。

残された空気は冷えている上に乾いています。

これを室内に戻してやっているのです。

この仕組みそのものは「冷房」も「除湿」も同じなんですよ。

「あれ、でも、ウチのエアコンは除湿のとき温度があんまり下がらないよ」という方もいるでしょう。

実は、室温を下げないタイプの「除湿」もあるんです。

これは『再熱除湿』と呼ばれています。

字面からなんとなくわかるように、いったん冷えた空気を暖め直して室内に戻しているのですね。

先程の冷えた空気をそのまま戻すタイプは『弱冷房除湿』と呼ばれています。

これも読んで字のごとく、このタイプの「除湿」は弱い冷房をかけている状態なのです。

こういった除湿方式の違いが、部屋干しのときに大きな差となります。

それを説明する前に「なんで冷やしたものをわざわざ温め直す必要があるの」と言う疑問に答えておきましょう。

梅雨時など、ジメジメしていてなおかつ肌寒いと言うときは、室温を下げてしまう『弱冷房除湿』よりも、室温を保つ『再熱除湿』の方が向いているのです。

そして、部屋干しにも。

部屋干しに向いているの『再熱除湿』か『弱冷房除湿』か?

比較項目 冷房 弱冷房除湿 再熱除湿
除湿力の目安 高い やや低い 高い
室温への影響 下がる 少し下がる ほぼ変わらない
部屋干しとの相性
梅雨時の快適性
電気代の目安
こんな人におすすめ 真夏に素早く乾かしたい 電気代を抑えたい 室温を下げずに乾かしたい
部屋干しでは「温度が高く、湿度が低い状態」が乾きやすいため、室温を下げにくい再熱除湿が有利な傾向があります。
除湿方式はメーカーや機種によって異なります。同じ「除湿(ドライ)」表示でも、弱冷房除湿と再熱除湿では動作が異なるため、詳しくは取扱説明書をご確認ください。

先ほど「気温が下がると空気にたくわえられる水分は減る」と書きました。

冬の空気が乾燥しているのはこのせいです。

そして、こういう冷えた空気は、それ以上水分を吸収できません。

冬の洗濯物が乾きにくいのはお日さまサンサン効果の他にこういう理由があるのですね。

でも、お日さまに照らされる効果のほうが大きいとは思いますけどね。

部屋干しの場合も、「温度が高くて湿度が低い」状態がもっとも良く乾きます。

なので、温度を下げずに除湿をする『再熱除湿』が部屋干しに向いていると言えそうです。

逆に『弱冷房除湿』は、「弱い冷房をかけている状態」なので、通常の冷房よりもむしろ乾きにくい傾向があります。

ある資料では、同じ温度設定にした場合、もっとも除湿力が高いのが「冷房」。

次が『再熱除湿』、『弱冷房除湿』はもっとも除湿力が弱い、と言う測定結果が出ています。

ただ、この場合も機種によって考え方が違うでしょうし、あくまで一例ととらえるべきでしょう。

なお、これらのことから、冬に部屋干しをする時は大いに暖房をかけるべきだ、ということも分かります。

加湿器を使ったり、ストーブの上にヤカンを乗せたりしていなければ、ですけど…。

除湿方式にどちらを採用しているかはエアコンの機種によって様々です。

一般的には上位機種に『再熱除湿』が、普及機に『弱冷房除湿』が採用されていることが多いようです。

機種によっては両方の方式を備えていて、手動で切り替えられたり、あるいは室温に応じて自動で切り替えたりします。

自分の家のエアコンがどちらなのかは、取り扱い説明書やメーカーのwebページを調べれば分かる場合もありますが、はっきりと記されていない場合もありますので、なかなか悩ましいところです。

ただ、「冷房」で空気が乾くと言っても、「冷やすことで除湿」をしているわけですから、室温を下げる設定にしないと充分な除湿機能が働きません。

先の「気温が下がると空気にたくわえられる水分は減る」=「気温が下がると乾きにくくなる」との板ばさみで、どの温度設定が最もよく乾くかは実際に試してみないとわかりません。

なお、最近の高級機種では「湿度を設定」できる機種もあるそうです。

この場合は「温度を高くして湿度を低く」してやれば早く乾きそうですね。

ただし、電気代はむちゃくちゃかかりそうですが。

電気代の話が出たので言っておきます・・・

エアコンの除湿温度設定の電気代比較

同じ温度設定の場合で、最も電気代が安いのが『弱冷房除湿』で、逆に最も高いのが『再熱除湿』「冷房」はその中間と言われています。

さらに、最近の機種では、部屋干しに特化した「ランドリーモード」や「衣類乾燥モード」などを備えている機種もあり、なかなか状況は混沌としています。

なお、これらのモードは極端な低温や極端に乾いた空気になるため「人がいない状態でお使いください」と注意書きがされているようです。

ところで、我が家のおんぼろエアコンは「除湿」モードで「温度設定ができない」ので「冷房」一択になりますね。

エアコンの冷房と除湿(弱冷房除湿と再熱除湿)どれくらいの電気代の差があるのかはこちらにまとめています。

▼関連記事▼
ドライの温度設定と温度設定できないタイプのからくりと電気代比較!

追記:最近エアコンを買い換えたので除湿モード(ドライ)で温度設定ができるようになりました。

扇風機か除湿機か

ところで、最近は除湿機もだいぶ普及しています。

エアコンと除湿機、もしくは扇風機との組み合わせを考えている方もいるでしょう。

扇風機については「併用したほうが良い」と言えます。

シンプルに風を作るだけの機能ですし、電気代もあまりかからないので、併用する事による害は事実上ありません。

エアコンで整えた空気を洗濯物にまんべんなく当てる効果や、逆に洗濯物から出てきた湿った空気を追い出す効果など、メリットは多いです。

とは言え、扇風機の効果は劇的と言うほどではないです。

エアコンだけで二時間半ちょっとで乾くとしたら、扇風機の併用で二時間ちょうどくらいになる程度のようです。

この数十分の差をどう評価するかは人さまざまですが、損はしはないわけですし、積極的に併用していいのではないでしょうか。

対して、除湿機は、ちょっと考えた上で使用したほうが良いようです。

電気代を気にしなければ、エアコンと除湿機を組み合わせたほうが洗濯物はよく乾きます。

特に、除湿機は洗濯物を下から乾かすような位置に置くと効果的です。

水分は下に向かって降りて行くからです。

これは据え付け型のエアコンにはちょっとできない芸当です。

ただ、電気代のことを考えると、除湿機よりも扇風機との併用のほうが現実的という気がします。

除湿機は、エアコンと同じくらい電気代がかかるからです。

むしろ、エアコンを使うほどではない気候のときに、「除湿機を単独で使う」と言うのが良いのではないでしょうか。

そして、そもそも湿度が問題なのですから、湿度計で測ってみれば最適な設定を見つけやすいのではないか、とも言えます。

ただ、ここでも気温との兼ね合いを考えなければなりません。

同じ湿度なら気温が高いほうがよく乾くのでしたね。

快適な湿度は40%~60%とされています。

40%以下だとウイルスやバクテリアが活発になり、60%以上だとダニやカビの繁殖が活発になります。

なので50%が目安ということになりますね。

最適な設定を探るためには湿度計は良い目安になるでしょう。

温度計も併用すればなお良いですね。

ここまでのお話で、参考にした資料を2つほど皆さんと共有しておきましよう。

PDF形式なのでパソコンによってはうまく見られない場合がありますが、ここ数年の物ならまず問題ないはずです。

東京電力【調査結果ならびに「冷房」と「除湿」の違いと、上手な使い方

前半は、エアコン利用者の使用状況で、今回の話とはあまり関係ありませんが、4ページ目には、「除湿」と「冷房」の違いが、5ページ目には実際に測定した「冷房」と「除湿」の動作の違いなどが示されています。

あれやこれやで、「部屋干しに最適なエアコン設定」は機種によって異なり、「自分で試してみないとわからない」と言う、つれない答えになりそうです。

ですが、それでも、確実に言えることが2つあります。

スポンサーリンク

部屋干しで早く乾かすにはエアコンと扇風機の併用

部屋干しで早く乾かすエアコン設定のその2つとは

「エアコンを使ったほうがよく乾く」
「扇風機を併用するとなお良い」

この2点はどの資料を見ても揺るぎない事実として記されています。

乾きやすさにどのくらい差があるか調べてみると、こう記されている資料が見つかりました。

自然乾燥の場合、8時間たっても完全に乾かないものが
エアコン使用で、約2時間半ちょっとで乾き
扇風機の併用で、約2時間で乾く

自然乾燥よりも、エアコンと扇風機のほうが4倍以上も早く乾くんですね。

こちらの資料も共有しておきましょう。これもPDF形式です。

家電を使った場合の洗濯物乾燥の時間とコスト – 東京電力

使用したエアコンや除湿機の機種や設定も記されており、かなり信頼できる資料だと思います。

電気代についても、扇風機を一緒に使用した場合が、コンプレッサー式の除湿機使用に次いで安くつくという結果がでています。

また、生活する環境との兼ね合いを考慮すると、

「梅雨時は『再熱除湿』で湿度だけ下げる」
「真夏は「冷房」で気温と湿度の両方を下げる」
「冬は暖房で気温を上げる」

と言った適した設定の「傾向」があります。

『弱冷房除湿』のエアコンでは梅雨時がちょっと寒そうです。

ですが、自然乾燥よりは良く乾くのですから、適したエアコン設定を探ってみる価値は充分あります。

あるいは、温度があまり下がらない除湿機を使うと言う選択もあるでしょう。

申し添えておきますと、早めに乾かす事で、生乾きのときの不快な匂いを抑えることができます。

乾かすのに5時間以上かかると、匂いを出す菌が増殖してしまうのです。

まとめ

部屋干しでエアコンを使うときは、季節や室温に合わせて除湿・冷房・暖房を使い分けるのがポイントです。

梅雨や夏場は除湿または冷房で25〜27℃前後、冬や肌寒い日は暖房で20〜22℃前後を目安にすると、洗濯物が乾きやすくなります。

ただし、エアコンの除湿方式が弱冷房除湿か再熱除湿かによって、室温の下がり方や乾きやすさは変わります。

迷ったときは、まず湿度50〜60%を目安にしながら、扇風機やサーキュレーターで洗濯物の下から風を当ててみましょう。

エアコンだけで乾きにくい場合でも、風を併用することで乾燥時間を短くしやすく、生乾き臭の予防にもつながります。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました