赤ちゃんのイベントのなかでも、お食い初め(百日祝い)には力を入れたいと考えますよね?
意味のある食材を使ってお食い初めの準備をしましょう。
お食い初めには使う食器にも意味があり、男の子と女の子でも違います。
お食い初めはの料理は品数も多く食べる順番も正式には決まっているそうです。
何かととチェックしておかなくてはいけない項目も多く、準備に時間がかかってしまいそうですがここではお食い初めについて簡単に分かるようまとめてみました。
お食い初めの意味がある食材を紹介
お食い初めの献立は意味のある食材を使った、一汁三菜が基本となっています。
なぜ一汁三菜かというと、これから赤ちゃんが生きていくために必要な食材である穀物・海の幸・山の幸・飲み物・塩を与えるという意味が込められているからなんです。
一つずつ見ていきましょう。
お食い初めの食材と意味
1.ご飯(赤飯)
赤は魔除けや厄払いの力があるとされる色から、病気や災難にあわず、健やかに成長しますようにと願いが込められている。
2.椀物(はまぐりのお吸い物)
はまぐりの汁物は、良縁を意味し、2枚貝のようにぴったり合う伴侶に出会えますようにと願いが込められている。
また、お吸い物には「吸う」力が強くなるようにとの意味も。
3.主菜(祝い鯛)
よく聞く「めでたい」という縁起物。
魔除けの赤に身は白いことから紅白のめでたい色合わせを表し、祝い事に欠かせない食材。
4.副菜(煮物)
具材それぞれに意味があり、地域柄もでやすい。
レンコンは先行きの明るい将来を願ったり、里芋は子宝に恵まれますように、筍はまっすぐすくすく育ちますようにを願いが込められている。
筑前煮を作る家庭も多い。
5.副菜(タコや紅白なます)
タコは多幸といわれ、手が八方へ伸びることから運勢も八方へ広がる縁起のよい食材。
また、このほかに必要なアイテムとして、「歯固め石」も小皿に乗せて用意しておきましょう。
この歯固め石には、丈夫な歯でしっかり食べ物を噛み、丈夫に育ちますようにと願いが込められています。
歯固め石が手に入らなかった場合は、梅干しで代用することもできますよ。
地域によってはその土地の特産物を使っていたり、旬の物を取り入れたりとアレンジも可能です。
お食い初めには縁起のいい食材をぜひ取り入れて、祝い膳を用意してあげましょう。
お食い初めの食器や箸にも意味がある
食い初めには食器やお箸にも意味がありますよ。
お食い初めに使用するお椀は漆器や素焼きのものを使用し、男の子は全て朱塗り、女の子は外側が黒塗り・内側が朱塗りのもが基本となっています。
女の子の方が全て朱色なのでは?と思いがちですが、実は平安時代から続くこの儀式。
当時は黒より赤の方が位が高かったことから、このようにお食い初めの器の色にも違いがあったようです。
また、お箸は柳の白木を選びましょう。
お宮参りのときに神社からいただけることもあります。
箸の形として、長さは末広がりの八寸(約24㎝)で、両端が細くなるように削られた丸箸となっています。
この八という字は末広がりの形をしていることから、幸運の数字といわれており、祝い箸は縁起をかつぐためにもこの長さで作られているのです。
お食い初めの食べる順番は正式にはこう
お食い初めの食べる順番ですが正式な進め方は、地域によってもそれぞれ違うようです。
一般的な順番は
おかずの部分は鯛や煮物、香の物、歯固め石とローテーションさせます。
その地域の伝統によっては、いろんなやり方があるので、ご自身のお父さんやお母さん、祖母などに話を聞いてみてもいいかもしれません。
お食い初めの食べる順番に気を取られてすぎないように、正式といってもあくまでも迷ったときに思い出すくらいで大丈夫!
お食い初めのときには赤ちゃんのご機嫌とりにも追われてしまうと思いますが、赤ちゃんへの声かけも忘れないであげてくださいね。
「一生、食べ物に困りませんように」や「丈夫な歯が生えますように」など願いを込めてお祝いしましょう。
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まとめ
お食い初めには意味が食材にも願いが込められていました。
私もお食い初めで使う食器にまで意味があると知って赤ちゃんの行事といえども奥が深いと印象深かったイベントのひとつでした。
お食い初めでは料理の食べる順番も正式に決まっているといっても、その地域によって伝わる伝統も異なります。
その伝統にふれながらも、食べる順番や使う食器、食材などアレンジしてみましょう。
赤ちゃんのお食い初めは思い出のイベントになること間違いなしですよ!
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