
お食い初めといえば、はまぐりのお吸い物。
そう聞いて準備を進めていたのに、「お店に売っていない」「用意できない」と困ってしまう方も多いのではないでしょうか。
お食い初めは、生後100日を迎えた赤ちゃんが、これから一生食べ物に困らないよう願いを込めて、食べ物を「食べるマネ」させる大切な儀式です。
この時期は、乳歯が生え始める頃でもあり、赤ちゃんの成長を祝う意味も込められています。
そんなお食い初めで、はまぐりのお吸い物が用意されるのにはきちんとした理由があります。
また、はまぐりはお食い初めだけでなく、桃の節句やお祝いの席にも登場する縁起の良い食材です。
この記事では、
・お食い初めではまぐりのお吸い物が使われる意味
・赤ちゃんに実際に食べさせてもいいのか
・はまぐりが用意できないときの代用品
について、分かりやすく解説します。
お食い初めのはまぐりが無いときどうする?代用品とその意味
お食い初めでは、はまぐりのお吸い物が定番ですが、用意できない場合はアサリやシジミなどで代用しても問題ありません。
大切なのは、食材を完璧にそろえることよりも、赤ちゃんの健やかな成長を願う気持ちです。
「はまぐりが手に入らない」「準備が間に合わない」と困る方も少なくありません。
はまぐりが用意できない場合は、次のような食材で代用されることもあります。
- アサリ
- シジミ
- 鯛のお吸い物
- 地域によっては別の汁物を用意する家庭も
お食い初めで大切なのは、形式を完璧にそろえることよりも、赤ちゃんの健やかな成長を願う気持ちです。
はまぐりは春が旬の食材のため、時期によってはスーパーで見つからないこともあります。
まずは、なぜお食い初めではまぐりのお吸い物が用意されるのか、その意味から見ていきましょう。
はまぐりは、貝殻を半分に分けると、元の対になった貝殻としかぴったり合わない特徴があります。
そのことから、
「将来、良いパートナーと巡り合えますように」
「一生一人の人と添い遂げられますように」
といった良縁を願う意味が込められています。
また、お吸い物には昔から
「吸う力が強くなりますように」
という願いも込められており、赤ちゃんの健やかな成長を祈る縁起物とされてきました。
ちなみに、はまぐりをはじめとする二枚貝は、古くから女性を象徴する存在とも言われています。
そのため、女の子の成長を祝う桃の節句(ひな祭り)でも、はまぐりのお吸い物が欠かせない料理として親しまれています。
このように、はまぐりのお吸い物には、子どもの成長や幸せを願う親の気持ちが込められているのです。
はまぐりのお吸い物が簡単に作れるレシピ
お食い初めには欠かせない「はまぐりのお吸い物」。実は工程も少なく、コツさえ掴めば誰でも失敗なく作れます。
※はまぐりが手に入らない場合は、あさり・しじみなどの二枚貝や、鯛のお吸い物で代用する家庭もあります。
【材料(2人分)】
- はまぐり(砂出し済みが便利):4〜6個
- 水:400ml(2カップ)
- だし昆布:5〜10cm(1枚)
- 酒:大さじ1
- 塩:小さじ1/3〜1/2
- 薄口醤油:少々(色を綺麗に仕上げるため)
- 三つ葉・手まり麩:各少々(彩りに)
【作り方】
- 下準備:はまぐりは3%の塩水に3時間以上つけて砂出しをし、殻同士をこすり合わせて汚れを落とす。
- 煮出す:鍋に水、だし昆布、はまぐりを入れて弱火〜中火にかける。
- 昆布を取り出す:沸騰直前に昆布を取り出し、アクを丁寧にすくい取る。
- 味を調える:貝の口が開いたら酒を加え、塩と薄口醤油で味を調える。
- 仕上げ:器に盛り付け、結び三つ葉や手まり麩を添えれば完成。
美味しく作るコツ
貝類は強火で一気に煮ると身が硬くなり、出汁も濁りやすくなります。「弱火〜中火でゆっくり」温度を上げることで、貝の旨味がしっかり引き出されますよ。
お食い初めでは赤ちゃんに本当に食べさせるの?
お食い初めは、一生食べ物に困らないように!という願いを込めて行う儀式です。
そのため、はまぐりのお吸い物を赤ちゃんに実際に食べさせる必要はなく、食べるマネをさせるだけで十分なんですね。
まだ生後100日ほどの赤ちゃんに、母乳やミルク以外のものを食べさせるのは、内臓に負担がかかったり、アレルギーを引き起こす原因になることもあります。
ただし、昔は「ひとつぶなめ」といって、食べられるようであればご飯粒をひとつぶだけ口に入れる地域もあったようです。
では、はまぐりのお吸い物ならどうでしょうか。
はまぐりには良縁を願う意味があり、お吸い物は「吸う力が強くなる」といった縁起も担がれています。
汁物なら赤ちゃんも飲めるのでは?と思う方も多いかもしれませんが、はまぐりのお吸い物は赤ちゃんにとって塩分が濃すぎる場合があります。
そのため、無理に飲ませると内臓に負担がかかる可能性もあるんですね。
どうしても口にさせたい場合は、はまぐりのお吸い物を湯冷ましでかなり薄めてからにしましょう。
とはいえ、基本的には飲ませるマネをする程度で、唇にチョンチョンとつけるくらいで十分ですよ。
お食い初めではまぐりがないときの代用品は?
お食い初めの時期になると、「はまぐりが売っていない…」と困ってしまうこと、ありますよね。
お食い初めでは、はまぐりのお吸い物が基本の汁物とされていますが、季節や地域によっては手に入らないことも珍しくありません。
そんな時は、アサリやシジミなどの二枚貝で代用しても問題ありません。
もちろん理想を言えばはまぐりですが、お食い初めでいちばん大切なのは、形式を完璧にそろえることではなく、赤ちゃんの成長をお祝いし、これからの健やかな成長を願う気持ちです。
お食い初めには、食べさせる順番など細かな決まりごともありますが、実際には途中で赤ちゃんの機嫌が悪くなってしまうことも多いもの。
そんな時は無理に進めず、赤ちゃんのペースやご機嫌を優先してあげてくださいね。
はまぐりが用意できない場合は、アサリやシジミで代用したり、正式な漆塗りの食器ではなく離乳食用の食器を使ったりと、各家庭で工夫しながら行っている方がほとんどです。
お食い初めは、生後100日を迎えた赤ちゃんの成長を祝うと同時に、家族や親戚と一緒に過ごすこと自体に意味があります。
生後100日といえば、ママにとっても産後100日。
まだ身体が本調子でない時期でもありますので、どうか無理をせず、できる範囲でお祝いしてあげてくださいね。
お食い初めの準備や料理の意味については、こちらの記事も参考になります。
▶お食い初め料理の意味と食材や食器!食べる順番や正式な方法とは?
まとめ
お食い初めでは、はまぐりのお吸い物には
・良縁に恵まれること
・吸う力が強くなること
という、赤ちゃんの成長を願う意味が込められています。
ただし、お食い初めは実際に食べさせる儀式ではなく、あくまで「食べるマネ」をする行事なので、赤ちゃんに無理をさせる必要はありません。
また、はまぐりが用意できない場合でも、アサリやシジミなどの二枚貝で代用して問題ありません。
大切なのは食材を完璧にそろえることではなく、赤ちゃんの健やかな成長を願う気持ちです。
昔は形式を重んじる儀式でしたが、現在では各家庭の事情に合わせて、無理のない形で行う方が増えています。
生後100日は、赤ちゃんだけでなくママにとっても大切な節目。
家族や親戚と一緒に、できる範囲で準備をしながら、思い出に残るお食い初めを楽しんでくださいね。


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