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香典返しの挨拶状はいつまで?手書きの例文|無宗教でも使える文面

銀の水引きに掛け紙がされた緑色の包装がされた香典返し

親しい人が亡くなり、通夜や葬儀の準備で慌ただしい毎日の中、お悔やみいただいた方へのお礼をどうしたらいいのか悩みますよね。

特に無宗教で葬儀を行う家庭では、香典返しをする際に独特の課題が生じます

デパートなどで用意されている香典返しの挨拶状(お礼状)は、仏教の「四十九日法要」という定型文が含まれていることがほとんどで、そのまま使えないことが多いからです。

さらに、手書きで挨拶状を作成しようと思っても、「無宗教の場合、どんな言葉を使えばいいのか」「法要がないのにどう報告すれば失礼がないのか」と迷う方がとても多いですよね。

ここでは香典返しのお礼はいつまでにどれくらいするのか、手書きで挨拶状を書く際の注意点、そして無宗教の場合の具体的な例文をご紹介します。

相手方に誠意が伝わり、後々の関係もスムーズになる、失礼のない香典返しの準備方法を一緒に確認してみましょう。

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香典返しのお礼はいつまでにどれくらいするのか

香典返しは仏式の場合、四十九日の「忌明け(いあけ)」の法要後、1ヶ月以内に贈るのが一般的なマナーです。

忌明けは故人が亡くなってから49日目を指すため、目安としては「亡くなってから50日目〜80日目くらいの間」にお礼が届くように手配すれば良いとされています。

ここで迷うのが、無宗教や「法要なし」の場合のタイミングですよね。

無宗教の場合は仏式のような一斉の法要がないため、いつを「区切り」とするか決まりがありません。

そのため、以下のようなタイミングで贈る方が多いですよ。

  • 世間一般の法事の時期(四十九日)に合わせる(亡くなってから約50日後)
  • 「亡くなって1ヶ月」など、通夜や葬儀の準備が一段落し、ご遺族の心の準備が整った時期

あまりに遅すぎると、相手方に「何のお礼だろう?」と余計な気を遣わせてしまうため、特別な理由がなければ、仏式のスケジュールを参考に「亡くなってから2ヶ月以内」を目安にするのが一番スムーズです。

香典返しの金額の目安は「いただいた香典の3分の1から半分程度」が一般的で、これを「半返し(はんがえし)」と呼びます。

半返しとは、いただいた金額の半分程度を品物で返す習慣のことで、残りの半分は「故人への供養と今後のご厚情への感謝」という形で心の中に留めておく、という考え方です。

香典の金額は人によって異なるので、3,000円・5,000円・10,000円といった金額ごとに3パターンほどお礼の品をあらかじめ考えておくと、慌てずに済みますよ。

なお、香典返しは単なる金銭的な返礼ではなく、丁寧な挨拶状を添えることで、その想いが相手に伝わります。

特に無宗教の場合は、仏教の定型文が使えないため、故人への感謝と、法要がない旨を相手に安心していただける書き方が大切です。

次のセクションで、挨拶状の書き方と注意点についてご説明します。

香典返しの挨拶状を「手書き」で書く時の注意点

香典返しをデパートなどで購入した際、用意されている既製品の挨拶状(カード)が、無宗教の家庭では使えないケースが多くあります。

一般的な定型文には、仏式の「四十九日法要が無事に終わりました」という報告が含まれているからです。

法要を行わない無宗教の場合は、文面を自分で用意し、手書きや自作の挨拶状を添えるのが一番確実で丁寧な方法です。

手書きでお礼状を書く際は、以下の4つのポイントに気をつけましょう。

  • 句読点(、。)を使わない:法事が滞りなく進むように、という願いから文を区切らないのがマナーです。
  • 忌み言葉を避ける:「重ね重ね」「たびたび」などの重ね言葉は、不幸が繰り返されることを連想させるため使いません。
  • 便箋と封筒の選び方:白無地の便箋(文房具店や100円ショップでも入手できます)を選び、封筒は「不幸が重ならない」よう一重(ひとえ)のものを使います。薄墨を用いるのは、故人を悼む気持ちを表す仏教の伝統ですが、無宗教の場合は黒い万年筆やボールペンでも構いません。
  • 筆記具について:基本は薄墨の筆や筆ペンですが、無宗教の場合は黒の万年筆やボールペンでも、丁寧に書かれていれば失礼にはあたりません。手書きの最も大切な点は、「故人を悼む気持ちを込めて、ていねいに書く」ことです。

お礼状は「一枚に収める」のが基本ですが、これが意外と難しいですよね。

文面を長々と書いてしまうと複数枚になりやすいため、感謝の気持ちを簡潔にまとめ、要点を絞った短めの文章を心がけることが大切です

次のセクションでご紹介する例文を参考に、どの情報を含めるべきかを整理してから書き始めると、一枚に納めやすくなりますよ。

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香典返しの挨拶状|無宗教の場合の手書き例文

無宗教の場合、仏教のような「満中陰(四十九日)」という言葉が使えないため、挨拶状の文面に悩む方も多いですよね。

以下の4つのポイントをおさえて作成すると、失礼がなく感謝の気持ちが伝わる文章になります。

  • 永眠に際していただいたご厚志(お香典)へのお礼
  • 葬儀や納骨など、諸事万端を滞りなく済ませたご報告
  • 生前のご厚情に対する謝意と、心ばかりの品物を贈ること
  • 本来は直接お伺いすべきところ、書面にて失礼するお詫び

ただし、相手方に「なぜ法要の報告がないのか」と疑問を持たれないよう、挨拶状とは別に『故人の遺志により、無宗教にて葬儀を執り行いました』という簡潔な一言を手紙に添えるか、または香典返しの品に同梱する通知として準備しておくと親切です。

これにより、相手方は状況を正しく理解でき、不要な心配をかけずに済みますよ。

具体的にどのような文章にすれば良いか、手書きでも使いやすい例文をご紹介します。

以下は、一般的な便箋(A4サイズ、26行程度)に一枚で収まる標準的な長さの例文です。

拝啓
先般 故 〇〇 永眠に際しましては ご多用中にもかかわらずご丁寧なお心遣いを賜り 誠にありがとうございました
【ここまでで感謝の気持ちを込めて、ていねいに書く】

生前 故人が皆様にどれだけ支えられていたかと感謝にたえない思いです
おかげさまで 諸事滞りなく終えることができました
【状況報告はコンパクトに。複数行にならないよう注意】

つきましては 偲ぶしるし(※1)として心ばかりの品をお届けいたしますので ご受納いただければ幸いです
【「偲ぶしるし」は故人への追悼感が強く、より無宗教らしい表現です】

本来であれば拝眉のうえ御礼申し上げるべきところ 略儀ながら書面をもちまして謹んでご挨拶申し上げます
【末尾は必ず丁寧に。手書きの心を最後まで込める】

敬具
令和〇年〇月〇日
(差出人の氏名)

※1「偲ぶしるし」vs「感謝のしるし」の使い分け

例文では「偲ぶしるし」を使用していますが、これは故人を偲ぶ追悼の気持ちが強く、無宗教の文脈でより自然な表現です。

一方、「感謝のしるし」を選ぶ場合は、相手方へのご厚意に対する謝意がより前面に出た、やや事務的な響きになります。

どちらを選んでも失礼にはあたりませんが、故人への思いをより大切にしたい場合は「偲ぶしるし」、相手方への感謝をより強調したい場合は「感謝のしるし」を選ぶと、文章全体の印象がより統一されますよ。

まとめ

冠婚葬祭では、なにかとマナーや知識の面で不安になることが多いですよね。

無宗教で通夜・葬儀を行う家庭も多くなってきましたが、まだまた馴染みがないという方がいらっしゃるのも現状です。

香典返しをする際、相手方が「法要の連絡がないけれど、どうしたのかな?」と戸惑わないように、「故人の遺志により、無宗教にて葬儀を執り行いました」という一言を添えておくことが何より大切です。

これにより、こちらの状況が正しく伝わり、相手方も安心でき、後々の関係もスムーズになります。

何より重要なのは、形式にとらわれすぎず、生前お世話になった方へ「感謝を伝える」という本質に立ち返ることです。

手書きすることで、あなたの誠意と心遣いが相手に確実に伝わります。

落ち着いたタイミングで、心を込めて準備してみてくださいね。

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