喪中先からお中元やお歳暮をいただいた場合のお礼状の例文を紹介します。
お中元やお歳暮をいただいた相手方が喪中の場合、お礼状にお悔やみの挨拶文やお悔やみの文章を書くべきか、書かない方が良いか迷いませんか?
せっかくのお礼状が失礼になるのも困りますしマナーある気持ちのこもったお礼状を送りたいものです。
では、喪中の相手方に対するお中元やお歳暮のお礼状を送る場合の例文を紹介します。
喪中先からのお中元にお礼状を出す時
喪中先からお中元やお歳暮をいただいたときのお礼状。
毎年、贈答品をいただいている方に、いつもは、きちんとお礼状を出している場合。
今年は先方が喪中といった場合にお中元のお礼状は、どのように書くと失礼がないか慎重になりますよね。
まずは、ハガキでのお礼状の基本構成を確認しておきましょう。
ハガキのお礼状などの基本構成は以下の通りです。
1)頭語
・例:拝啓・謹啓など
2)時候の挨拶(季節を表す言葉)
・例:猛暑のみぎり・盛夏の候など
3)相手の安否を尋ねる挨拶
・例:○○様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
4)感謝・お礼の挨拶
6)結びの挨拶
・例:末筆ながら皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。
6)結語
・例:敬具・謹白
といった構成が基本にあります。
ここで、季節の挨拶と相手の安否を尋ねる挨拶を合わせもつ、特にビジネスシーンで使われることの多い
「時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。」
ですが、この「時下」とは、
「このところ」、「今現在」などの意味を持つため、春夏秋冬季節を問わず、年中使える時候の挨拶として使えます。
お中元のお礼状の例文
まず、お中元やお歳暮の送り主が喪中の場合の例文
基本のお礼状の例文から、相手の安否を尋ねる挨拶
(例:○○様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。)
を省略しましょう。
これを省略するだけで喪中の先方に失礼な文章にはなりません。
お中元のお礼状にお悔やみの文章を入れる場合と
お悔やみの挨拶を入れない場合の例文が以下の通りです。
お悔やみの文章を入れる場合
例文1
拝啓 盛夏の候 皆様お変わりございませんでしょうか。
先日は、ご丁寧に結構なお品を頂きましてありがとうございました。
○○様がご逝去されまして、ご家族の皆様にはお寂しいなか変わらず細やかなお心配りをいいただき大変恐縮しております。いただきました好物の○○は早速賞味させていただきます、暑さ厳しき折りから、どうぞ皆様何卒ご自愛専一にてお願い申し上げます。略儀ながら書中をもちましてお礼申し上げます。 敬具
お悔やみの文章は入れない場合
例文2
拝啓 蝉時雨が賑やかな季節となりました。
このたびは結構なお中元の品を送っていただきましてありがたく厚くお礼申し上げます。いただきました○○は早速重宝させていただきます。いつもながらのお心づくしに際しまして深く謝辞を申し上げます。酷暑の折柄、何卒お身体おいといくださいませ。略儀ながらまずは書中をもちまして御礼申し上げます。 敬具
他にもお礼状の文例はこちら
>>お中元のお礼状を会社宛のビジネス用宛名にする時の文例を紹介!
お中元のお礼挨拶文が喪中の場合の注意点
お中元をいただいたお礼の挨拶文は相手方が喪中でも喪中でなくても内容は基本は変わりません。
先ほどの例文では念のため重ね言葉を抜いています。
とはいえ、お中元に対するお礼の挨拶文ですので、お悔やみ状ではありませんから、そこまで神経質になる必要はありません。
せっかくの喪中の方に対するお礼状を失礼にならないようにと思いながら書くのであれば、気になる重ね言葉はない方が良いですよね。
重ね言葉とは、「皆々様・ますます・くれぐれも・再び」などです。
まとめ
喪中にもかかわらず、お中元の品を贈っていただいた場合のお礼状は前述した構成をもとにご自身の言葉で記載してもいいですよね。
お中元のお礼状のお礼状も例文があれば気軽にその文面にご自身の気持ちを乗せられますよ。
お中元やお歳暮の挨拶文も例文を参考に贈答頂いたご配慮に感謝の気持ちを伝えたいという気持ちを素直に文字にして、感謝の気持ちを伝えてくださいね。
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