これからゴールデンウィークや夏休みといった連休が増えてくる季節となってきますが、長期の旅行などの時に「帰ってきたら卵が賞味期限切れになっていた!」なんてことがありませんか?
そこで今回は、そんな状況に遭遇してしまった時の卵の捨て方や、白身も排水溝に流して良いものなのか?
という疑問にお答えしていきたいと思います。
卵が賞味期限切れなら捨て方は?
そもそも賞味期限切れになった卵の正しい捨て方というものはあるのでしょうか?
答えはと言うと、特にありません。
国、つまり環境省でも、これといった指針は特に出していません。
生卵は「生ゴミ」という括りだけです。
ただ、地方自治体(市町村)や集合住宅や地区地域によっては、個別に指定がされていたりする場合もあるそうです。
例えば、「ディスポーザーを通して下さい」とか、「袋に入れて捨てて下さい」とか、「各家庭の生ゴミ処理容器(堆肥を作るやつ)に捨てて下さい」などなど様々です。
そういった指定が特にない場合は、ただの生ゴミ扱いなので捨て方に指針などは無いのですね。
ちなみに私の場合は、そのまま小さいビニール袋に卵の殻ごと入れて、水分が袋から破れて出ても大丈夫なように広告などで覆ってからゴミ袋に入れて、燃えるゴミの日に捨てています。
卵の白身の捨て方は?
さて今度は卵の白身の捨て方ですが、これも先程の賞味期限切れになった卵の捨て方と同様に、これといった指針はありません。
やはり、地方自治体などから個別に指定がある場合は別です。
別なのですが、白身を限定して捨て方を指定しているケースは今のところ無いと思います。(卵という一括りになっているためですね)
つまり、特に指定が無い場合は各家庭単位での捨て方で良いという事になります。
卵の白身は排水溝に捨てていい?
実は私の家業は建設業なのですが、以前にお客様から1つ質問をされました。
何かと言いますと…
「卵の白身って排水溝に捨てても良いんですか?詰まりませんか?」という内容でした。
私としては、卵の捨て方は基本的にただの「生ゴミ扱い」だという事と、このお客様の住んでいらっしゃる地域には、卵の捨て方に関する指針が特に無いこと。
これをお伝えした上で、卵そのものの捨て方はお客様の自由ですよという点をまずお伝えしました。
そして、排水溝に流しても詰まったりしないかどうかという点については、主人(社長であり建物のエキスパートです)が答えてくれました。
その時の主人の話は下記の通りです↓
「排水溝というのは水が流れるだけでなくて、ある程度の大きさの異物(生ゴミ)もそのまま流れるように作られているんです。」
「特にキッチンの場合は、調理をする都合上どうしても多少の生ゴミが排水溝に入ってしまうことがあるでしょ?それを最初から想定して作られている訳ですね。」
「例えば、いくら白身に凝固作用があるとは言っても、排水溝の中が水分1つ無くて、砂漠のように物凄く乾燥した状態とか、氷点下20℃とかの状態でなければ、それだけで詰まることは有り得ませんよ^^」
「ひょっとしたら、システムキッチンの下に見えている排水管が細いからそういう疑問が浮かんでしまったのかも知れませんけど、その太さの排水管はその部分だけなんですね。」
「建物内部の排水管は100mm~150mmつまり10~15cmとかの排水管を使っています(実物の排水管がいつも車に載ってるので、持ってきて見せながら説明をしていました)。」
「もし、この排水管が卵の白身だけで詰まってしまったら、国を挙げての大騒動になっちゃいますよね。」
「っていうか、これを詰まらせるほどの凝固作用がある卵だったら、食べた人の体が破裂しちゃっていますよ(笑)」
という感じで、主人はお客様に対して優しくコミカルに、そしていつもの様に真面目に解説をしていました。
お客様も、主人の話を聞きながら最後にはみんなで大爆笑でした。
確かに、そんな危険な卵だったらヤバいですものね^^;
ですから、結論を言いますと、卵の白身は排水溝に捨てても大丈夫なのですね!
あとは、捨てる人の考え方次第という事になりますので、流すのに抵抗がある人は流さなければ良いし、つまり捨て方は自由ということです。
まとめ
如何でしたか?
卵の捨て方や白身の処理方法などについての私の意見はこんな感じです。
賞味期限が切れた卵や、いらない卵の白身は排水溝に流しても良いと思いますが・・・
まだ食べられる期限内卵や、白身だけ捨てるのは勿体無いですし、産んでくれた鶏さんにも悪いですから、ちゃんと食べてあげましょうね!
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