神奈川県の箱根と言えば、都心から小田急線で約1時間半という程よい距離にある温泉地として全国的に有名です。
毎年シーズンになると色々な所で満開の紫陽花を楽しむことができる景勝地としてもその名が知られています。
また、紫陽花シーズンの箱根登山電車は満開の紫陽花の間を縫うように進みます。
車窓から紫陽花を楽しむことができるので、「あじさい電車」と呼ばれて観光客の方たちにとっては、1つのアトラクションと化しているほど人気の電車です。
そこで今回は、箱根のあじさい電車の混雑具合や電車以外でも紫陽花が楽しめる場所などを、神奈川県民の私がご紹介していきたいと思いますね!
箱根のあじさい電車の混雑具合は?
まずは、あじさい電車(箱根登山電車)の混雑具合についてです。
シーズン中のあじさい電車は基本的にどの時間帯も満席です(逆に乗車率200%くらいが普通だと思っていた方が精神的には楽だと思いますよ(笑))。
ですから、確実に座席を確保したいのであれば、始発駅(箱根湯本駅か強羅駅)から乗車するのが絶対条件の1つです。
また、混雑している場合はホームに並んで次の電車かその次の電車を待てば、ほぼ確実に座席は確保できると思います。
(待つと言っても、電車自体は1時間に4本のペースで運行されていますから、そんなに苦にはならないはずですよ)
このシーズン中は満員御礼のあじさい電車ですが、乗車率が100%くらいまで低くなる時間帯が実は存在します。
それは、【 夕方 】です。
特に午後15:00~18:00頃までの間は、日中と比べると格段に乗車率が低くなります。
なぜかと言いますと、【 宿泊客のチェックインの時間と被る 】からです。
ですから、あじさい電車に乗ってから宿泊先(例えば強羅とか)に向かわれる方などは、可能であればチェックイン時間を17:00頃とかにすると、比較的のびのびと紫陽花を楽しむことができますよ^^
また、綺麗にライトアップされた紫陽花を楽しむことができる【 夜のあじさい号 】も運行しているので、「過剰な混雑から逃れてのんびりと紫陽花を見たい!」という人にはこちらがオススメです。
ただし、夜のあじさい号は開催時期が限定されている臨時列車です。
今年は6月16日(土)~7月4日(水)に運行されます(連日ではありません)。
そして、【 全席指定の完全予約制 】です。
予約の受付期間は、6月1日(金)~7月4日(水)になります。
詳しくは、箱根登山鉄道㈱の夜のあじさい号専用ページにて確認して下さいね!
夜のあじさい号(PDF)
箱根登山電車から紫陽花をもっと楽しむ方法!
さて、この箱根登山電車の車窓から眺める紫陽花は、全線を通じてただ見つめるだけでも綺麗です。
綺麗なのですが…
電車に乗ったままだからこそ「もっと楽しめる方法!」があるのです。
ここではその一例をご紹介します。
* 塔ノ沢駅(とうのさわ) *
箱根湯本駅を出発して最初に停まる駅が「塔ノ沢駅」です。
この駅は、とてもこじんまりとした駅でホームに何株もの紫陽花が植えられています。
駅自体が紫陽花で鮮やかに彩られる様子は、美しくって何度見てもたまりません。
そして、ここの一番感動するポイントは駅の立地なんですね。
塔ノ沢駅はホームの両サイドがトンネルなのです。
上り線も下り線も塔ノ沢駅はトンネルを抜けた先なので、「暗いトンネルを抜けると彩り鮮やかな駅が待ち構えている」というわけです。
この様に、電車という動くものに乗っている訳ですから、当然に景色も動いていく訳です。
綺麗な景色を立ち止まって見たり歩きながら見たりした時に、「絵画の中にいるような…」と形容しますよね?
箱根登山電車、あじさい電車からの紫陽花の眺めは常に動いているので、絵画ではなく【 まるで映画の中に入ってしまったかのような 】感動を得ることができるのです!
この楽しみ方を知っているだけで、同じ電車から同じ景色を眺めていても、他の人より何倍も紫陽花を楽しむことができると思いますよ^^
箱根で紫陽花が楽しめる場所3選!
最後は電車に限らずに、箱根で紫陽花が楽しめる場所(私のオススメ3選!)をご紹介していきたいと思います。
* 箱根強羅公園 *
強羅駅から箱根登山ケーブルカーに乗り換えて、次の駅「公園下」もしくはそのまた次の駅「公園上」から、徒歩で1分ほどの所にあるのが、【 箱根強羅公園 】です。
ここは日本で最初に造られたフランス式整型庭園として有名です。
庭園ですから中に入ると色んなお花や植物を楽しむことができます。
紫陽花も同様なのですが、ここのすごいところは園内のいたる所に街ではあまり見かけない珍しいヤマアジサイが植わっていることです。
お花で癒やされたい方には外すことのできない名所ですよ^^
箱根強羅公園の基本情報と地図詳細はこちら
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* 箱根ガラスの森美術館 *
箱根湿生花園の道路向かいにあるのが、【 箱根ガラスの森美術館 】です。
こちらはその名の通り、様々なガラスを目にすることができたり、ガラス作りの体験ができたりする美術館なのですが、ここの敷地内にある庭園が何を隠そう紫陽花の名所なのです!
七段花やベニガクなどの超希少種をはじめに、伊豆箱根地方に自生している種や日本全国に点在する紫陽花の種類を目にすることができます!
また、中でも400株のアナベルが咲き乱れている【 あじさいの滝 】と名付けられたエリアは、言葉では言い表せないほど美しいですよ!
箱根ガラスの森美術館の基本情報と地図詳細はこちら
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* 大平台温泉街 *
箱根登山電車の大平台駅を降りるとすぐ目の前に【 大平台の温泉街 】が広がっています。
ここは、公園や美術館と違って1つの敷地内の紫陽花を楽しむのではありません。
【 温泉街のそこかしこに紫陽花がある 】のです!
路地や旅館のお庭など、温泉街の中すべてが紫陽花で溢れていると言っても過言では無いほどに紫陽花が目に飛び込んできます。
また、公園などと違うのは【 生活感がある 】点なのです。これがまた何とも言えない風情のある光景を見せてくれるのですよ(*´ω`*)
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まとめ
如何でしたか?
箱根の紫陽花は6月中旬~7月中旬くらいの間に楽しむことができます。
あじさい電車だけでなく、街の色んな所が紫陽花で溢れていますので見るも良しですし、写真に収めるも良しです!皆さんだけの紫陽花スポットを見付けてみて下さいね^^
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