鏡餅は、お正月に神仏に供えるお正月飾りであり、歳神様へのお供え物です。
そしてお供えした餅を、お雑煮やお汁粉に入れて食べたりします。
ところがその時に、カチカチになっているお餅をどう柔らかくするか、またどう切ったらいいかと悩むことがあると思います。
そのお悩みを解消する良い方法があるのでご紹介しましょう。
鏡餅を柔らかくする方法は?
鏡餅は、縁起を担いで12月28日の末広がりの日に飾り、翌年の1月11日に鏡開きが行われるのが一般的です。
固い鏡餅を柔らかくする簡単な方法は、電子レンジで加熱する方法です。
鏡餅が大きくて電子レンジに入らない場合は、下記の固い餅の切り方(割り方)を参考にして入る大きさにします。
電子レンジに入る場合は、餅を水で湿らせて20秒ほど加熱すると、かなり柔らかくなります。
餅の大きさや柔らかさは、個人の好みで違いますので、加熱時間は色々試してみるのをおすすめします。
加熱しすぎてトロトロになることもあるので、10秒きざみくらいで調整すると良いでしょう。
固い餅の切り方は?
鏡餅は、しばらく飾っているうちに水分が抜けて、とても固くなっているので、切ろうとしても切れません。
また刃物によって餅を切るのは、切腹を連想させると言われ、手や木槌などで割る(開く)のが良いとされています。
切ろうと思わずに、割ることを考えましょう。
割る時はビニール袋に入れたり、新聞紙などで包んだりして割ると周りに餅が飛び散らないので良いと言われます。
あまり力をいれると、木槌が壊れることもあるので、注意してくださいね。
木槌などで割りにくい鏡餅は、水に半日程つけると表面がふやけて割りやすくなります。
餅の上手な切り方は少し柔らかいうちに!
餅を切る時、そのタイミングはいつなのか悩む人もいるようですね。
つきたての餅は柔らかすぎて、包丁で切るのは難しいでしょう。
ついた餅を切るときは、平らにしたのし餅の表面に万遍なく片栗粉をまぶして、しばらく放置しておきます。
時間が経つと水分が飛んで固くなってしまうので、少し柔らかいうちを見計らって餅を切ります。
餅を指で押して指の跡がすぐに戻らないくらいの固さが、良いタイミングだと思います。
切る時は菜切り包丁(刃が薄く四角い形の包丁)を使い、引き切りや押し切りをしないで、餅に刃を当てて押さえながら落とす感覚で、ザックリと一気に切り分けます。
また大根を切りながら餅を切る方法や、切るまえに熱湯に30秒ほど浸けて温めた後に、水分を拭き取って切ると切りやすいと言われています。
切り分けた餅の切り口にも片栗粉をつけて、ほかの切り分けた餅とくっ付かないようにします。
まとめ
お餅は、お正月には欠かせない食べ物の一つです。
焼いても良いですし、お雑煮、お汁粉で食べても美味しくいただけます。
切り分けた餅は1個ずつ、ラップに包んで冷凍保存すれば、通常では数カ月~1年程度は保存ができるので、保存食としては最適だと思います。
コメント