年々暑くなる夏ですが、特に今年の夏は高温多湿となっていて熱中症になりやすい要因が早い時期からそろっています。
水分補給しているのに脱水症状を引き起こすのはなぜ?脱水症状になりやすい身体とは?
経口補水液が良い理由と、作り方、そして脱水の症状や脱水になってしまったときの飲み方を紹介します。
熱中症の対策となる経口補水液とは
脱水症状が起こる原因
身体の半分以上は水分でできているといいますが、その水分は主に筋肉に貯蓄されます。
熱中症のもととなる、脱水症状を引き起こしやすい身体は、水分を貯めておくタンクのような役割をしている筋肉量の少ない人ということになります。
特に高齢者や子供、身体が弱く筋肉量が少ない人はもちろん、脂肪が多い人も、筋肉が少ないため水分を多く貯めていられないため、脱水症状を引き起こしやすいので注意が必要なのです。
脂肪には、水分を貯めるということができないので太り気味で脂肪が多く、筋肉量の少ない人も気を付けなければなりません。
発汗が激しい人や、激しい運動をする場合、口から飲める補水液といった経口補水液での水分補給が必要になります。
水分だけを一気に摂りすぎると、胃液が薄まり食欲不振につながってしまうおそれがあります。
他にも、スポーツドリンクと違い、経口補水液は電解質濃度が高い組成になっているため、すばやく身体に補給し吸収するため熱中症や脱水症状の対策には欠かせないのです。
熱中症の経口補水液の作り方
家庭で手軽に作ることができる経口補水液
家庭で簡単に経口補水液は作ることができるので、覚えておくと経済的なうえ、いざというときにも困りません。
作り方
- 水:1リットル
- 砂糖:20~40g(大さじ2と小さじ1~大さじ4と1/2)
- 塩:3g(小さじ1/2)
- 適宜:レモン汁
子供も大人も、からだの異変を感じたら場所や時を選ばずに経口補水液を飲むようにしましょう。
計量が面倒な方は、こういった手軽に作れて保管にも場所をとらない粉末タイプを購入しておくと便利です。
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普段の生活の中でも、睡眠中や呼吸をするだけで身体の水分は放出しています。
暑い夏は特別、激しく汗をかく運動は分かりやすいですが、一見、激しいと思わないような、見た目に汗をかかない、けれども体力を使うプールや海などに行く場合など、水に浸かると汗をかいたと感じないような行動も十分汗をかいています。
こまめに、少しずつ摂取することが、熱中症予防には欠かせないことなのです。
熱中症となる脱水予防の経口補水液の飲み方
経口補水液は、摂りすぎると塩分も糖分も過多に
基本的には、普段の食生活で塩分を摂っているので、他には水分を少しずつ摂れば大丈夫ですが、激しい運動や発汗する前や後には経口補水液が有用です。
その飲み方は、ゆっくり飲むことが大切で、ガブガブとがぶ飲みしないで、イメージとしては点滴を思い浮かべるといいです。
一気に飲まず、500mlをゆっくりと、1時間かけて飲むというのが目安です。
脱水症状を起こしてしまった場合などは、適宜増減して飲む量を調節するのがよいでしょう。
脱水症状を起こしている人は、美味しく感じ、健康であれば美味しいと感じないのも目安になります。
特に気を付けたいのは高齢者です。
夏場に救急車で運ばれるおよそ9割の高齢者は、脱水によるものといわれています。
高齢者は、そうでなくても高齢者は筋肉量が少ないことに加え、喉の渇きを感じにくく、暑さ自体も感じにくくなります。
エアコンの使用をもったいないと感じ、トイレに行く回数減らしたい気持ちが先に立って水分補給に消極的になりがちです。
脱水の症状がでていたり、体重の1~2%が減少した時点で、経口補水液を飲み始めるのがいいでしょう。
飲み込みづらい場合は、ゼリータイプの経口補水液
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こういった市販の物を利用して、飲みやすいものを選んで飲んで、暑い夏を元気に乗り切ってもらいましょうね。
高齢者に限らず、大人も子供も、無理をせずエアコンで室温調整や水分補給をこまめにして、辛いだけの夏ではなく、楽しい夏を過ごして欲しいと思います。
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まとめ
熱中症や脱水症状の予防としては、もちろん部屋の温度にも注意して、室温計などでこまめに温度をチェックして28度以上にならないよう注意したいものです。
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