喪中はがきは、身内が亡くなって1年以内の場合、年賀状のやり取りをしている相手に、年賀の欠礼の挨拶のため喪中はがきを送ります。
せっかく出す喪中はがきだからと、定型文以外の一言添えを手書きしたいと思う方がいると思います。
喪中はがきに手書きメッセージを一言添えをしたい場合、マナー的にどんな内容の文例が可能か、ボールペンの使用はOKなのかについてお答えします。
喪中はがきに一言添えを手書きで書いて出すのはマナー違反?
喪中はがきに一言添えを手書きで書くのはマナーとしてどうかといえばタブーではありません。
喪中はがきの内容は、喪に服しているので、お祝い事(年賀など)を控えるというお知らせです。
内容は、欠礼の挨拶、誰がいつ亡くなったか、感謝の言葉、日付、差出人という構成が一般的です。
簡単に言えば、ほとんど同じ内容の文章を印刷しています。
マナーとしては、祝い事を避ける期間なので、祝い事、結婚、転居、近況などの報告はしません。
これらを報告するときは、それぞれに応じた報告はがきで送るのが良いでしょう。
ただし一言添えについては、全てがマナー違反になるわけではありません。
内容によってはマナー違反にはならないので、手書きで一言添えのメッセージを送って大丈夫ですよ。
喪中はがきに手書きで添えても差し支えないメッセージとは?
喪中はがきに手書きで一言メッセージを添えても良い内容とは、弔事に関する言葉と言われています。
弔事に関する言葉には、次の文例があるので参考にしてください。
葬儀や故人が世話になったお礼が多いですね。
- 法要の際にはご出席くださり有難うございました
- 葬儀の際はご厚志を賜り有難うございました
- 故人の生前中は大変お世話になりました
- 生前は〇〇がお世話になり有難うございました
- 葬儀の際にはご会葬いただき有難うございました
一言添え自体も年賀状のように自由に文章を書けるわけではなく、ほとんど定型な文章になりますね。
喪中はがきの手書きはボールペンでOK?薄墨の方がいいの?
喪中はがきを手書きにする場合は、ボールペンが絶対ダメというわけではありませんが、毛筆、万年筆、筆ペンなどを使用した方が良いでしょう。
ただし、手書きでなければだめというわけではないので、印刷したものでも構いません。
ほとんどの方は、印刷したものを使用しているのが現実です。
喪中はがきにも薄墨を使うべきか迷う方がいるかもしれませんが、薄墨を使用するのは、主に香典を書くときですね。
薄墨を使用する由来は、次のものがあります。
- 急に訃報にふれて悲しみが深く、筆を持つ手に力が入らない。
- 悲しみが大きく、涙がすずりに落ちて墨が薄くなった。
喪中はがきは急な訃報ではなく、十分期間があいているので薄墨を使う必要はありません。
まとめ
喪中はがきに一言添える相手には手書きで、親しい人やお世話になった人だと思いますが、喪中はがきの内容とそぐわない一言や馴れ馴れしい言葉使いはやめましょうね。
喪中はがきに手書きのメッセージが主体にならないように、主体はあくまでも年賀の欠礼ということを忘れず、ボールペンでしか書けない場合でも気持ちが伝われば私は大丈夫だと思います。
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