インターネット検索や色々な図鑑を見ることができ、勉強、ゲームなど小学生が楽しく学習できる人気ポータルサイトに「ヤフーきっず」があります。
ほとんどの小学生が使っていますよね。
そこでどんなことを検索しているかを見ると、検索ランキング1位(2019年10月時点)は「ルイ・ブライユ」という人物でした。それもここ数年間はトップだったようですよ。
そのルイ・ブライユとは、いったいどんな人物なのでしょうか?
また、点字を作った人と点字を考えた人はどう繋がっていったのでしょうか?
点字の歴史は小学生で学ぶルイブライユから
小学生がルイ・ブライユを調べているのは、国語の勉強のためというのが理由です。
小学校四年の教科書で「手と心で読む」という項目があり、そこに点字の考案者としてルイ・ブライユが登場します。
点字を知ることで、目の不自由な視覚障がい者の方と健常者の方との関わりを学ぶために検索しているということです。
そして点字の歴史を学ぶには、点字を考案したルイ・ブライユとは、どういう人物だったのかということから始まります。
点字を考えた人はルイ・ブライユ
現在世界中で使われている点字は、フランスの盲学校教師のルイ・ブライユ(1809~1852)が1825年に考案した1マス横2列縦3列の6点点字が使われています。
6点の配置の違いによって、アルファベット、アクセント符号、句読符号、数学符号を63の組み合わせで表したのでした。
これをブライユ式点字と言います。
当時15歳で考案したというのは、すごいですね。
このブライユが考案した6点点字の登場により、目の不自由な視覚障がい者の方たちの読み書きが、大変わかりやすくなりました。
点字を作った人はルイブライユ・シャルルバルビエ・石川倉次
ルイ・ブライユが6点点字を考案する数年前に、フランス軍人のシャルル・バルビエがアルファベットを12点で表す点字をルイ・ブライユが入学している王立盲学校に持ち込みました。
始めはブライユも12点点字を習得し使っていましたが、1マス12点だと点が多くて指でさわっても文字がわかりにくいこと、アルファベットしか表せないことなどの欠点がありました。
ルイ・ブライユはその欠点を無くして、もっとわかりやすい点字を作ろうと思い研究をして、点も少なく判りやすい6点点字を完成しました。
日本にブライユの6点点字が伝わり、石川倉次という先生が6点点字を元に日本語に合う点字としてまとめ、日本で正式に点字として採用されたのは1890年11月1日のことでした。
石倉倉次についてのエピソードはこちら
実にルイ・ブライユが6点点字を考案してから、75年後の出来事です。
まとめ
シャルルバルビエが作った12点点字を、6点にしてわかりやすく使いやすくしたのは、ルイ・ブライユです。
また日本では、石川倉次が日本語でも使えるように改良しました。
現在ではエレベーターのボタンや施設案内板、缶ビールにも点字が使われています。
他にも色々なところに点字が使われているので、探してみましょう。
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