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薬の飲み方を勘違いしていない?種類ごとの正しい服用方法と注意点


体調を崩した時をはじめ、様々な場面でお世話になる薬。

そんな薬の飲み方には、食前・食後等様々な方法がありますね。

そんな薬の飲み方を勘違いしている方は意外に多いのです。

あなたは正しく理解できていますか?

正しい飲み方を理解して薬の効果をしっかりと得るために、よくある勘違い、種類ごとの正しい飲み方、注意点についても解説します。

まず、薬の飲み方でよくある勘違いについて見ていきましょう。

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薬の飲み方勘違いあるある

薬の飲み方で勘違いが多いのは「頓服」「食間」です。

国立国語研究所の調査によれば「頓服」を「痛み止め」だと誤解している人が34.1%、「解熱剤(熱さまし)」と誤解している人が33.4%いるとされています。

更に私が看護師をしていた際、最も勘違いが多かったのが「食間」でした。

「食間」は「食事中」と誤解されがちなのです。

これらを正しく理解できていましたか?

では、「頓服」「食間」を含めた様々な種類の正しい飲み方を紹介します。

薬の正しい飲み方を種類ごとに知ろう


まず「頓服」は“症状があるときにだけ使用する”ものです。

例えば

・痛みがある時にのみ使用する鎮痛薬
・眠れない時にのみ使用する睡眠薬
・吐き気がある時にのみ使用する吐き気止め
・発熱時のみ使用する解熱剤
・不整脈の発作時のみ使用する不整脈薬

等、様々な症状に応じた頓服があります。

症状が出た際に使用する薬には、座薬や張り薬等もあり、飲み薬以外は「頓用(とんよう)」と呼ばれます。

頓服薬は、症状が出たときに飲むものですが、薬によって飲む間隔が決められています。

薬剤師さんの説明や、添付文章にてしっかりと確認して正しい間隔をあけて飲みましょう。

日常生活の中で最も処方されやすい頓服が鎮痛剤や解熱剤ですので、勘違いが生じやすいのだと考えられます。

次に「食前」「食後」「食間」について見ていきましょう。

食前

胃の中に何もない状態の時に飲んだ方が効果的な薬です。

漢方薬や胃腸薬、糖尿病薬などがあてはまります。

胃の中に入っている食べ物と混ざると薬の効果が弱まってしまうので、薬を飲んで30分くらいあけてから食事をしましょう。

食後

食後は、食後すぐに飲むのではなく“食後30分以内に飲むように指示したもの”です。

胃に刺激を与えるような強い薬の場合、胃の中に食べ物が入っている状態で飲まなければ薬で胃が荒れてしまいます。

胃に入った食べ物は30分くらいかけて徐々に消化されますのでこの間に飲みましょうという意味なのです。

食間

こちらは食事中ではなく”食事と食事の間”です。

食事の影響を受けやすい漢方薬や胃腸薬が当てはまります。

食事をしてからおよそ2時間以上経過してから飲みましょう。

眠前薬

最後に就寝前に内服する薬。

こちらは寝るおよそ30分から1時間前を目安に飲みましょう。

飲み方を理解したところで、薬の飲み方の注意点をいくつか紹介します。


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薬の飲み方の注意点はこれ

多めの水で飲む

水なしで飲むことのできる薬ではないものを、水なしや少ない水で薬を飲むのは危険です。

カプセルや錠剤が食道や喉に張り付いて粘膜が傷つけられてしまう場合があるからです。

さらに薬は水に溶けることで吸収がよくなります。

水に溶けてから効き目を発揮するまでの時間を想定して作られているので、十分に効果が発揮できない可能性もあります。

抗生剤や解熱鎮痛剤は多めの水で飲むことで胃を保護することもできますよ。

コップ1杯(200㏄程度)の水かぬるま湯で飲むようにしましょう。

水やぬるま湯以外で飲まない

薬によっては、グレープフルーツジュースと飲むと薬が効きすぎてしまう場合

牛乳に含まれるカルシウムの成分が薬の成分と結びついて反応を起こしてしまう場合

カフェイン入りの飲み物と一緒にのみと摂取過剰になる場合等、飲み合わせの悪いものが存在します。

薬はやはり、水か白湯で飲むのが一番確実です。

錠剤を砕かない

錠剤は何層にも分かれていて、薬の効果が長く続くよう計算して作られています。

薬を砕くとこうした工夫の意味がなくなってしまいます。

砕かずに飲みましょう。

錠剤がのみにくい場合は、お医者さんに相談すれば粉薬に変えることが可能な場合もありますよ。

まとめ

薬の正しい飲み方について解説しました。

正しい飲み方や注意点を理解し、薬の効果をしっかりと得られるようにしましょう。

それぞれの薬の細かい注意点に関しては、薬剤師さんの説明をしっかりと聞き、分からないことは質問してくださいね。

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