暑くなってきました。
これからの季節に心配なのが熱中症ですね。
熱中症になるのは真夏というイメージがありますが、身体がまだ暑さに慣れていない今のような時期にもリスクが高いのです。
特に小さなお子さんがいる場合、外で遊ぶ機会もありますので心配ですよね。
熱中症からお子さんを守るために、なぜ子供は熱中症にかかりやすいのかについては知っておきたいところですよね。
おすすめの予防グッズ、熱中症になってしまった際の対処法を解説します。
子供はなぜ熱中症にかかりやすいのか?
子供は体温を調節する機能が未熟です。
汗を出すためのあなである汗腺も十分に発達していません。
そのため、大人のように汗で熱を外に出すことができず体温が上がりやすくなってしまいます。
更に、大人よりも身体を占める水分の割合が大きく、代謝も活発なので汗や尿で水分が外に出やすいという特徴があります。
身体に必要な水分量を失い、脱水になりやすい傾向にあるのです。
脱水になりやすいことは、熱中症の大きなリスクになります。
また、乳幼児は体が小さい上にベビーカーに乗っていることも多いので大人よりも常に地面に近い状態ですよね。
そのため、大人よりも地面の熱の影響を受けやすくなってしまいます。
こういった理由から、子供は熱中症になりやすいと言えるのです。
昨年のデータでは熱中症で緊急搬送に至った子供の多くが7歳以上で全年齢の14%なのに対し、7歳未満はわずか1%でした。
乳幼児は、保護者が常に側にいる状態なので大事に至るほど無理をさせないからという理由が考えられます。
つまり、小さいお子さんを熱中症から守れるかどうかは保護者であるあなた次第だということです。
そういわれると、より責任を感じますよね。
しっかりと予防できるように、予防方法とおすすめのグッズを紹介します。
子供の熱中症予防におすすめのグッズ
乳幼児の熱中症予防の基本は以下の4つです。
水分を多めにとる
上記でも紹介したように、乳幼児は新陳代謝が活発で体から出て行く水分が多いため、脱水を起こしやすいのです。
こまめな水分補給は必須です!
その都度自分で喉が渇いたと訴えることはできませんので、意識して水分を与えるようにしてください。
熱や日差しから守る
体温調節が十分にできない分、衣服を工夫して(熱のこもらない素材や薄い色のものにする等)できる限り熱や日差しからお子さんを守りましょう。
日光を遮る帽子を着用させるのもとても効果的です。
地面の熱に気をつける
乳幼児は背が低く、大人よりも地面に近い状態で過ごしていますよね。
その分地表からの熱を受けやすい状態になっています。
大人の高さではなく、お子さんの高さで実際に感じている気温や湿度はどうか確認し、対応してあげてください。
おすすめグッズを紹介します。
ベビーカー用保冷剤
ベビーカーに乗せた時、お子さんの背中がかなり暑くなっていませんか?
この保冷剤は、ベビーカーの背もたれ部分にクッションのように敷いて、付属のポケットに保冷剤を入れられるようになっているグッズです。
簡単に取り外し可能なので、ベビーカーにはもちろん、チャイルドシート、抱っこ紐にも使用できてとっても便利です。
我が家では大活躍しているグッズで、これを敷いておくと暑くてもかなり快適そうに座ってくれます。
ベルニコ ひえぽか 保冷サポートクッション↓
|
冷却スプレー
暑い時の外出にはいつも持っていきます。
あまりにも暑い時に少しシューっとしてあげるだけで、体温を下げてくれますよ。
スプレーなので、子供も楽しんで浴びてくれます。
使用は少量でOKです。あまりかけすぎないように注意しましょう。
瞬間冷却スプレー↓
|
携帯扇風機
ベビーカーに付けられる小さい扇風機です。
我が家は夏のベビーカーでの外出を保冷剤+こちらの扇風機で対策しています。
|
こちらも簡単に取り外しできるので、チャイルドシートにも使用できますよ。
最後に、もしもお子さんが熱中症になってしまった場合の対処法を知っておきましょう。
子供が熱中症になった際の対処法を知っておこう
対処法は以下のとおりです。
涼しい場所へ移動する
まずはクーラーが効いた室内や、車内等涼しい場所へ移動させます。
近くにそういった場所がない屋外の場合は、風通りの良い日陰に移動します。
衣服をゆるめて体を冷やす
衣服は脱がすか出来るだけ緩めて、体の熱をより放出しやすい状況を作ります。
その後、氷枕や保冷剤で両側の首筋、脇、足の付け根など大きな血管の通っている部分を冷やします。
皮膚に水をかけ、うちわやタオルで風をおくると体温を下げることが出来ますよ。
塩分、水分補給をする
水分補給をさせます。おすすめはOS-1のような経口補水液です。
※嘔吐の症状がある場合や意識がない場合は絶対に無理に飲ませてはいけません。
意識がない、ぼーっとして反応が薄い等の場合は、まず救急車を呼んでからこれらの対応を行いましょう。
それ以外の場合は、対処法を行って落ち着いた場合でも一度医療機関を受診した方が安心です。
まとめ
小さいお子さんの熱中症について解説しました。
室内でも、熱中症になるリスクは十分にあります。
室内でも同じように、今回紹介した注意点を意識してお子さんと関わってください。
保護者である私たちが注意して予防に努めればきっと大丈夫です。
安心して、楽しく夏を過ごしましょうね。
コメント