5月のゴールデンウィークやお盆などの時期になるまず渋滞が予想されます。
観光地へ向かう観光客や帰省客が一斉に高速道路を利用します。
そのため、高速道路が▲▲km渋滞というニュースをテレビなどでよく見かけますよね。
そして誰もが思うのは、渋滞はどうして起こるのだろう?という疑問じゃないでしょうか。
渋滞になるメカニズムと渋滞の情報を聞いたときに、何キロまでの渋滞なら我慢して高速道路を利用するのか。
また、高速道路が混んでいる時間帯はいつか?について、情報をお伝えします。
高速道路が渋滞するメカニズム
交通渋滞とは、事故や交通規制、混雑のために道路の車の流れが悪くなることです。
NEXCOの高速道路の場合は、時速40km以下の低速走行、または停止発進を繰り返す車列が1km以上かつ15分以上継続した状態を言います。
事故や交通規制の場合は、車の停止や徐行を指示されることで渋滞が起きます。
また、一般道路も赤信号などによって車が停まったとき、交通量が多いと渋滞するときがあります。
でも高速道路のように信号が無く、スムーズに車が流れるはずなのに、どうして渋滞が発生するのでしょうか。
NEXCOの調査データによると、高速道路で渋滞が発生するメカニズムは次のとおりです。
料金所
過去で最大の原因が料金所でした。
高速道路は時速100km前後で走行していますが、料金所で料金を払う時は、車を停止し料金を払うのに1台あたり約20秒はかかってしまいます。
そのため交通量が多い場合は、どんどん車列が増えて渋滞になってしまいます。
現在はETCが普及したことで、以前よりは各段に渋滞することは少なくなりました。
道路の勾配・トンネル
上り坂や下り坂から上り坂に差し掛かる部分です。
無意識にブレーキをかけた時後続車もブレーキをかけるので、後続車へ次から次へと連鎖して渋滞が発生します。
トンネルも同じように明るいところから暗い所で入ることや圧迫感で速度を低下させるので、後続車もブレーキをかけ渋滞につながります。
接続道路・インターチェンジ
接続道路から本線に合流するときの速度の違いで、本線の走行車線の流れが停滞すること。
走行車線を走っている車が低速車を避けて追い越し車線へ車線変更することで、全体の流れが悪くなってしまいます。
結局、何らかの原因で前の車がブレーキをかけることが後続車に伝わり、車が多い程渋滞につながってしまうということです。
渋滞の原因を作った車が、実は何事もないように高速道路を走行していることが、よくあるのですね。
高速道路の渋滞は何キロまで我慢できる?
車で目的地へ向かう時に、何キロまでの渋滞なら我慢して高速道路を利用するでしょうか。
ある損保会社の過去の調査を参考にすると、一般の人が高速道路をあきらめるという距離は、平均約27kmという結果がでました。
50km以上の渋滞でも利用するという人が約20%、どれだけ渋滞が続いても気にしないで利用するという人が約9%もいるのは驚きですね。
また単純計算ですが、30kmの渋滞に巻き込まれた場合、時速15kmで進んでいれば、2時間で渋滞から脱出できます。
車のスピードを見ながら到着時間を判断し、高速道路をそのまま行くか、一般道路に切り替えるか判断が必要です。
高速道路の渋滞する時間帯は?
ゴールデンウィークなどで、高速道路が渋滞することがわかっていても、なるべく渋滞が少ない時間帯に行動したいですよね。
それには、混んでいる時間帯を避けることが一番です。
高速道路を利用する時間帯が変えることができない人は仕方ありません。
しかし、利用時間が比較的自由な人は、渋滞予測情報を入手して混んでいる時間帯を避けましょう。
ドラとらドライブトラフィック渋滞予測情報
カレンダーで日にちを選択して、全国高速道路の渋滞予測情報が見ることができます。
ドラぷらドライブプラザ(E-NEXCO)
「高速料金・ルート検索」によりNEXCO東日本エリアの渋滞予測を考慮した、出発時間による到着時間の情報の検索が可能です。
ドライバーズサイト(NEXCO中日本)
「渋滞予測カレンダー」によりNEXCO中日本エリアの渋滞予測情報の検索が可能です。
ドライバーズサイト(NEXCO西日本)
「渋滞予測カレンダー」によりNEXCO西日本エリアの渋滞予測情報の検索が可能です。
まとめ
日本中には多くの高速道路があり、それぞれ渋滞の状況は違っています。
前もって各高速道路の渋滞予測情報を確認することで、計画的に高速道路を利用しましょう。
利用時間を分散することで、交通渋滞を少しは緩和することができます。
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