旦那さんなどの海外転勤に伴い家族揃って引っ越すときに、お別れのしるしとしてお餞別を渡すことがあります。
また餞別には別れのしるし以外にも、旅先の安全を願う意味もあります。
でも餞別を現金で渡す場合の相場や、のしの書き方、餞別品の渡し方をどうするのか、ちょっと悩んだりしませんか?
その疑問にお答えいたします。
海外転勤の餞別の相場とのし袋の書き方
海外転勤の場合は、なかなか会うことができなくなるので、一般的な旅行や引っ越しの餞別よりは相場金額が上がります。
また転勤する相手との、付き合いの度合いによっても変わります。
海外赴任の餞別相場
数人でお金を出し合う場合(友人やグループ、職場単位など)
1人当たり500円~3,000円
個人で知人に渡す場合
3,000円~10,000円
個人で親しい人に渡す場合
5,000円~10,000円
特に親しい友人であれば、10,000円+餞別品という組み合わせもあります。
また相場以上の現金でも個人の自由です。
のし袋の書き方
紅白の蝶結びの水引きがついたのし袋か、白い封筒を使用します。
上段(表書き)に「御餞別」下段に渡す人の名前を書きます。
相手が目上の方の場合は、御餞別ではなく「御礼」「おはなむけ」と書きます。
水引は、退職などの一度きりの場合は結び切りで、栄転など何度も繰り返して良い祝い事の場合は蝶結びを選びます。
海外転勤に餞別を友人夫婦に渡す場合ならどう渡す?
仲の良い夫婦同士や友人の場合は、のし袋の表書きは「御餞別」で良いでしょう。
下段には渡す方の旦那さんの名前か、夫婦の名前を並べて書きます。
二人並べて書いた方が、親しみがあるようで良いかもしれませんよ。
年賀状と同じような感じですね。
渡すタイミングは、送別会や出発前、見送る場合は駅のホームや空港などが良いです。
そして渡す時は、健康を祈る言葉や励ましの言葉を添えて渡しましょう。
見送る場所で記念品などを添える場合は、餞別と一緒に渡します。
大きな物や花束、荷物になるような記念品を渡すのは、荷物が増えて迷惑になるのでやめましょう。
一般的には、見送る場所では餞別を渡すのみで、記念品を渡さないのがマナーです。
海外転勤に餞別品を渡すなら何が良い?
海外転勤の餞別で、現金以外の品物で喜ばれるものは、次のものがあります。
基本的に大きな荷物にならない物が良いですが、引越しの荷物発送に間に合うように、早めに渡す方が良いです。
タオル
海外のタオルは大きかったり、長かったりするので、日本製の使いやすいタオルが良いです。
室内物干し
室内で使える折りたたみの物干しやドアの上に掛けるタイプが便利です。
お茶
懐かしい和風の味が楽しめます。
ふりかけ
軽くてコンパクトなので、荷物の隙間に入れることができます。
シャープペンシル
芯の折れないタイプが良いです。メモ書きに良いですね。
電子辞書
音声機能付きの辞書が良いです。
英語のできない人には必需品です。
フリーズドライ
味噌汁、スープ、ライスなど。
海外旅行用電源変換プラグ
様々なプラグに対応できます。
日本製の電化製品も使用できます。
まとめ
海外転勤する人達は、しばらく日本を離れるのでちょっと寂しい気分になっているでしょう。
餞別も送りだす気持ちが大切で、気持ちがこもっていれば何を渡しても、相手は喜んでくれると思います。
でも荷物になるような物は迷惑になるので、自由に使えるお金が一番でしょうね。
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