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土用の丑の日とは!由来と意味は土旺用事を分かりやすく説明します!

土用の丑の日
土用の丑の日とは、「うなぎを食べる日」ではありませんよ。

でも土用の丑の日にうなぎを食べる由来はどこからきたのか気になりますよね。

土用の丑の日の意味やそもそもいつが土用の丑なのか?

土用の丑の日といえば「うなぎ」、うなぎといえば「土用の丑の日」と連想するほど今では土用の丑にうなぎを食べることが習慣となっていますよね。

ここでは、その土用の由来と期間についてさらには土用の丑の日の意味を簡単に分かりやすく紹介します。

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土用の丑の日とは?

そもそも土用の丑の日とは、土旺用事(どおうようじ)が省略されたもので、土旺用事の意味は、そのまま読むと土(つち)が旺(さかんに)なり用事(働き・支配)をする。

となるのですが、

土がもっとも働く時とされています。

これは、

古来中国から伝来された思想である陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)に由来します。

夏の暑い時期の土用だけがクローズアップされがちですが五行(木火土金水)の五時(春夏土秋冬)を四季に割り当てた期間なので年に4回それぞれの四季の間に土用があります。

その期間は二十四節気の、立春・立夏・立秋・立冬までの18~19日間が土用となり年間土用の期間は72日~73日あることになります。

この土用に割り当てられる期間は太陽黄経に基づき決められていて

  • 春の土用:黄経27度~
  • 夏の土用:黄経117度~
  • 秋の土用:黄経207度~
  • 冬の土用:黄経297度~

となります。

丑の日というのは、十二支の二番目で、年・月・日・時や法学を示すためにも適用されている符号で12日に一度は丑の日が訪れます。

曜日と同じように考えれば分かりやすいですよね?

十二支の符号は曜日と同じく順番が変わることはないので、その年によっては、土用の期間中の18~19日の間に丑の日が二度回ってくることもあります。

二度回ってくる場合は、先に来る丑の日を「一の丑」後にくる丑の日を「二の丑」と呼びます。

夏の土用が特に夏バテ防止策として「うなぎ」を推してくるので耳慣れがしていると思われます。

土用の丑の日の由来は?

土用の丑の日の由来を紐解くと、土用が生まれたのは、陰陽五行説からなるものが由来となりますが、そもそも陰陽説と五行説とはもともとは別のものです。

陰陽説は・・・
有形無形にかかわらず万物すべてが相反する性質で、太陽と月、裏と表、天と地、上と下のように「陰」と「陽」の気で成り立っていると考えられた説です。
五行説は・・・
この世のあらゆるものは全てが木火土金水(もっかどこんすい)の5つの要素で成り立っているという考えです。

自然界や人間社会のさまざまな現象の生成・変化、物質としてだけでなく、色や季節を説明する五元素(五要素)に分類できるのです。

四季を五行説にあてはめると

春-->木-->植物が盛んに伸びる季節
夏-->火-->燃えるように暑い季節
?-->土-->?
秋-->金-->金属のように冷えていく季節
冬-->水-->水のように冷え切って停滞する季節

となります。

そうなんです。

困ったことに季節は四季ですので五行を割り振ることができなかった・・・というより

「土の性質は全ての季節に均等に存在する」ということから1年の日数が均等に五行に割り振られるよう四季の各時節の最後を土用としているのです。


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土用の丑の日に意味のある食べ物で夏バテ防止!

土用の丑の日は季節と季節の間に置かれた土用に意味があります。

それも五行説では「土用」に季節の交替を円滑に進めるという意味があります。

五行の行という字には、移り変わるという意味があり、木・火・土・金・水の移り変わり相生(そうじょう)、相克(そうこく)といった関係で万物が成り立ち発展していくという説にあります。

土とは、命を育成することと、死んだものを土に還すという二つの性質が兼ね備えられています。

そのことから異なる季節の間に「土用」をおくことで消滅する古い季節と、成長しようとしている新しい季節の性質を静かに交替させる役割となると考えられたのです。

特に夏の土用の時期には、暑さが厳しく夏バテをしやすい時期なので昔から「精の付くもの」を食べる習慣があり、今でも土用蜆(しじみ)や、土用餅、土用卵などの言葉が残っています。

そこから、土用うなぎも精の付く栄養価の高いうなぎを食べるのは、奈良時代の頃から有名だったようで土用の丑の日と結びついたのがはじまりといわれています。

土用の丑の日にうなぎを食べる由来はこちら
>>土用の丑の日はうなぎとなった由来と夏バテしない効果は?

土用の丑の日にうなぎと併せて食べるといいものはこちら
>>土用の丑の日にはしじみやうのつくものとあんころ餅で暑気払い!

 

まとめ

土用の丑の日とは、陰陽五行からきていることが分かりました。

土用の丑の日の由来と土用の丑の日の意味について説明しましたが、一言で陰陽説、五行説(二言ですが)といっても奥が深いですよね。

まずは難しいことはさておき、やはり、夏バテ防止に精の付くうなぎを食べて暑い夏を乗り切りましょうね!

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