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土用の丑の日の行事食にはしじみやうのつくものとあんころ餅で暑気払い!

土用の丑
土用といえば「うなぎ」ですが、

「土用しじみ」というのもよく聞きますよね?

他にも、「土用餅」や「土用卵」など

土用にまつわる食べ物は数多くあります。

土用の丑の日や、各季節の変わり目である土用ならではの

「土用の食い養生」という土用の行事食や

「う」のつく食べ物について紹介します。

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土用の丑の日の行事食にしじみを食べるわけ!

特に夏の土用は、

二十四節気でいう大暑の時期に重なるため、

厳しい暑さを乗り切るための行事食として「土用うなぎ」が有名ですが

「土用しじみ」というのもよく目にしますよね?

「土用しじみ」とは、

しじみの旬は、冬が旬の「寒しじみ」と呼ばれる種類と

夏が旬の「土用しじみ」とよばれる種類があるのです。

夏の暑い季節に食べられる「土用しじみ」にも、

「うなぎ」同様に滋養がある食べ物で行事食として

「土用のしじみは腹ぐすり」と呼ばれるほど昔から

整腸作用と夏バテ防止効果もあると

栄養価の高さが認められています。

「しじみ」は小粒の貝でありながら、

たんぱく質を構成する必須アミノ酸である、

旨み成分コハク酸やアラニン、グルタミン酸、

グリシンなどを多く含み、

他にもカルシウム、鉄分、マグネシウム、ナトリウム

ミネラルやビタミンA、ビタミンBなどが多く含まれます。

さらには、オルニチン、メチオニン、タウリンなどの

アミノ酸は肝機能の働きを助ける栄養素が多く

他のあさりやハマグリなどの二枚貝に比べ

豊富に含まれるのが特徴です。

しじみは、北海道から九州の大きな川や海水の入り交じる

湖などで捕れる「土用しじみ(やまとしじみ)」は、

日本中のどこでも大量に捕れることから

江戸時代、高価な「土用うなぎ」よりも

手軽に手に入る「土用しじみ」が

庶民から「土用のしじみは腹の薬」と親しみ食べられてきました。

今では毎日の食卓に欠かせない卵ですが

昔は卵が貴重だったため、うなぎ同様

精が付く食べ物とされ、土用くらいは卵を食べようと

「土用卵」として、食べるようになったそうです。

しじみの砂抜きの方法はこちら
>>しじみの砂抜き方法と時間!保存は冷蔵より冷凍でうまみアップ!

土用の丑の日はうのつくもので夏バテ防止!

土用の丑の日といえば、

「うのつくもの」という「う」がつく食べ物を食べると

身体に良いとの言い伝えがあります。

もちろん「うなぎ」もそのひとつですが、

夏バテを防止するために食べられる

「うのつくもの」の代表がこちらです。

うどん
夏の暑さで食欲不振なときでも食べやすく消化吸収に優れています。

梅干し
梅干しに含まれるクエン酸が唾液の分泌を促進し、食欲不振を解消し、エネルギー代謝を高める働きがあるため、疲労回復につながります。

※三日三晩の土用干しといわれる梅干しは、
6月頃に収穫した梅を漬け込み、土用に入り、梅雨が明け晴天が続く日を見計らい、梅に太陽の日射しの日干しと、夜露にあてる夜干しを三日三晩繰り返すことで果肉がやわらかく日持ちがするよう作られる梅干しです。

うり
西瓜(すいか)や胡瓜(きゅうり)、冬瓜(とうがん)、苦瓜(にがうり)、南瓜(なんきん)などの瓜類は、いずれも夏が旬を迎え、栄養価も高くなります。
体内に蓄積される余分な熱を冷ます効果があり、利尿作用があるためむくみ防止の効果も得られます。


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土用の丑の日のあんころ餅が土用餅!

「土用餅」ってどんな餅?

実は、土用に食べるあんころ餅のことを土用餅といいます。

土用になぜ?あんころ餅を食べるようになったのかといえば、

昔、宮中の公家の間では、ガガイモの葉を煮出した汁で餅米の粉を練り、

丸めた餅を味噌汁に入れて土用の入りの日に食べると

暑気あたりしないという風習が土用餅のはじまりです。

江戸時代に入り、

餅は力餅、小豆は厄除けに通じるということから

餅を小豆あんで包んだものを土用餅とし、

夏季の悪病災難を退け除き過ごすことができると、

土用の時期に、暑気払いとして食べられ始めた

夏の風物詩の甘味でもあります。

今では、年中食べられるあんころ餅ですが、

悪病災難を退け、無病息災に過ごせる意味をもっているんですね。

こうした由来から、神社や神宮のお土産に

あんころ餅が売られているのかも知れませんね。

土用の丑の日のそもそもの由来はコチラ
>>土用の丑の日とは?由来や意味や期間を分かりやすく説明!

土用の丑の日にうなぎを食べる理由はコチラ
>>土用の丑の日はうなぎとなった由来と夏バテしない効果は?

まとめ

故きを温ねて新しきを知る

昔の人は、今のように詳しい栄養素は分からなくても

季節に合わせて身体に合うものを

取り入れて湿気の多い日本の夏を乗り切る知恵を

もっていたことが分かります。

この先人の知恵をありがたく受け継いで

蒸し暑い夏を乗り切っていきましょうね。

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