ピアノの発表会が近づいてきて子供は緊張しているのではないでしょうか。
なぜか親まで緊張しますよね。
緊張すると失敗するんじゃないかとネガティブになってきてしまいます。
練習したくない病が出てきてしまったり・・・。
そんなときに親はどうサポートしてあげられるのでしょうか。
実際に、私が発表会前に失敗したらどうしようという緊張で押しつぶされそうになったときに先生から教わったことを紹介します。
本番までの子供との付き合い方や緊張している子供への声のかけ方などの参考にしてくださいね、。
ピアノ発表会で失敗を恐れる子供をどうサポートする?
不思議なものでピアノの発表会と聞くだけで少しだけ背筋がピンと伸びてしまうような緊張感があります。
いつもとちがう場所で、いつもと違うピアノ、ドレスを着てオシャレしたりと発表会というのはいつもと違うことをします。
発表会の規模によっては大きなステージで大勢の観客がいることもあるでしょう。
いつもと同じなのは自分が練習している曲をピアノで演奏するということだけです。
この状況で緊張しない人のほうが少ないと思うのですが・・・。
ではなぜ本番は緊張してしまうのでしょうか。
人それぞれに理由はあると思いますが、理由のひとつに楽しく演奏することから人前で発表するということに目標が変わってしまうということがあると思います。
1人で楽しく練習しているときはあまり間違えなかったり、間違えても落ち込むことはあまりなかったりします。
でも、レッスンや発表会を意識した練習だと途端にできなくなったりすることがあります。
実際に、私が先生から教わった発表会前の「失敗したらどうしよう」という緊張で押しつぶされそうになったときに助けられたことです。
練習で間違えてもやりなおしをしない
これはやりなおし癖がついてしまいます。
本番で間違えてもそのまま先へ進めるような練習にもなりますね。
本番と同じ衣装で練習する
あまりやる人は少ないかもしれませんが、演奏のしやすさなどに大きく係わってきます。
服装が普段着と発表会用だと、発表会用の衣装を着た途端緊張するので、一度やっておくといいと思います。
普段の練習からイメージをする
いつもは狭い空間で練習をしていますが、本番はもっと広く、観客もいると思います。
それを想像して緊張を先取りしておきましょう。
本番を想定した緊張感で何回も練習すると慣れてきますよ。
何のために演奏するのかを問いかける
いわゆるモチベーションですね。
「楽しくピアノが弾きたいから」という気持ちよりも「発表会で演奏しなきゃいけないから」という気持ちが強くなると失敗ができないと思ってしまいます。
失敗してしまう原因は練習不足と気持ちの問題がほとんどだと思います。
誰かのために演奏しなければならないのではなく、誰のために何のために演奏したいかをはっきりさせてあげると良いですよ。
練習するのは本人なので、周りでサポートできるのは練習しやすい環境を作ってあげることですね。
あまり口うるさく言われても嫌になってしまうかもしれません。
うまくコミュニケーションをとって楽しく練習できるようにしてあげましょう。
ピアノ発表会で間違えることってよくあること?
ピアノの発表会を見に行ってもみんな完璧に弾いているように見えますよね。
でも、もしかしたら練習してきたとおりに弾けていなかったり、観客の思ったとおりに演奏していないかもしれません。
観客がいい演奏だと思っていても、自分が練習してきたとおりに弾けなかったらそれは自分の中では間違いになってしまうかもしれません。
逆に、自分が完璧に演奏できていても観客の思ったとおりの演奏になっていなかったらどうでしょう。
プロでもミスタッチをしたりリズムが転んでしまったりなど些細な間違いはあるものです。
安心してください。
例えば曲が途中で止まってしまったり、何度も同じところでつまづいたりする間違いは練習でカバーできますよ。
それは曲に物語をつけるのです。
歌詞のついていない曲でも自分の中で物語を作り、それに当てはめて歌ってみるんです。
そうすると不思議と曲を間違わなくなるだけではなく、生き生きとした演奏になってきます。
ぜひ試してみてくださいね。
ピアノ発表会の前に子供の緊張を和らげる一言
いつも失敗して怒られていたら、失敗する=怒られる=怖い=緊張するという悪循環になってしまいます。
その日にできたことを普段から「よくできたね」とほめてあげることで成功体験を身につけ、本番でも緊張しにくくなりますよ。
本番のステージは怖くない、みんなが見守っていて安全な場所であることを教えてあげたいですね。
発表会の前にどうしても緊張している子にはやさしく声をかけてあげてください。
・ドキドキするね
今の自分の状態を知ることで冷静になってきます。
・たのしくピアノを弾こうね
これが一番大切な気持ちだと思います。
・ちょっと間違えても大丈夫だよ
間違えても怒られないと思えば気持ちが楽になる事もあります。
プレッシャーを与えず、期待をしすぎないやさしい言葉を選んであげてください。
大きなコンクールでない限りちょっとの間違いは次へのステップになるはずです。
まとめ
ピアノに限らず、幼稚園や小学校などの発表会などでも活用してみてください。
また、小さい頃から「できた!」という成功体験は自信となりその子の将来にも役に立つと思います。
普段の生活の中でも親の一言がプレッシャーにもなれば力にもなります。
親も緊張すると思いますが、ぜひあたたかく見守ってあげてくださいね。
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