卒業や入学の季節ですね。
それに伴い、小論文や卒業論文を書いている最中という方もいるでしょう。
論文には書き方にいろいろな決まりがあります。
ただでさえ書き慣れないものですので、書く内容に悩むことはもちろんですが、書き方が分からず進まなくなってしまうなんてことも多いのではないでしょうか。
その立ち止まりを解消するために、論文を縦書きで書く場合の数字の書き方。
一番悩む数字の書き方と全角か半角、括弧は全角か半角かについて解説します。
論文の数字の書き方~縦書き編~
論文の数字を縦書きで書く場合、下記のようにかくのが一般的です。
20は
二
〇
2.5は
二
・
五
↑このように漢数字を用いて、単位数字「十・百・千・万・億・兆」を併用するのが基本です。
ただ数字を並べるだけで、単位数字がない方が好ましいような場合は省くこともあります。
その他のルールを紹介します。
縦書きする時の文字以外の表記ルール
・小数点の場合は、上記で紹介した2.5のように真ん中の点「・」を使用する
・分数の場合は「○分の○」のように書く
・概数の場合は「○、○人」のように「、」を入れて書く
・大きな数字を書く場合は「一二、三四五」のように三桁で「、」を入れる
論文の書き方で数字は全角と半角どっち?
横書きの場合、基本的には数字やアルファベットは半角で表記することになっています。
英数字以外は全角で書いていますので、書いているうちに英数字も全角になってしまうようなことがあります。
表記を統一するよう気を付けてください。
縦書きの場合は、上記でも紹介したように数字は漢数字になります。
しかしゼミや学部でルールが異なる場合がありますので、必ず書く前に教授や大学側に一度確認をしてくださいね。
論文の書き方で括弧は全角と半角どっち?
括弧については教授によって意見が様々で、確実に半角か全角かという決まりはありません。
括弧を使用する際の基本的なルールは以下の通りです。
② 全角と半角を混ぜない
③ 半角を使用する場合は、括弧の前後にスペースを入れる
確実にゼミや大学側の提示している決まりを確認してくださいね。
括弧の使い方を紹介します。
カギカッコ「」→引用文・論文、章の題名・シリーズ名・展覧会名
二重カギカッコ『』→書名・映画の題名
二重ヤマガッコ《》→作品名(絵画・彫刻・インスタレーション等)
ヤマガッコ〈〉→強調(カギカッコでも代用可能)
キッコウ[]→引用元にない付け足し
まとめ
卒論や小論文の際に使用する数字や括弧について解説しました。
卒論は卒業前にある最後の大きな壁です。
一番重要なのは、大学側から指定されているルールを確実に守ることですので、慎重で確実な確認作業を行ってくださいね。
今回紹介したことを参考に、早めに卒論を完成させてすっきりした気持ちで卒業出来ることを祈っています(^^)
頑張ってくださいね!
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