一昔前は受験といえば「高校受験」がスタートという人が多かった印象ですが、現在は中学受験が当たり前になってきています。
小学生のうちから志望中学校の合格に向けて学習塾に通う人も少なくありません。
では、学習塾には何年生から通えばいいのでしょうか。
この記事では小学一年生の塾について紹介していきますので、中学受験を視野に入れている方はぜひ参考にしてみてください。
小学一年生が家庭学習でできることは?
勉強が始まる小学一年生ですが、初めのうちは国語ではひらがなやカタカナの書き方、算数では数字の大小に関して勉強します。
そこから徐々に文章を読んだり、足し算引き算を学習したりと進んでいきます。
一年生のうちはそこまで難しい単元を学ぶわけではありませんが、つまづくと先まで影響してしまうところがあります。
特に二学期に習う算数の「くり上がり、くり下がり」は習得しないと計算スピードに大きく影響してきますので、まずは苦手を作らないことが大切です。
小学一年生が家でできること、やるべきことの第一は学習習慣をつけるということです。
決まった時間じっと机に向かうというのは、やれと言われてもすぐにできるものではありません。
机に向かう習慣が無いまま高学年になってしまうと、いざ受験勉強を頑張ろうとなっても集中力が保たない可能性があります。
学習習慣をつけるには早いうちから机に向かうことです。
低学年のうちから決まった時間机に向かうことを続けることで、それが「当たり前」と思えるようになるのです。
宿題や学校で習ったことの復習、読書など決めた時間はじっと座るという習慣をつけるようにしましょう。
小学一年生の年齢的な学習方法
中学受験対策としての勉強を本格的にスタートさせるのは、小学四年生~五年生あたりからで、その時期になって塾に通い出す人が多いようです。
ですが、低学年のうちから塾に行くのが早すぎるというわけではありません。
学習塾の小学一年生の内容というのは、塾によって差はありますが基本的にガッツリ勉強を詰め込むものではありません。
低学年のうちは勉強の楽しさを伝えるような内容が多いので、塾だからと身構える必要はないのです。
低学年は学習習慣をつけることが大切であると上で紹介しましたが、やはり子どもによってはじっと机につくのが苦手な人もいますよね。
両親がいくら言っても机に向かってくれないという子どもの場合、自宅で学習習慣をつけるのは難しいことでしょう。
そういった場合、塾はおすすめの場所のひとつといえます。
塾は決められた時間じっと座って先生の話を聞いて問題を解くわけですので、否応なしに学習習慣がつきます。
学校の勉強以外で学習する時間が半強制的に確保できますよね。
ただし、低学年のうちから塾を強制してしまうと、勉強自体が嫌いになってしまう危険もありますので、あくまで子どもの意志を尊重するようにしましょう。
小学一年生で塾通いのメリットは?
次に、小学一年生から学習塾に通うメリットについて紹介します。
上述した通り学習習慣が身につく他に、教える人間がプロの講師であるという点もあります。
家庭学習で子どもが分からない内容を親が教えようとしても、子どもの年齢や習ってきた内容に応じて教えるのは難しいことです。
その点、塾の先生は教えるプロですので、年齢に応じた教え方も熟知しています。
親が教えきれなかったり教える時間がなかったりする場合、塾はおすすめの勉強場所といえるでしょう。
また、受験情報を手に入れやすいという点もあります。
志望校の情報や出題傾向などを早くから入手していくことで余裕をもって対策が立てられるところもメリットですよね。
塾にはメリット、デメリット両方がありますので、子どもに合った方法を模索していってくださいね。
まとめ
小学一年生に身につけてほしいものは知識量ではなく、机にじっと座ることができる学習習慣です。
子どもの性格や家庭環境によって身につけるための方法はさまざまに分かれると思います。
やはり勉強が嫌だと思われては本末転倒ですので、子どもの意志も尊重しつつ、最適な学習環境作りを目指していきましょう。
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