両親にとって子どもが小学校に入学するということは、大きなイベントの一つですよね。
小学校は幼稚園や保育園よりも長い時間を過ごすことになりますし、勉強や社会のルール、道徳心などさまざまなことを学ぶ場所です。
小学校は両親にとっては期待と不安両方がある所かと思います。
この記事では、新小学一年生の過ごし方などを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
新一年生になる前の春休みの過ごし方
幼稚園や保育園を卒園し、小学校に入学するまでの間の春休みはとても貴重な時間ですよね。
子どもと両親、両方にとって長く一緒にいられる時間は学校に入ると中々取れなくなります。
春休みをどう過ごすかによって新生活への期待が高まるのです。
春休みにたくさん遊ぶことはもちろん大切です。
しかし、入学前の今だからこそできることがあります。
ここでは、春休みにやりたいことをいくつか紹介していきます。
規則正しい生活
幼稚園や保育園の時も大体の生活リズムはあったかと思います。
しかし、小学生は登校時間が決められており、それを過ぎると「遅刻」となってしまいます。
春休みだからといって夜更かしをしたり朝ゆっくり寝たりという生活をしてしまうと、入学してからリズムを付けるのは難しいです。
そのため、休みの間もなるべく生活リズムを崩さないようにしましょう。
交通安全の確認
入学して最初の頃は地域によっては集団登校がある場合もあります。
しかし、一人もしくは少人数で登校する時に交通ルールを守ることが出来なければ子ども自身も危険な目に遭いかねません。
通学路ハザードマップがあればそれを事前に確認しておく必要があります。
そういったことも含め、入学前に子どもと一緒にお散歩がてら通学路を歩いてみるのもいいかもしれませんね。
道路の歩き方や横断歩道の渡り方など、再度子どもと確認しましょう。
ひらがなと数字の練習
小学校に入学すると、まず学ぶのは「ひらがな」です。
授業で丁寧に教えてくれますので、事前に書けなくても問題はありません。
しかし、今の時代就学前にひらがなを書ける子どもの方が多いです。
クラスの大多数がひらがなを書ける環境では、少し子どもが辛い思いをする可能性もあります。
春休みの間に少しだけでもひらがなの練習をすることをおすすめします。
同様に、算数も最初は1~10の数字の大小などを勉強します。
3より5の方が大きな数ということを知っておくとスムーズに学習することができます。
お風呂で数を数えるなど、普段の生活の中で練習していきましょう。
ここでは三つ例を挙げましたが、他にもやるべきことのおすすめはあります。
子どもの性格やそれまでの学習状況に応じて、有意義な時間を過ごしましょう。
新一年生不安になる子供にしてあげる対応
実際に小学校に入学すると、子どもによっては不安が募る場合もあります。
そんな時、両親はどういった接し方をすればいいのでしょうか。
特に第一子の場合は迷うことがあるかもしれません。
小学生になって両親と離れる時間に不安がる子どもは少なくありません。
もちろん、幼稚園や保育園でも昼間両親と離れる時間はありますが、自分で歩いて学校に行き席にじっと座って勉強するのとでは大きな違いがあります。
もしそれを「楽しくない」と感じてしまったら、もう行きたくないと不安に思うのは当然のことだと思います。
入学して初めのうちは、親子で一緒に登校するのもありです。
校舎の中、下駄箱、校門の前、通学路の途中までなど、子どもが安心できるところまで付き添ってあげましょう。
慣れてきたらどんどん距離を長くすればいいのです。
また、離れるタイミングの決まり事を作るのもおすすめです。
「じゃあここで、行ってらっしゃい!」という時にハイタッチやハグ、握手など決まった動作を元気よく行うのも有効です。
離れる時、親はなるべくアッサリとした態度でスっと別れましょう。
新一年生が朝泣くとき登校前にはよくあるの?
「朝学校に行く前に子どもが泣いてしまった。」ということは、特に低学年の場合よくありますよね。
理由の上位に挙げられるのは、新しい環境への不安でしょう。
幼稚園や保育園からの友だちがクラスに多くいれば新生活への不安は軽減されるでしょうが、必ずしもそうなるとはいえません。
大人でも新生活に不安はつきものです。
ましてや子どもですと、その不安の大きさは測り知れません。
慣れてくれば自分から元気に「行ってきます!」と出かけるようになりますので、今は子どもに寄り添って話を聞いてあげましょう。
過保護になりすぎてはいけませんが、突き放すこともおすすめしません。
適度な距離感で子どもと接しましょう。
もしいつまでも泣いてしまう場合は、学校の先生に相談することも検討してみて下さい。
学校の先生は多くの子どもを見てきたプロですので、一度話を聞いてみてはいかがでしょうか。
まとめ
新生活への不安は誰しもが抱える感情です。慣れるまでには個人差がありますし、子ども特有の悩みも多いことでしょう。
そんな時はゆっくり目を合わせて子どもの話を聞き、まずは安心させてあげてください。
もし両親だけで解決できなければ周りの人に相談することも視野に入れ、子どもにとって一番良いことを考えていきましょう。
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