以前は高校入試の面接と言うと、推薦入学や私立の高校が実施しているというイメージがあったと思います。
ところが現在は私立、公立を問わず学力試験の他に、面接を実施する高校が増えています。
地域によっては合否全体の総得点のうち、3割程度が面接の得点という学校もあるようです。
そのため、学力以外に面接対策もしなければなりません。
面接時の自己PRや長所、短所など、模範解答ポイントをご紹介します。
進学面接の自己PRを理想のものにするポイントとは
進学の面接は、質問する内容がほとんど決まっていて、それほど難しい内容ではありません。
また、入試の合否は学力検査と内申書・内申点で判定されるのが基本です。
入試面接は、学力や内申点ではわからない人物像や能力、考え方を実際に会って確認することです。
非常識な考え方や、自己中心的なことを述べなければ大丈夫です。
あまり難しく考えずに落ち着いて、自分自身を表現することを心掛けましょう。
高校入試の面接での自己PR例文模範解答を紹介
面接で聞かれることが多いものに、自己PRがあります。
自己PRは自分の一番自信を持っていることです。
また、自分の経験を基に解答分を作成したら、他の第三者に見てもらいましょう。
例文1
私は目標に対して、努力することができる人間だと思っています。
中学校の部活動はバスケットボールをしていました。
最初はうまくできませんでしたが、最終的にはレギュラーのポジションを得ることができました。
早く先輩に追いつきたいと思い、人一倍練習を行ったと思います。
またその姿を見た先輩や後輩からも、私が努力する姿は励みになると言われ、嬉しかったのを覚えています。
高校生活でも、勉強とともにスポーツ、学校行事などに力一杯努力を続けていきたいです。
例文2
私が所属していた▲▲部は、必死に練習を重ねたのにも関わらず、特筆すべき成績は残せませんでした。
しかし、忍耐や努力、敗北から学ぶことも多く、仲間とのチームワークや友情を育むことができました。
そして勝つための難しさや負けた時の気持ちを、人一倍知っていると思います。
それらの経験を、私は高校生活の中でも努力し、生かしていける人間だと思っています。
進学面接で答える長所と短所はどんなものがいいの?
はっきり言って面接官は、受験生の長所や短所については、白紙状態なので本当のことを言っても正反対のことを言ってもわかりません。
面接をするのは、人柄や性格、話し方、自分を客観的に分析できているか、自分の短所をどう克服するのか、協調性があるのかなどを確認するのが目的です。
長所と短所は表裏一体なので、自分の短所は何かを考えてから、その短所に対する長所を述べると良いでしょう。
短所を活かすための、長所をアピールできる方法を考えましょう。
例文1
私の長所は、社交性があり誰とでもすぐ打ち解けることができることです。
その長所を活かし、学校行事やクラブ活動に積極的に参加したいと思っています。
短所は、せっかちなところですが、物事を進める際には、自分だけが先行しないで、周りの意見を聞いてから進めることを心掛けています。
例文2
私は、人見知りする性格で、初対面の人とすぐに打ち解けることができないのが短所だと思います。
でもそれではいけないと思い、自分が話せなくても人の話は積極的に聞いて、理解することに努めました。
今では、話しやすいと言われることや、仲の良い友人もできて、以前よりは積極的に行動できるようになりました。
誰にでも話しやすい雰囲気を作ることが、私の長所だと思っています。
まとめ
面接での受験生の解答は、極端に言うとほとんど同じような内容になるので、平凡な解答しかできないと、悩む必要はありません。
面接官が重要視するのは、入学する意思、基本的なマナー、身だしなみ、協調性などを見極めることです。
特別良いことを言おうと思わず、普段の自分よりも、ちょっとだけ良く見せることですね。
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