華やかなクリスマスが終わると今年も後6日、急に忙しくなる師走ですね。
毎年あわただしく過ぎてしまう年末ですが、ちょっと一息おいて正月の玄関周りをしめ飾りで綺麗に飾り、新しい年をお迎えしましょう。
正月飾りは新年を迎える家庭に幸せを届けてくれる年神様をお迎えするための目印として玄関に飾るものです。
古くから伝わる日本の伝統行事、飾る時の約束ごとなどはあるのでしょうか?
飾りつけするには何を用意したら良いのか、家の顔となる玄関をおしゃれに飾る方法などをご紹介します。
正月飾りで玄関に飾る物の名前は何?
正月飾りは一般的に12月13日から30日までの間に飾ります。
ただし、29日は「苦」に通じ縁起が悪いといわれます。
大晦日の31日は「一夜飾り」といい新年に年神様をお迎えするのに前日にあわただしく飾ることが失礼にあたるので30日までに飾り終えましょう。
中でも28日は末広がりの8の付く日で最も縁起が良いとされています。
玄関に飾るものとして「門松」「しめ飾り」があります。
門松は農作物の豊作や家内安全の意味があり神様をお迎えする準備が出来ていることを示しています。
松を飾るのは常磐木には神様が宿るとされていることと松には「待つ」の意味があり、神様をお待ちしていますという願いが込められています。
しめ飾りは、神棚に吊るしてあるしめ縄と同じ役割です。
しめ縄は年神様をお迎えする神聖な清らかな場所の神棚に通年飾ります。
しめ縄に比べ、しめ飾りや正月飾りは縁起物などをしめ縄に飾り年神様を迎い入れるために飾ります。
玄関を歳神様も通られるため、お正月飾りとして玄関に飾ります。
正月飾りで玄関をおしゃれに飾りつけよう
お正月はお客様が来訪することも多くなり、お迎えする玄関もおしゃれに飾りお招きする機会も多いですね。
お客様にも良い一年をお迎えしていただけるように玄関をおしゃれに飾りましょう。
玄関に飾りを置ける靴箱上などの場所があれば、ひと目でお正月気分になれる鏡餅はいかがでしょうか。
鏡餅は神様の居場所として格の高い場所である床の間が一般的ですが、家族が必ず出入りする玄関も良いとされています。
基本は三方の上に四方紅を置き裏白の葉を垂れ鏡餅を置き橙を乗せます。
近年、ガラスや木製の鏡餅のオブジェがあり、毎年買い替えする手間も無く長く使え、素敵なデザインのものが増えているので、ひとつ購入するのもお勧めです。
四方紅の紙の色を変えたり、水引で飾ってみたりと毎年少しずつ小物を変えることの楽しみが増えそうです。
棚などか無い場合、南天や松などを花瓶に生け、水引などを一緒に差し込むだけでもお正月飾りになります。
玄関の隅の方に、空間を浄化する作用のある白檀などのお香やアロマオイルを置いてドアを開けた瞬間から香りのおしゃれを楽しむのも良いですね。
香りの好みも色々なので、あまり強く香るより、ほのかに香る程度にしましょう。
正月飾り玄関にしめ飾りをドアに飾る方法
年末になると量販店ではたくさんの吊し型のしめ飾りが売られるようになります。
簡単に飾ることができますが、ちょっとした工夫で他のお宅と被らずにおしゃれに飾ることが出来ます。
近頃では手作りを楽しむ傾向にあるので12月に入った頃から生花店には、しめ縄で作ったガーランドなど、飾りの付いていないものが販売されます。
またはクリスマスリースにも使われる松のガーランドも松飾りにぴったりです。
飾る資材のお勧めは赤と白や金、銀の水引です。
水引を利用するだけでぐんとお正月らしくなります。
神棚のしめ縄に挟んでいる白い紙飾りの紙垂(しで)はその場所が聖域であるという印です。
紙垂をイメージした白や赤い椿と水引や松をしめ飾りにグルーガンでお好みの場所につけるだけでオリジナルのしめ飾りが出来上がります。
シンプルですが、上品で厳かな雰囲気でとってもおしゃれです。
玄関ドアにフックなどを付けたくない、穴を開けたくない場合ははがせるフックがお勧めです。
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門松は店舗や企業では見かけますが住宅事情により近頃は少なくなりましたね。
門松に変わり外玄関の左右に松飾りをつけるのが一般的になりました。
松飾りも南天などと合わせて半紙で枝を巻き水引で結ぶと華やかになります。
松飾りが左右対になっているのは、二つは夫婦に見立て、子孫繁栄、代々続くようにと言う願いが込められます。
松は男性、譲り葉(南天など)は女性、南天の実は子供に見立てられています。
まとめ
ちょっとだけ手を加えるだけでおしゃれなだけではなく、意味のある飾りになります。
お正月までの残りすくない日々、慌ただしくなりがちですが、来年も福が訪れる素敵なお支度をしましょう。
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