突然ですが、皆さんは目の下のクマを気にしたことはありますか?
寝不足や疲れている時にクマが出て、見た目からも不調が分かることがあります。
しかし、そのクマはただの疲れではなく、病気のサインかもしれないのです。
この記事では、目の下のクマの色でみる種類とできる理由、解消方法について紹介しています。
目の下のクマが気になっている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
目の下のクマは病気のサインかも?
目の下のクマと一言にいっても、血行不良や脂肪のたるみ、くぼみ、色素沈着などさまざまな種類があります。
そして、中には大変な病気のサインになるものもありますので、ここではクマが現れる代表的な病気をいくつか紹介します。
目の下にくまが現れやすい病気
■鉄欠乏性貧血
鉄分は、赤血球内のヘモグロビンを作るために必要で、鉄分が不足すると貧血になってしまいます。
貧血を起こすと血行が悪くなり、ヘモグロビンが停滞することによって目の下に青クマとなって見えることがあります。
貧血には鉄分の多い食事を取ることが大切です。
もし症状が重い時は医療機関にかかりましょう。
■バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
バセドウ病とは、喉にある甲状腺で作られる甲状腺ホルモンの過剰分泌による病気です。
症状として、眼球の突出が主です。
目の周囲の脂肪や筋肉が炎症によって腫れ、目の奥の圧力が高くなることにより眼球が前に出てしまいます。
眼球が前に出ることによって黒クマになります。
甲状腺の腫れや頻脈、汗、手指のふるえ、怠さ、体重が減るなどさまざまな症状がありますので、早めに医療機関にかかることが大切です。
■肝臓、腎臓疾患
解毒や老廃物の排除など、肝臓や腎臓には血液をきれいにする役割があります。
この機能が低下すると血液が中々浄化されず、滞ってしまいます。その結果、目の下にクマができやすくなります。
臓器の疲れには、日常生活や食生活の改善を図りましょう。
アルコールや甘味、油分を控えたり、ゆっくり休んだりすることが大切です。
■うつ病
心の病のうつ病は、一人で抱え込まずに医療機関にかかることが大切です。
うつ病は自律神経の不調が起こることが多いです。
自律神経の異常による目の周囲の筋肉や口周りの筋肉の血行不良が、クマとして現れることがあります。
目と口の周りが青白くなるのが特徴といわれています。
目の下のクマは若い人でも出る場合は?
目の下のクマは、若い人にも起こることがあります。
では、クマの種類と特徴、原因を見ていきましょう。
目の下のくまの色と種類・特徴と原因
■青クマ
目尻に指先を当てて外側に引っ張った時、クマの色が薄くなるのが青クマの特徴です。
青クマの一番の要因は血行不良といわれています。
血行、血流が悪くなると、滞った血液が目の下を青く見せます。
■茶クマ
青クマの見分けと同じ動作をしても色が変わらない時は茶クマです。
目をこすったり化粧の落とし方が悪かったりして、色素沈着を起こしていることが多いです。
■黒クマ
鏡で目元を見ながら顔を上に向け、色が薄くなったら黒クマの可能性が高いです。
たるみや眼球の突出などによって、目の下に影ができてしまい、それが黒く見えることが黒クマの主な理由です。
■赤クマ
頬の上の方に指先を当てて下に引っ張った時にクマの部分に赤みが増えた場合は赤クマです。
このクマも血行不良が要因で、静脈と動脈の両方がうっ血を起こしている場合が多いです。
目の下のクマを薄くする方法
では、このクマを解消するにはどうすればいいのでしょうか?
もしクマの原因が上述したように病気によるものならば、まずは医療機関にかかり適切な治療を受ける必要があります。
ここでは、クマの種類ごとの簡単セルフケアについて紹介していきます。
■青クマ
血行不良が原因のことが多い青クマは、まずは血流の改善を目指しましょう。
蒸しタオルで目を温めたり、マッサージをしたりが効果的です。
ただし、マッサージする時はクリームやオイルなどで滑りをよくしてから行うようにして下さいね。
■茶クマ
色素沈着が原因の時は、目をこすることを我慢しましょう。
目をこすることが色素沈着の原因になりますので、こすらないこと自体が予防になります。
また、日々のケアとして美白に努めることも大切です。
保湿やピーリングにより美白効果をアップさせ、ターンオーバーを活性化させることが茶クマ解消に繋がります。
■黒クマ
たるみが原因の場合は、たるみ改善によりクマも解消されます。
コラーゲンなどのエイジングケアや、たるみが酷い場合は美容医療も視野に入れましょう。
■赤クマ
赤クマも青クマと同じように血行不良が原因のことが多いですので、血流の改善に努めましょう。
おわりに
私たちは普段何気なく「クマができた」と言っていますが、実は様々な要因によるものであることが分かったと思います。
自分の目の下にできたクマはどの種類なのか、何か思い当たる原因はないのか考えてみましょう。
もし判断に迷うことがあれば、一度医療機関にかかることも検討してみて下さいね。
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