春の七草を入れた七草粥は赤ちゃんに食べさせても大丈夫なのでしょうか。
離乳食でお粥を食べられるようになっても、いつから食べさせていいものか疑問ですよね?
また、アレルギーが心配とされる食べ物の代表、卵も赤ちゃんに食べさせる時期はいつがいいのかも心配ですよね。
これらを食べさせる目安とコツをご紹介します。
七草粥は赤ちゃんにいつから食べさせる?
離乳食を始める目安は大体、生後5~6か月とされています。
個人差もあると思いますが、世界保健機構(WHO)は生後6か月を推奨しているようです。
首がすわり、スプーンを口に入れても嫌がらず、大人が食べているものに興味を示すようになり、よだれが増え、大体の生活リズムが整ってくる。
などなど、色々とタイミングはありますが最初は10倍粥をすり潰したものを一日一回一口からが基本です。
3日目くらいから2口に増やし、一週間ほど経過したら今度はお野菜にチャレンジ。
柔らかく煮たお野菜をすり潰し、一日一種類一口ずつ食べさせます。
一種類ずつが望ましいのは、複数同時に摂取した場合にどの食材でアレルギー反応が出たのか分からなくなる為。
初めての食材は、平日の昼間が良いとされていますが、これはアレルギー反応が出た場合に医療機関を受診する為です。
七草粥に入れるお野菜にチャレンジして問題なければ、柔らかく煮た七草を水にさらしてアクを抜き、すり潰して10倍粥に少量入れると食べやすくなります。
赤ちゃんの離乳食に七草粥をアレンジ
赤ちゃんに食べさせる七草粥は、カブと大根(スズナ・スズシロ)を先に茹で、後から他の葉物を入れると丁度良い柔らかさになりますのでお試し下さい。
タンパク質にもチャレンジし始め、シラスも大丈夫であれば塩抜きをした後、すり潰したものを少量混ぜてみても良いですね。
また、無添加の和風だしやコンソメなどもスーパーで売られているので、1歳頃からごく薄く風味を付けてあげると食べやすくなりますよ。
食材そのものの味を覚えさせ、少しずつ色んな味付けにチャレンジしていきましょう。
赤ちゃんの離乳食に卵はいつから使っていい?
アレルギーが心配される食材の代表といえば卵ですね。
スタートの時期は離乳食中期以降です。
卵は離乳食を始めて2か月ほど経過した頃です。
いつから食べさせようかと、お悩みのママも多いと思いますが、チャレンジのコツは、まず黄身だけを耳かき一杯ほど食べさせて反応を見る事です。
少しずつ増やして、多くても黄身1個まで。
固ゆでにしたものを与えてください。
黄身を食べられるようになり、1か月程経過したら白身にチャレンジしてみましょう。
しっかりと茹でた卵の白身部分を、耳かき一杯から。
問題なければ、中期で三分の一ほどの量を与える事が出来ます。
後期になれば二分の一個、完了期で三分の二個までが目安です。
卵アレルギーは、ほぼ白身で起こります。
白身を与えてから2日ほどは、下痢や嘔吐、呼吸が苦しそうでないか、また、痒みが出ていないかなど注意深く観察して下さい。
アレルギー反応は、一般的に食後30分以内に現れることが多いそうです。
まとめ
七草粥や卵は栄養価も高く、赤ちゃんにとっては大切なエネルギー源になります。
離乳食を上手に進めて、元気に育って欲しいものですね。
アレルギーや誤嚥が怖くて、中々スタート出来ないとお悩みの方も多いと思います。
しかし、しっかりと離乳食のコツを知り、少しずつチャレンジしていく事で、赤ちゃんは色々な食材の味を知り、胃腸が強くなり、体も成長していきます。
医療機関が受診できる時間帯に、最初は一口一種類ずつの基本を守れば、離乳食は怖くない!
お子さんの元気な成長を願いながら頑張ってみて下さいね。
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