幼稚園で遊びまわる子供を見ると元気がもらえることってありませんか?
でも時間を見てみると、17時すぎ。
あれ?幼稚園は15時頃に子供は帰宅するイメージがあったのに・・・と思うことがありました。
子供ができて幼稚園・保育園探しをしているときに知ったのが「幼稚園の預かり保育」。
働きながら育てるとなると、幼稚園は難しいと思い込んでいましたが、預かり保育の存在を知り、幼稚園も候補に入ってきました。
ただ、周囲の人には「預かり保育なんて可哀そう」とたびたび言われた私は「なぜ可哀そうなのだろうか?」とふと疑問に感じました。
その内容についてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
幼稚園の預かり保育はかわいそう?と思う理由
預かり保育が「かわいそう」と思われたり、言われたりする理由は様々です。
おそらく、デメリットの部分のみ考えてしまい「かわいそう」というイメージになるのだと思われます。
かわいそうと思われる「預かり保育」もデメリットもあれば、メリットとなることもあります。
あくまで、希望して利用する制度ですので、預かり保育のメリットとデメリットを踏まえて選択すると良いでしょう。
●異年齢交流ができる
預かり保育は人数が少なくなるため、1つの部屋に集まってみんなで遊ぶことがよくあります。
普段、年齢ごとに教室が分けられていて同年代の子との関わりがメインですが、預かり保育の時間は、異年齢の子供が一緒の空間で過ごす貴重な機会です。
お兄ちゃん・お姉ちゃんの遊びを真似っこしてみたり、年下の子の手を引いて一緒に遊んだり、子供の成長にも繋がります。
兄弟姉妹がいないお子様にはより貴重な体験になると思います。
●子供にとって楽しい時間になる/辛い時間になる
これは子供の性格によります。
楽しんで過ごす子供は「まだ遊びたい!」となりますし、あまり楽しめない子供は「早く帰りたい」となります。
それは子供次第です。
メリットとデメリットが表裏一体にあります。
子供の性格や、馴染むまでの時間など、様子を見てみるのも1つです。
●保育料がかかる
預かり保育には当然、保育料がかかります。
お仕事の都合で預かり保育を実施していても、時間給と比較すると預かり保育料の方が割高・・・となる場合もあるかもしれません。
●長期休暇や幼稚園の行事など預けられない日もある
長期休暇も預かり保育を実施されている幼稚園は多いですが、日にちが限定されていて、お仕事がある日に幼稚園はお休み・・・ということもよくあります。
また幼稚園の行事日やその前後に預かり保育が実施できない日もあるかもしれません。
幼稚園の預かり保育の内容とは?
次に、預かり保育の内容について、詳しく見ておきましょう。
我が子を預けるとなるとその内容はとても気になります!
ここでは、一般的な内容をご紹介しますので、実際の内容は各幼稚園にお尋ねくださいね。
尋ねる時は、ここをポイントとして押さえておいてください。
・対象となる児童は3歳以上。
・幼稚園ごとに定員が決められている。
・実施は月曜日~土曜日。
幼稚園教育開始前・終了後や、長期休業期間を対象としている
・料金は基本料金+食事代+おやつ代が実費で徴収される。
ほとんどの幼稚園で預かり保育が実施されていると書きましたが、自治体が補助する預かり保育と、対象外となる幼稚園独自の預かり保育があります。
その違いにより料金体系は異なりますので、幼稚園から探すのも良いですが、各自治体にもお問い合わせ頂くこともお勧めします。
また、預かり保育は、“保育”とはいっても幼稚園教育の目的や目標を踏まえて実施されるため、「教育活動」ともされています。
預かり保育の時間内にどんなことをするか、直接聞いてみましょう。
幼稚園の預かり保育とは何?
そもそも、幼稚園の預かり保育とは何でしょうか。
預かり保育の意義は、文部科学省によると、
・ニーズの背景には、少子化・都市化で子供が同年代・異年齢の仲間と遊ぶ機会が減少していることや、核家族化・男女共同参画社会の進展により託児ニーズが増加していることが挙げられる
とされています。
つまり、時代背景とともに出来た制度であると言えます。
2007年に学校教育法が改正され、幼稚園の役割に「子育て支援」が追加されました。
そのため「子育て支援の一環」としても考えられています。
現在では、ほとんどの幼稚園で預かり保育が実施されているようです。
ただ、地域差はありますので、ご確認ください。
まとめ
幼稚園の預かり保育の内容や、そのメリット・デメリットについてご紹介させて頂きました。
時代のニーズとともに出来た制度なので、昔はなかった制度です。
利用したことのない人から見ると子供が「かわいそう」と思う方も少なくありません。
預ける両親も心苦しいこともありますが、元気に楽しく遊ぶ子供を見ると成長を感じられるのではないでしょうか?
預かり保育の内容を知り、ご家族で相談し、お子様ともしっかりとお話して、利用するかどうか決めてみてくださいね。
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