大人も子供も大好きなお餅。
お正月には必ず食べるし、一年中食べている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、お年寄りや子供に多いお餅の誤飲事故。
小さく切って食べさせても、やはり喉に詰まりやすい食べ物です。
そこで、子供がお餅をのどに詰まらせたらどうすればいいのか、お餅を食べる機会が増える前に知っておくことが大切です。
子供がお餅を喉に詰まらせた時の詳しい対処法をご紹介します。
子供が餅をのどに詰まらせたとき
どんなに気を付けていても、お子さんが食べ物を喉に詰まらせそうになってヒヤリとした経験をした事のある方は多いと思います。
お餅などは特に、何歳ごろから食べさせていいものか悩みますよね。
柔らかく煮込んだトロトロのお餅であれば、3歳ごろから大丈夫かなと思いますが、それでも気を付けて少しずつ与えたほうが良いでしょう。
もし子供がお餅を喉に詰まらせてしまった時は、冷静な判断と素早い処置が大事です。
パニックを起こさないように、正しい対処法を知っておきましょう。
子供ののどに餅がつまったら最初にやるべきこと
もしお餅を喉に詰まらせてしまった時は意識確認をする必要があります。
意識が無くなっている方には、まず心肺蘇生法を行い速やかに救急要請してください。
意識があれば、大きく咳をするように言います。
しかし本人も見ている側もパニックを起こしかねない状況ですよね。
そういう時こそ冷静に、声掛けをするのも大事です。
掃除機で吸い出したり、無理に指で掻き出そうとしたりすると更に奥へ入ってしまい危険です。
素人は止めておきましょう。
また、窒息した時は言葉で話せないので、このようなチョークサインと呼ばれるジェスチャーで、周りに知らせる事ができます。
お子様にも教えておくと、もしもの場合に助けを呼ぶ事ができるかもしれませんね。
餅が喉につまった時の対処法
1.後ろから子供の胸やあごを支え、背中や肩甲骨の間を強めに叩く背部叩打法(はいぶこうだほう)をお餅が取れるか、反応がなくなるまで続けてください。
2.後ろから羽交い絞めにし、拳を作り、みぞおちあたりを斜め上に突き上げるハイムリック法(上腹部圧迫法)思い切り吐き出させる気持ちで行ってください。
動画での説明がわかりやすいのでこちらを観てみてください。
ご紹介した背部叩打法やハイムリック法は、意識がある時に有効な対処法です。
意識がない状態の人や、妊婦さんには行わないでください。
乳児に関しては背部叩打法が有効です。
大人の太ももにうつ伏せに寝かせた状態で頭を下げるような角度に保ち片方の手であごを持ち突き出させ、もう片方の手で背中を叩いてください。
まとめ
お餅での事故はとても身近で危険なものです。
お餅を食べる時は、落ち着いた状況で座ってよく噛み、ゆっくり飲み込むようにしてください。
大切なお子さんを、お餅の事故から守りましょう。
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