相撲の番付表は、相撲字と言われる漢字が墨で書かれていて、見た目が和風で格好良く、居酒屋やちゃんこ鍋屋さんなどでよく飾られていますよね。
でも番付表は、どこで販売しているのでしょうか?
また実物は手書きと言われていますが、誰が書いているのでしょう。
その番付表の疑問についてお答えします。
相撲の番付の見方とは?
番付は大相撲において、力士の強さを表す順位です。
正式名称は番付表と言います。
順位を上から言うと、横綱・大関・関脇・小結・前頭・十両・幕下・三段目・序二段・序の口となっています。
横綱を筆頭に十両までの上位の番付を関取と言い、幕下以下は取的(とりてき)と呼ばれる力士養成員と言われます。
さらに横綱から前頭までを幕内と呼び、幕内力士は42人の定数で決められています。
横綱は最高位の称号であり、降格することはなく、最高位にふさわしい品格と抜群の力量を要求されています。
また横綱を除く幕内の中でも、大関・関脇・小結を三役と言い、相撲界では実力のある上位の力士が務めています。
番付は、東西ほぼ同数に二分され、同じ地位でも東方が西方より上位とされています。
番付表は東西に分かれて上位の力士は立派な大きな字で書かれ、格が下位のものは徐々に字が小さくなっていきます。
番付表を一目見ると、格付けの差がはっきりしているのが面白いですね。
相撲の番付表の購入方法や値段は?どこで買えるの?
番付発表は、一年6回ある各場所前に行われ、即日から番付表(1部:55円)も販売されます。
番付表の購入方法
・両国国技館内の相撲協会事務所(平日:9:30~17:00)
・地方場所を開催しているときは、地方場所会場と国技館の両方で販売。
・通販として相撲協会公認正規販売店の注文フォームからも注文できます。(→こちら)
国技館や地方場所まで行けない方は、通販で申し込むと良いですね。
・ベースボール・マガジン社発行の雑誌「相撲」の奇数日の別冊付録としても、本物の番付表が付いています。
・相撲部屋の後援会に入ると、番付表が送られてきます。
相撲番付表を手書きしているのは誰?
番付表は、書道家など専門職の人が書くわけではなく、行司の中で相撲字のうまい人が約10日をかけ書き上げます。
番付を書くことは、行司の中でも名誉なことで、2007年11月(木村恵之助時代)からは、3代木村容堂という行司が現在まで書き続けています。
相撲字は、筆太の根岸流と呼ばれる楷書で、隙間がないくらいぎっしり書かれていますが、観客が隙間なくぎっしり入るようにという願いが込められていると言われています。
まとめ
下位の力士は、番付が上がり出世することによって、自分の四股名が大きく書かれていることに、喜びや感動を覚えると言います。
まさに地位を実力で勝ち取る世界ですね。
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