ハロウィンが終わると次は一年で一番賑わうクリスマスシーズンですね。
華やかにリースで飾りつけるお宅も年々増えています。
ツリーより場所を取らず、長い期間、楽しめるのもリースの良いところです。
ナチュラルな葉や木の実、ハーブなどの自然素材をふんだんに使ってリースを手作りし、シーズンを待たず玄関に飾り寒い季節の到来を楽しみながら、クリスマス当日を迎えるのはいかがですか。
クリスマスリースの葉っぱには意味がある
円形のリースには「終わりの無い永遠」という意味が込められています。
リースに使われる葉の緑色には作物の繁栄の意味があり柊の赤い実は太陽の恵みやキリストの血、寛容な愛を、木の実や果物は収穫やささげ物の象徴になります。
魔除けの意味もある柊やもみの葉など尖った葉にはキリストの「受難」を表しています。
針葉樹は1年中枯れないことから生命力と五穀繁栄を意味します。
悪を退散させ、一年の幸せを願う日本のしめ縄飾りと同じですね。
ひとつひとつに込められた意味を思いながら素材を選び、自分で作ったリースを飾ることで家や家族への感謝や祈りを表すのも良いですね。
厳密にはクリスマスリースを飾る期間は11月末の日曜日から、キリストが誕生した日をお祝いする「公現祭」1月6日とされています。
日本ではお正月という日本の風習がありますので、しめ縄を飾る時にリースとしめ飾りを掛け変えると良いと思います。
クリスマスリースを自然素材で上手にアレンジ
手作りリースの土台によく使われるのは、柳やあけびなどの細長いツルで、お湯に浸けて柔らかくしたものを円形に曲げてワイヤーで巻いて固定して作ります。
生乾きだと飾り付けした後に重みで変型してしまいますので完全に乾燥をしてから飾り付けをしましょう。
近くに山がありツルや木の実などを採ってこられるならハイキングがてら材料を集めるのもリース作りの楽しみですね。
飾る素材もたくさんありますが、生の葉を使って飾っている間にドライ化し色が変化するものもあり、木々が紅葉するようにリースが変化するのも楽しみのひとつです。
その場合はドライになった時に、葉や実が落ちてしまわないモミ、ヒノキ、杉、ヒバ、柊などを選びましょう。
近頃庭で育てることも多くなったローズマリーや月桂樹、オリーブ、ゴールドクレストなども手に入りやすい素材です。
ノイバラの実は真っ赤な小さな実がたくさん付いていて華やかで秋には生花店にも並びます。
山に行く時間が無くても、生花店では季節になるとリース用の素材が出回るので色々な生花店を回るのも楽しいです。
6月に出回るアジサイのアナベルをドライフラワーにしてクリスマス前にリースの飾りにするのも素敵です。
来年は是非チャレンジしてみてくださいね。
シーズン商品を扱うディスプレイ用品(横浜ディスプレイミュージアムなど)のお店にはドライ加工した木の実やハーブ、リース素材がたくさん揃っているのでまとめて揃えることも出来ます。
クリスマスリース作りにハーブをおすすめする理由
自然素材を選ぶなら薬や香料として用いられるハーブがお勧めです。
緑の葉や草など茎の柔らかい植物に多く見られるのでリースに向いている素材がたくさんあります。
手作りリースにハーブを取り入れることで目からだけではなく、ハーブから漂う香りにも癒やされ、心が穏やかになる鎮静効果はもちろん、虫除け効果などたくさんの癒しをもたらします。
いろいろなハーブだけを集めて作っても香りがブレンドされオリジナルアロマリースが出来ますね。
クリスマスリースによく使われるモミの香りは、フレッシュでウッディな森林浴をしているようで、モミ精油には殺菌鎮痛作用や気管支炎の不調などに役立ちます。
モミのほかにも柑橘系のような香りの杉、アロマオイルでもおなじみの空気を浄化するといわれるユーカリ。
気分を落ち着かせるローズマリーなどもすっきりとした香りを放ちドライになっても見栄えが良いです。
クリスマスの料理に使われるリンゴなどもスライスしたドライなものがあり、アクセントなります。
ほかにはシナモンスティック、グローブ、スターアニスなどのドライスパイスも香りのポイントになりますね。
玄関の外だけではなく締め切りがちな冬の室内にもハーブで作ったリースを飾ればフレッシュな気分になれます。
まとめ
思いを込めて作ったリースなのでクリスマスに飾ったあとでも、クリスマスカラーのリボンなどを外してそのまま内玄関などに飾り1年間楽しみまた来年新しく作るという習慣も悪くありませんね。
我が家はそうやって繰り返すつもりが、香りが薄くなっても精油をたらしポプリとして2年くらい玄関の壁面に飾ったこともあります。
そんな使い方も有り、なんではないでしょうか。
ハーブを使ったクリスマスリースで素敵なクリスマスを。
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