岡山県岡山市の曹源寺は、臨済宗の寺院で備前国第一の禅寺と言われ、岡山藩主池田の菩提寺です。
また外国からも20人以上の修行僧が修行を行い、座禅のできる禅寺としても知られています。
その曹源寺の紅葉の見所と御朱印のもらい方マナー、境内での備前焼作品展が行われた事についてご紹介します。
岡山曹源寺は街中で紅葉が見られる禅寺
曹源寺は、11月中旬になると街中で美しい紅葉が見られる紅葉スポットとして有名で、紅葉狩りに多くの人々が寺を訪れます。
曹源寺の池は四季を通じて景色が美しく、池泉回遊式の渕の紅葉は水面に映えて絶景とも言われ、撮影スポットとして人気があります。
曹源寺の池の枝垂桜の奥へ向かう、通称紅葉谷と呼ばれる林間通路も見所の一つで、赤い紅葉が艶やかにその姿を見せてくれます。
岡山曹源寺での御朱印の貰い方とマナー
曹源寺では、庫裏に御朱印をいただきに行くと、外国からの修行僧の方が出てきますので、その方に御朱印をお願いすることになります。
しかし、曹源寺で御朱印を書けるのは副住職さんだけのようで、手が空いているときは10分程度待つと、御朱印帳を片手に出てこられますので、再度お願いすることになります。
御朱印を書いていただいたら、丁重にお礼を言いましょう。
また、副住職さんがいない時は、御朱印を書いてもらうことはできません。
御朱印は、中央に大きく「圓通」と書かれ、右上には岡山藩主池田家の家紋「備前蝶」が捺印されています。
圓通とは、観世音菩薩の異称圓通大士のことで、圓通の大文字は迫力がありますよ。
曹源寺境内では岡山の備前焼作品展が開かれることも?
曹源寺では、過去に2016年6月、2018年3月25日~4月12日まで、備前焼作品展が行われました。
2016年は、備前焼作家井平川忠さんと赤井夕希子の展覧会が境内の風景を生かした展示が好評でした。
2018年は、展覧会第二弾で備前焼作家の有邦兄弟を始め、フランスの美術作家アンヌ・レにエルさんなど国内外の8作家が、境内の庭や書院などの思い思いの場所に約30点のオブジェを並べ、禅寺の静寂な世界をテーマに作品を披露しました。
備前焼と現代美術のコラボが、曹源寺の風景に溶け込んで、美術館の展示とは違う風景が「生かされている」という感動を生み出しています。
定期的ではないので、今後の開催日は決まっていませんが、今後注目したいイベントの一つです。
チャンスがあれば、ぜひご覧になってほしいおすすめの展覧会です。
まとめ
320年の歴史があり、さすが岡山藩主池田家の菩提寺であるだけのスケールを持つお寺です。
三門(山門)の壮大さや本堂の大きさは目を見張るものがあります。
岡山へ行ったおりには、ぜひ曹源寺に訪れて御朱印をいただきましょう。
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