インターネットの検索画面、いろいろ検索できて便利ですけど、検索したいキーワードがパッと見でわからなくて、困ったことないですか?
あるいは長文が書いてあるWebページから、目的のキーワードだけ拾い読みしたいんだけど、目で追うのは疲れる、なんてことも。
ここでは、パソコンのブラウザでGoogle chromeを使っている人のために、Googleで検索した結果や、表示されているWebページで、目的のキーワードをわかりやすくハイライトさせる方法をご紹介します。
また、拡張機能と言うものを使うと、好きな色でハイライトできるので、その方法も説明します。
chromeで検索時に色を変える方法
まずは、検索エンジンでの検索から話を始めましょう。
すぐにWebページ内での検索の話もしますので、ご心配なく。
検索エンジンとは検索機能を提供しているシステムのことです。
普通はWebページやWebサイトの形で提供されます。
Chromeは、初期状態ではGoogleを使用します。
※なお、以下の動作検証はすべて2018/4/8時点のもので、Chromeのバージョンは65.0.3325.181です。…でも、大丈夫です、Chromeは起動し直すたびに自動的に最新になるので、さほど気にされなくてもかまいません。
使用したパソコンの種類はWindows10ですが、これも、Chrome最新版が動作しているパソコンならWindowsの種類を気にしなくて大丈夫です。
検索エンジンは他にもBingやYahooなど色々ありますが、基本的な動きは同じです。
ここではGoogleで検索した場合の話をします。
Chromeで新しいタブを開けば検索画面になりますし、アドレスバーに直接、キーワードを入力しても検索できます。
ここでは「パソコン」と入力して検索してみましょう。
パソコンに関する情報の一覧が出てきました。キーワードの「パソコン」は、よく見ると太字になっていますが、これだけでは、わかりにくいですよね。
そこで、「パソコン」の文字を強調するために、ページ内検索をしてみましょう。
アドレス欄の右のボタンをクリックし、メニューを表示させます。
中ほどの「検索」をクリックすると検索用の小窓が開きます。これは、「Ctrl」キーを押しながらキーボードの「F」を押しても、同じです。(以下「Ctrl」+「F」と書きます。)
この小窓に「パソコン」と入力してみてください。ページ内の「パソコン」の文字がハイライトされたでしょう。
カーソルのある位置のキーワードの背景はオレンジ色に、その他のキーワードの背景は黄色になります。通常は一番上のキーワードがオレンジ色です。
検索用の小窓には、入力したキーワードの右に現在の検索数が「1/56」と表示されています。
これは、このページの中に「パソコン」と言う文字が56個ありましたよ、そのうち1つ目に今カーソルがありますよ、と言う意味です。なお「56」という数字は検索したタイミングにより変わる事があります。
その数字の右隣の「^」や「v」は、ページ内での検索結果のカーソルを進めたり戻したりする記号です。それぞれをクリックすると、オレンジ色が進んだり戻ったりするのが確認できるでしょう。
「Enter」キー、および「Shift」+「Enter」を押しても同じ動きをします。
「×」をクリックすると小窓が閉じ、ハイライトも消えます。
もう一度「Ctrl」+「F」を押しても同じです。
再び検索用小窓を開くと、前回検索したキーワードが出てきますので、同じようにページ内検索が出来ます。
「うん、これで充分!」という方もいれば、「え~、Google検索と同時にハイライトしてくれないの?」という方もいらっしゃるでしょう。
後者の方のために、別項の「chromeで検索時に色を変える方法」でGoogle検索と同時にハイライトさせる方法を記します。
chromeページ内検索でハイライトされない場合
十中八九入力ミスですが、確認は丁寧に
その前に、「ページ内検索してもハイライトされなかったよ?」という方のためのフォローをします。
ページ内での検索結果が見つからなかった場合は、「ポーン」と言う警告音が鳴りますが、その他には特に画面が変わったりはしません。
検索文字がページ内にないということなので、ハイライトもされません。
「え、見つからないの?」とあせるかも知れませんが、落ち着いて、検索窓の文字をよく確認してみましょう。
十中八九は文字入力の間違いです。
すこし脇にそれますが、検索に失敗したときのchromeの動きはちょっと不親切ですよね。
失敗を表す「ポーン」と言う小さな警告音、静かな場所ならまだしも、騒がしいオフィスなどでは気が付きません。
音を鳴らすだけでなく、画面にメッセージを表示するなどしてくれれば良いと思うんですけどね。
さて、確認に戻りましょう。入力間違いの可能性が高いですけど、そもそもなにか不具合で「検索結果のハイライト機能が動作していない」のかも知れません。
そこでまず、ハイライト機能の動作を確認しましょう。
一番解りやすいのは、ページ内に表示されているアルファベット文字をどれでも良いので見つけて、その文字を検索してみることです。
Chromeのページ内検索はアルファベットの場合は「大文字/小文字」の区別および「全角/半角」の区別、いずれも関係なしで検索結果がハイライトされます。
なのでアルファベットは比較的確認しやすい文字なのですね。
例えば先の検索結果画面ならば、「Dell」と言うアルファベットがありますので、「d」と打ってみます。
前述の通り、大文字でも小文字でも、全角でも半角でもかまいませんが、日本語入力をオフにして英語で打つほうが確実です。日本語入力は「半角/全角」キーを押すたびにオンとオフが切り替わります。
自分が入力しやすい状態で入力してもらって構いません。
「d」がダメなら「e」、と、一文字ずつ確認していきます。
「l」(「L」の小文字)は「I」(大文字のアイ)と間違えやすいので避けたほうが良いでしょう。
これらの文字のどれかでハイライトされるようなら、Chromeやパソコンの異状と言う可能性は薄いです。
また、警告音の「ポーン」と言う音も判断材料になりますが、前述の通りこの音は聞き取りにくいので、あまり当てに出来ないですね。
ただ、ハイライトしないときに音が聞こえれば「警告音の動作は正常」とは言えます。
異常が発生している場合は、まずは再起動
このように検証して、それでも全くハイライトしない、警告音も鳴らない、と言う場合に、初めてChromeやパソコンの異常を疑うことが出来ます。
「Chromeやパソコンの異常」と言っても、通常はそれぞれ起動しなおせば直ることが多いです。
(1)Chromeを再起動する。
→不要なタブをすべて閉じた上でChromeを終了させます。確実に終了するのを待つために最低でも30秒は待ちましょう。
その上で再度Chromeを起動します。
(2)パソコンを再起動する。
→会社のパソコンなどでは、業務に影響が出ないようにパソコンの管理者の方と相談してから行ってくださいね。
ここではWindows10の場合の再起動方法を示します。
スタート・ボタンをクリックしてスタート・メニューを表示させ、左下の「電源アイコン」をクリック、表示されるサブ・メニューから「再起動」を選びます。
なお、シャットダウンではなく、必ず再起動を行います。
Windows の種類と設定によっては「高速スタートアップ」のために、一部機能をクリアにせずにシャットダウンしている場合があるからです。
再起動なら必ず全機能がクリアされるので確実です。
大抵の不具合はこれで直るのですが、これらを実行しても異常が直らない場合は、以下の方法を試すことになります。
ここでは説明が複雑になるので箇条書きのみにしておきます。
(3)パソコンをセーフモードで起動して動作確認。
(4)Chromeのユーザープロファイルを初期化する。
(5)Chromeを再インストールする。
(6)パソコンを初期化してリカバリする。
(4)以降の方法はユーザー・データを失うことになるので、データのバックアップ方法をよく確認した上で行ってください。
chrome検索でハイライト色を変更する方法
chrome本体にはページ内検索結果のハイライト色を変更する方法が無いようです。
これは「拡張機能」を追加することによって、ハイライトの色を変更する事ができます。
拡張機能はその他にもいろいろなものがあります。
ただ、拡張機能については、注意していただきたい点があります。
それは「拡張機能は基本的に自己責任で導入」ということ。不具合が起こっても自己責任で対処してね、作成元はフォローしかねますよ、ということです。
なので、会社の共用パソコンのChromeに拡張機能を追加したい時は、パソコン管理者の方とよく相談してください。
どうしても必要な拡張機能であることを納得して貰えなかったなら、残念ですが、拡張機能の導入は諦めてください。
と、ちょっと難しいことを言いましたが、拡張機能の扱いそのものは簡単です。
あなたが自分専用のパソコン環境を持っているなら、試す価値は充分ありますよ。
拡張機能 isear インストール
ここでは isear と言う拡張機能をご紹介します。
ページ内検索のハイライトと同時にGoogle検索結果のハイライトにも対応しており、一石二鳥な拡張機能です。
isearをchromeに取り込むのは次のようにします。(拡張機能を使えるようにChromeに取り込むことを「インストールする」と言います。)
以下のアドレスをクリックしていただくと、isearをインストールできる画面が表示されます。
chrome.google.webstore【isear】
右上の青い「CHROMEに追加」をクリックします。
すると、画面上に小さい窓が表示され「「isear」を追加しますか?」ときいてきますので、「拡張機能を追加」をクリックします。
以下のように「isear が Chrome に追加されました。」と言う小窓が表示されたらインストール成功です。
拡張機能 isear で検索結果をハイライト
さっそく使ってみましょう。
Chrome画面の右上、アドレスバーの右隣に緑色の isear アイコンがあります。
このisearアイコンをクリックします。または、「Ctrl」+「Shift」+「F」でも同じです。文字入力用の小窓が表示されます。
Googleでの検索もできる事がわかります。せっかくですので、その機能も使いながら試してみましょう。
ここでも「パソコン」で検索してみます。
小窓に「パソコン」と入れ、Ctrlキーを押しながらEnterキーを押すと、Google検索結果が表示されます。
この時、Shiftキーも同時に押しておくと、今見ているページとは別のタブに検索結果が表示されます。
Shiftキー無しなら、今見ているページに置き換わって、検索結果が表示されます。
いかがですか?。上図のように、検索文字がハイライトされた検索結果が表示されましたか?
初期状態ではハイライトは黄色ですが、これを好きな色に変えることができます。
拡張機能 isear ハイライト色を好きな色に設定
先程のisearアイコンを今度はマウスの右ボタンでクリックしてみましょう。(以下単に「右クリック」と記します。)
下図のようなメニューが表示されますので、「オプション」をクリックします。
図のようなオプション設定ウィンドウが新しいタブに開きます。
画面下の方に色の設定があり、好きな色を選べるようになっています。
ボタンを2つチェックするようになっていますが、これは2つのキーワードで別の色を表示できるようになっているからです。
左側の色が優先されて使用されるようになっています。
ちょっとわかりにくいのですが「チェックしたボタンの色」でなく「左端の2つのボタンの色」が使用されます。
ボタンの並びは入れ替えたいボタンをチェックして「入れ替え」ボタンをクリックで変更できます。言葉ではわかりにくいですが、実際に試してみるとすぐわかるでしょう。
もっと微妙な色合いが好みだなぁ、という方は、色のボタンをクリックしてみてください。
このように、詳細な色設定の画面が出てきて、好きな色を設定することが出来ます。
この設定画面は、複雑そうで、ちょっと面食らうかも知れません。
ですが難しく考えることはなくて、要は「好きな色のところをクリック」して「OK」ボタンを押せば良い、のです。
残念なのは、最初からある色のボタンのうち、必ずどれかを上書きしないと詳細な色設定ができないこと。
これは、色を追加設定するためのボタンを用意してほしかったですね。
オプション設定タブ内の変更は即座に反映されます。
好きな設定にしたらタブを閉じて構いませんし、色々設定を試してみたければ開いたままでも構いません。
拡張機能 isear 2つのキーワードを別の色でハイライト
設定を変えた方も変えなかった方も、せっかくですから、「2種類のキーワード」のハイライトを試してみませんか?
今度は「パソコン」と「ソフト」の二文字で検索してみましょう。
検索窓を開くのは isear のアイコンをクリックか、「Ctrl」+「Shift」+「F」でしたね。
「パソコン」と「ソフト」の2単語を入れて検索してみます。単語の間は空白で区切ります。空白は全角半角どちらでも良いです。
下図は「Ctrl」キーを押しながらGoogle検索をしてみた結果です。
「パソコン」と「ソフト」がそれぞれ別の色でハイライトされていますね。
この状態で「Enter」キーを押すと最初の検索文字が赤くハイライトされます。
この色は変えられないみたいですね、ちょっと残念!
「Enter」キーを押すたびに赤い色が次の検索結果に進んでいきます。これを逆に戻したい時は「Alt」+「Enter」です。
検索窓を閉じるのは検索窓以外をクリックか、もう一度「Ctrl」+「Shift」+「F」です。
isear には他にもいくつかの設定項目や、便利な機能がありますが、本題からはそれますので、今回はここまでの説明とさせていただきます。
拡張機能 isear アンインストール
最後に、この拡張機能が気に入らないのなどの理由で取り除きたい(アンインストールしたい)ときの、削除方法をご案内します。
isear アイコンを右クリックして、表示されたメニューから「Chromeから削除…」をクリックしてください。
削除確認の小窓が表示されます。
「削除」をクリックすれば、すぐに削除(アンインストール)されます。この時、isearの設定も削除されます。
拡張機能 Multi-highlight 3つ以上のキーワードでページ内ハイライト
拡張機能をもう一つ簡単に紹介しておきましょう。
isear のような自由な色の設定はできませんが、3つ以上のキーワードでページ内検索ができる Multi-highlight です。
インストール方法や削除方法は isear と同様で、以下のURLからインストールできます。
chrome.google.webstore【multi-highlight】
下図は「パソコン」「ソフト」「カメラ」「音楽」の4つのキーワードでページ内検索をした例です。
シンプルなものが良い人はこちらのほうが向いているかも知れませんね。
まとめ
いかがでしたか?
・検索結果をChromeの標準機能でハイライトさせる方法
・検索結果がハイライトされないときの対処方法
・拡張機能でハイライトの色を変える方法
を説明しました。
筆者的には、Chrome標準の検索機能で不便を感じたことはなかったのですが、拡張機能を取り入れることで、より便利に検索できることが分かりました。
個人でパソコンを自由に使える方は色々試してみると面白いですね。
最後になりましたが、Chromeの拡張機能は以下の「Chrome ウェブストア – 拡張機能」で検索、入手できます。
【chromeウェブストア】
いろんな人が拡張機能の体験談をブログなどに上げていますので、色々検索して探してみてください。
それでは、あなたのパソコン・ライフがより良いものになりますように!
コメント
一つの言葉で検索することはまず,
ないと思います。
複数の言葉で色分けで表示するようにしてほしいです。
yahooバーのように。
すみません。
よく見ていませんでした。
出来るようですね。
tokior4さん^^
コメントありがとうございました。
いえいえ、返信が遅れてすみません。
解決されたようで良かったです。
今後はもっと分かりやすい表現にしていく努力をしますね。
コメントありがとうございました。