春が深くなってまいりました。
季節に合わせて念願のマイホームを建てたり、新築を購入した方なども多いのではないでしょうか?
そして、ご新居を購入された方の第一関門!
と、言ったら大袈裟かも知れませんが、避けては通れないのがご近所さんへの挨拶廻りですよね。
しっかりとご挨拶をして、ご近所さんにはよく思われた方が賢明ですし、第一印象は大切です。
私は仕事が宅建業なので、お客様だけでなく知人や友人からも、「ご近所挨拶の粗品は何が良い?」とか、「のしは必要?」とか、質問攻めに合うことがあります。
まぁ、確かに普段から触れていないと分からない点ではありますし、同じ様に考えられている方も多いのではないですかね?
ですから、今回は引越しのご近所挨拶の粗品やその相場とか、のしの事などについて私がいつも友人に説明している内容を、ご紹介していきたいと思います。
引越しのご近所挨拶の粗品ランキング
まず最初はご近所さんへのご挨拶に持って行く粗品について、今まで私がお手伝いをしたお客様が好まれた物をもとに、ランキング形式でご紹介していきます。
第3位:食器洗い洗剤
誰もが必ず使う食器洗い洗剤が第3位です。
最近の新築一戸建てやマンションなどでは、「食洗機が多いから使わないんじゃ?」と、思われる方もいるかも知れませんが、食器の予洗いやしつこい汚れを落とす時などには、いくら食洗機があっても必ず手で洗います。
また、貰った人が自分の好みの洗剤ではなくても予備として持っている事もできるので、ありがた迷惑になる確率が低い万能アイテムです。
お中元やお歳暮ではないので2本セットなどで十分ですし、価格も数百円で済みますからお財布にも優しいので大助かりな一品です。
第2位:焼き菓子(洋菓子)の詰め合わせ
金額的にもリーズナブルで、どんな年齢層のご家庭にも対応できる焼き菓子の詰め合わせが第2位です。
この粗品でのポイントというか、注意点は【誰もが知っているお菓子】にする点です。
人によっては、高級洋菓子などを使う方もいらっしゃると思いますが、挨拶廻りの目的はあくまでも第一印象を良くすることです。
貰った方に気を遣わせたりしないためにも、高級なものでなくなるべく庶民派なお菓子を選ぶと後々の関係がとても楽になります。
また、ご家庭によってはお年寄りやお子さんなど歯の弱い方が居る可能性もありますので、お煎餅などの硬いお菓子はなるべく避けましょう。
第1位:タオル
1位は断トツでタオルでした。
タオルといっても、デザインに凝っていたりするものではなく、いわゆる普通のフェイスタオルです。
デザインが入っていると好みがあるので使い物にならなくなったりしますが、無地でしたら家の中で何かしらに使えますし、カラー物でも嫌がられません。
5枚セットなどでも1000円以下で購入できたりする上に、変に気を遣わせることもなく、更には好印象を与えることができるという、対費用効果が大変な優れ物です。
また、タオルとしての効果が薄くなっても、雑巾として第二の人生を歩ませる事もできるので、効果寿命が非常に高いのもポイントですね!
ランキングについては以上ですが、ここで粗品について一言。
粗品選びで大切なのは【受け取った側の人に迷惑にならない様な物】です。
なぜなら、ご近所さんに好印象を持ってもらうための第一歩だからなんですね。
(ここは結構重要なポイントですよ!テストがあったら必ず出ます(笑))
よく、ご自身の趣味趣向や自己顕示欲全開の物を選んでしまう人がいますが、往々にしてそれは逆効果になってしまいます(ハードモードなご近所付き合い路線確定です)。
もし、あなたがそれを望まないのであれば、なるべく無難な物で、【自分が貰っても嬉しい物】や【助かるなぁ~!】と思えるものを選びましょうね!
引越しの粗品にのしは必要?表書きは?
さて、ここまでは粗品そのものについてご紹介をしてきましたが、その粗品に“熨斗(のし)”は必要なのでしょうか?
結論から先に言いますと、「どちらでも良い」という感じになります。
人によって捉え方はそれぞれなので何とも言えませんが、「(のしを付けると)お硬い挨拶になってしまう…」と考える人もいらっしゃるみたいです。
私は普通にのしを付けることに対して、そういう考えはないので特に何も感じませんが、やはりこればっかりは人それぞれですね。
仮に、「のしを付けるとしたら表書きは何と書けば良いの?」という質問も結構あります。
この場合の表書きは、【 ご挨拶 】で大丈夫ですね。
ちなみに、この場合の熨斗の種類は“蝶結び”の熨斗を選ぶようにしましょう!
引越し挨拶の粗品の相場と渡す範囲
最後は、実際にご挨拶の粗品の相場と、どの範囲までのご近所さんに渡せばいいのか?という点についてです。
まず、粗品の相場は先方さんに気を遣わせない範囲での価格が良いですね。
ですから、渡す物にもよりますが、概ね1000円~1500円以内で、済ませるのが妥当です。
また、渡す範囲に関しては、基本的に【 ご新居の敷地が接しているお宅・お向かいさん・斜向かいさん 】は、網羅しておきたいところです。
あとは、ご新居の立地状況によっても変わりますから、ここでは何とも言えないのが実情ですね。
以前に私の友人が地方に引っ越しをした時なんかは、新居の場所が全10件という件数が少ない集落だったので、後腐れがないように全件に配っていましたしね(賢明な判断ですよ)。
ご新居がマンションの様な集合住宅の場合でも、基本的な考え方は一戸建てと同じです。
最低限【 両サイドのお宅と直上直下のお宅 】は、配っておくべきですね。
もし、同じ階のお宅が5~6件という比較的小規模なマンションでしたら、直上直下のお宅とお隣さんだけでなく、同じ階のお宅全てに配っておいた方が後々の面倒が少なくて済むと思いますよ。
まとめ
如何でしたか?
お引っ越しの際の挨拶廻りはとても大切なことです。
そして、これの第一目的は自己主張ではなく、【ご近所さんとのギスギスしない関係づくり!】だという事をしっかりと念頭に置いて頑張ってみて下さいね。
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