一人旅って何か夢がありますよね。皆さんは何歳の時に初めて一人旅をしましたか?
私は小学校6年生の時に自分で計画をした、神奈川県~山形県の親戚の家までの旅が初めてでした。
東北新幹線と在来線を使った遠距離の旅です。
私の話を聞いたからなのか、息子も小学校6年生の今年、同じ様に山形県まで一人旅デビューをしてきました!
「かわいい子には旅をさせよ」とは言いますが、親としてはやはり不安がつきものですよね。
一人で困難を打破する経験にもなるし、大人へ成長するための第一歩になるとは言え、何かしらのサポートがあるならば利用させたいし、少しでも安全になるならグリーン車等の利用も考えているでしょう。
私の経験も踏まえて色々とご紹介をしていきたいと思います。
新幹線に子供の一人旅をサポートするサービスはある?予約は?
さて、実際に新幹線を利用して子供を一人旅させる際に、サポートしてくれるサービスがあるか否かですが残念ながら無いのです。
これは、今も昔も変わりません。
ただ、大々的なサポートサービスはありませんが、大概の困ったことに関しては、車掌さんや駅員さんに相談すれば解決します。
さすがは日本!といったところですね。
正直な話、誰かに計画された一人旅をさせるのではなく、子供が自ら計画した一人旅の場合、ある意味では大人以上に調べ尽くしているので、これと言って困る場面が出てこないのです。
それが鉄道で、ましてや新幹線となるとそれだけで日本国内最高級レベルのサービスが受けられますから尚の事なんですね。
第三者や企業のサポートもあれば尚良いですが、それよりも以下の点を子供に伝えましょう。
「席を立つ時にお財布を置きっぱなしにしちゃ駄目だよ!」とか、
「困ったら車掌さんや駅員さんに聞くんだよ!」とか、
「知らない人について行っちゃ駄目だよ!」と、いう風に、旅立つ息子へクドイくらいにお父さんが言い聞かせた方が、よっぽど安心なサポートになります。
事実、私も親にされましたし、私も息子にしてあげました。
案外、古典的なのが一番のセルフディフェンスになるものなんですよ。
それと、切符の予約は是非してあげた方が良いですね。
在来線の普通列車と違って、新幹線は乗車券だけでは乗れないですし、切符を買うことに手間取ったら却ってお子さんが困惑してしまうかも知れないからです。
私の場合は事前に予約をしてあげて、当日にみどりの窓口で切符を受け取るように息子に教えてあげました。
さぁ次は新幹線の料金についてです。
新幹線に小学生一人の料金は?
最初に、お父さんの頭に入れておく必要があるのは、先程も書きましたが、新幹線は通常の鉄道と違って乗車券だけでは乗れないという点です。
新幹線は最低でも乗車券+自由席特急券or指定席特急券が必要になります。
グリーン車を利用する場合は、乗車券+自由席特急券+グリーン券が必要です。
次に料金ですが、新幹線も他の公共交通機関と同様に、小学生の場合は12歳であっても大人料金の半額になります。
但し!
大人料金の半額になるのは、乗車券と自由席特急券・指定席特急券のみなのです。
グリーン券は半額になりません。普通に大人料金が必要になります。
これは実際に見た方が分かりやすいので、息子の場合を参考に書き出してみます。
条件はこんな感じです↓
到着駅:山形
乗換え:なし直通(山形新幹線利用)
A料金:指定席利用時
B料金:グリーン車利用時
*分かりやすい様に通常料金で書いてあります。
Aの場合:
大人11,340円
(運賃5,940円+指定席特急料金5,400円)
子供 5,670円
(運賃2,970円+指定席特急料金2,700円)
Bの場合:
大人14,560円
(運賃5,940円+自由席特急料金4,510円+グリーン料金4,110円)
子供9,330円
(運賃2,970円+自由席特急料金2,250円+グリーン料金4,110円)
と、ご覧の通りグリーン車は大人料金なんですね。
ここで一つ注意点ですが、ネットなどで新幹線の運賃を検索すると、グリーン料金の表記が、予め【自由席特急料金とグリーン料金が合算された金額】になっていることが多いです。
「な~んだ、グリーン車も子供料金があるんじゃん!」と、誤解される人が多いので、そこは本当に注意して下さい。
(うちの妻の誤解を解くまで息子と二人で正すのが大変でした(-_-;))。
また、新幹線はその路線によって色々な割引サービスがありますが、路線が多いのでここでは割愛しますね。
新幹線に子供一人ならグリーン車が安全?
最後は新幹線で子供の一人旅を実際にさせるなら、どの席を取ればいいか?という点です。
これは、断然グリーン車が安全ですね。
グリーン車常駐のパーサー(車掌さん)が居るから、という部分もありますが、何よりも安心感を強めてくれるのは、グリーン車のその特殊性です。
グリーン車はグリーン券を所持していないと座席はおろか、連結部にも乗れませんし、車内を通り過ぎることも出来ません。
つまり、グリーン車自体に入ることが出来ないのです。
それと違って指定席の場合は、指定席特急券を持っていなくても誰でも車両に入れます。
この違いこそが、新幹線で子供を一人旅させる親御さんの安心感を一番高めてくれる点なんですね^^
もちろん、私も息子にはグリーン車に乗せてあげました。
その息子はというと、親の心を知ってか知らずか、普段乗れないグリーン車に乗れると分かってからは、当日を待たずしてテンションがダダ上がり状態でしたよ(^^;)
まとめ
如何でしたでしょうか?
可愛い息子さんが大人になっていくのは、父親の身としては嬉しいですよね。
子供と言えど一人旅ですから、してあげられることもそれ程ありませんが、親として達成感を遮らない程度に可能な限りの安全の提供をしてあげて、どうか初めての一人旅を成功に導いてあげて下さいね^^
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