赤ちゃんの寝顔って、とても幸せな気持ちにしてくれますよね。我が子ならばなおさらのこと。日中はいたずら好きでパパやママを困らせても、夜の寝顔は天使です。
しかし、この寝顔を見るまでが大変なんです。寝かしつけまでに時間がかかったり、天使の顔が一転、くしゃくしゃになって大声で夜泣きもしたり。
個人差はありますが、1歳から1歳半頃になると、親子揃って次の試練が訪れます。そう、断乳です。断乳したら途端に夜泣きがなくなった!という話を聞いたことはありませんか?
断乳すれば、と簡単に聞こえますが、断乳ほど親子にとって覚悟と忍耐が必要なものはありません。
こちらでは、実際に私が経験した断乳の失敗と成功をふまえて、断乳の極意をお伝え致します。
断乳での寝かしつけ方法の極意
せっかく初めての子育て1年が過ぎ、パパもママもペースを掴めてきたであろう頃に、今度頭を悩ますのが断乳の時期と方法ですよね。
私自身、第1子の息子が1歳2ヶ月の時に、第2子の妊娠が判明した為、時期を選ぶ余地なく断乳を決行しなければなりませんでした。おっぱい大好きな息子にとっても一大事です。
当時、初めての子供ということもあり、断乳後の寝かしつけは、夫と交代で泣き叫ぶ息子をひたすら抱っこで寝かしつけをしてしまい、これが大失敗!1時間以上抱っこしないと寝られない子になってしまいました。
その失敗を次に活かすべく、第2子の娘の時には、断乳初日から、寝かしつけは抱っこをしない!と心を鬼にして臨みました。
娘の場合は、断乳前から、既に添い寝を癖づけるようにしていたこともありましたが、断乳2日目からはすぐに泣き止み、背中をトントンすれば寝てくれるようになりました。
途中泣いて起きた時も、枕元に用意しておいたお茶をあげれば、ごくごく飲んでそのままゴロゴロして寝ていくようになりました。
また、日中も極力ママは抱っこしないようにします。
どうしてもおっぱいの匂いがしてしまうので、ママ以外の抱っこ、もしくは気をそらせて遊びに夢中にさせたり、好きなお菓子などで気持ちをおっぱいから遠ざけたりするようにします。
断乳トライアル中くらいは、お菓子も気にせずあげて良いと思いますよ!
私の場合、夫婦どちらの実家も遠いのですが、幸せなことに2人共実家への帰省にあわせて断乳を決行することができました。
そうすれば、日中おじいちゃん、おばあちゃんとも遊んでもらえて、子供のストレスが軽減されます。
そんな実家に頼っていられない!という方は、とにかく日中子供がくたくたになるくらいとことん遊んであげ、夜ごはんはしっかり食べてもらいましょう。小腹が減って泣いてしまうことを少しでも減らしてあげたいですよね。
つまりは、断乳の極意って何なの?とお思いでしょう。それは「折れないハート」だけです!
それだけかい!と怒られてしまいそうですが、本当にそれだけなのです。
日中の工夫は色々ありますが、夜の寝かしつけは、どんなに泣いても絶対に抱っこはしない!という強い気持ちだけです。
泣きじゃくる我が子を抱っこもせず断乳のためだけに放っておく、ということは親にとっては、心身共に辛いことです。
よく他の方々も言っていますが、最初の3日間を乗り越えられれば、おっぱいも抱っこもなしで寝てくれるようになります。
3日間、心を鬼にして立ち向かってください!下手に途中でくじけると、一番可哀想なのが、頑張っている子供ですからね。断乳は親子の正念場です。
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断乳後の寝かしつけは父親やパパが有利?
断乳はママだけのお仕事ではありません。ママは断乳すると、おっぱいが張り、抱っこもとても痛く、ひどい時は腕を動かすだけで痛みが走ります。ここはパパの出番です!
今までは、子供が泣くと、おっぱいが必要だから自分の出る幕ではない、とやや後ろめたかったパパも、今こそ輝けるときです!
ママからはおっぱいの匂いがするので、子供はママに抱かれるとどうしてもおっぱいが欲しくなってしまいます。
空腹なのに、目の前にご馳走を出されて我慢しろ、なんて大人にとっても辛いことですよね。
子供のストレスを少しでも減らしてあげるには、おっぱいの匂いのしない人が、さらには、ママと同じく大好きなパパがそばにいてくれることが1番なんです。
パパの大きな手で背中を優しく撫でてもらい、トントンしてもらったら、子供はとても安心しますよ。
逆に、ママがそれをしてしまうと、なぜママはおっぱいをくれないの?と気になって仕方なくなります。
パパもお仕事があると思いますが、ママも同じ。日中仮眠をとれるわけではありません。出来れば、2人のお休みに合わせて、極力お仕事に影響が出ない日を選ぶことが望ましいですね。
お休みの日であれば、両親揃って子供と遊んであげられるので、日中の子供の満足度を高めてあげられます。
でも、断乳後、お仕事も遅いし毎日寝かしつけはできないけど、とお思いのパパも大丈夫です。
最初の3日を過ぎれば、子供もおっぱいなしで寝られるようになり、ママが寝かしつけをしても、おっぱい欲しさに泣くことはほとんどなくなってきます。
断乳後は、ママの為にも率先して寝かしつけをしてあげてくださいね。子供とパパの絆を深めるチャンスでもありますよ!
断乳中の寝かしつけで抱っこ癖をつけないためには?
断乳後の寝かしつけでは、抱っこはしてはいけない、と先ほどからお伝えしてきました。
私も1人目の時には、抱っこをしてしまったせいで、その後1年近く抱っこでの寝かしつけになってしまい、さらには夜泣きも続いてその都度抱っこをしなければいけなくなりました。
生後5ヶ月から始まった夜泣きですが、そこから2年近く寝不足の日々が続きました。2人目も産まれていたので、夜中は悲惨なものでした。
パパはお仕事で疲れてほとんど起きてもらえなかったので、なおさら辛い時期でした。
その失敗をもとに、2人目は何があっても寝かしつけの抱っこ癖はつけない!と心に決めて、断乳を考える1歳前、生後7、8ヶ月の頃から、おっぱいをあげながらも背中をトントンしたり、添い寝への安心感を子供に植え付けるように努力しました。
もし、まだ断乳までに時間がある方は、抱っこしない断乳後の寝かしつけの為に、少しずつ添い寝を始めていくことをおすすめします!
いやいや、もうそんな準備期間がないよ!という方は、最初の極意でお伝えした通り、抱っこしない!という「折れないハート」を持って抱っこしないようにしてください。
そのかわり、日中はパパもママもしっかり愛情を伝えて、しっかり遊んであげ、しっかりご飯と水分をとらせてあげてくださいね。抱っこしてあげなかったから、と言って、子供が愛情不足になってしまうことはないと思います。
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寝かしつけの抱っこ癖をつけてしまうと、パパもママも疲れている時に毎度同じだけ抱っこしてあげられなくなり、そちらの方が子供へのストレスになってしまいます。親の為、子供の為、抱っこ癖をつけないことがとても大切ですよ。
断乳はママにとって子供が少し離れていくような気持ちになり、寂しいな、と思う部分もあります。
しかし、断乳すると、ママは色々な制限から解放されますし、またパパにとっても、ママのおっぱいがなくなると、同立場で子供と向き合えるようになりますよね。
断乳後の寝かしつけについて、私の経験談をもとに今回お話しましたが、抱っこ癖をつけなかった2人目は、その後とてもよく寝てくれるようになりました。
現在1歳半。断乳は1歳3ヶ月で行いましたが、朝までぐっすり寝てくれる日がほとんどです。
おかげで私の寝不足も解消され、夫への八つ当たりも減ったと思います。
2人目の娘も、断乳後、食欲が増し、しっかりごはんを食べてくれるようになり、行動も活発になって、ますます成長しました。
断乳時の寝かしつけと抱っこ癖をつけないまとめ
断乳はマイナスではありません。抱っこをしない寝かしつけもマイナスではありません。
日中の子供への向き合い方次第で、子供は愛情をたっぷり受け取ってすくすく育ってくれます。
断乳完了までの数日間は本当に辛いですが、環境やスケジュールを出来る限り整えて、夫婦で、親子で乗り越えましょう!
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