節分豆の年の数は数え年を豆まきでまいた豆を食べる?食べきれない時は?

福豆
節分の一大イベントとして豆まきがあります。

節分豆は年の数だけ食べると良いと言われていますがその年の数とは数え年でいいのでしょうか。

満年齢の豆の数を食べるのか気になるところですが、節分の豆は数え年の数で食べますよ。

満年齢なら分かりやすいけど、数え年って少しややこしい・・・。そんな風に思っていませんか?同じです^^;

ここではなぜ節分豆を年の数(数え年)で食べるのかを分かりやすく、またその節分の豆まきでまいた豆を食べるか食べないか。

さらに、高齢となった両親の数え年では節分豆が食べきれない場合の正しい豆の摂取方法を紹介しますね!

是非、参考にしてください。

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節分豆の年の数は数え年が食べる数と意味

節分に豆まきをして豆を食べる年の数は数え年で食べるのが一般的です。

満年齢とは、生まれたときが0歳で、誕生日が来るとひとつ年が増える数え方。
(一般的に年を聞かれて答えたり、記入したりしている年齢)

数え年とは、生まれたときを1歳と考え、お正月が来るとひとつ年が増える数え方。

こうしてみると満年齢の方が分かりやすく数えやすいと思えますよね。

でも、節分の豆まき行事を終えて食べる豆は、その地方や寺社の元により違ってきますが、今の年の数より1つ多く食べるのです。

節分でまいたり、食べたりする豆を福豆(炒った豆)といいます。

実際の節分時の年齢(満年齢)から、新年である立春を迎えることで1つ年をとるため、新しく迎える1年間を無病息災に過ごせるよう願って福豆を食べます。

なぜ、節分に福豆を年の数より1つ多く食べるのか、その理由はお正月のお年玉に関係しています。

昔は節分行事が、お正月行事でもあったため、お正月を迎えると皆ひとつ年をとるところからきています。

お年玉の「玉」には諸説あります。

お正月を迎える時に準備する鏡餅など餅玉のお供え物には、その年を司る歳神様(歳徳神/としとくしん)のパワーが宿ります。

その歳神様のありがたいパワー入りの餅玉の「玉」とも言われます。

それは、年の始まりの賜物(たまもの)の「たま」でもあります。

さらに、その「たま」は、魂(たましい)の「たま」であるため、その鏡餅などの餅玉を家族皆でお正月に分配していただく「年玉」を食べることでパワーをいただき旧年から更新し新たに年(年齢)が加算されるということになります。

昔は、お正月がくれば皆が等しく歳を重ねていたのです。

それを「数え年」や「数え」といいます。

そのため、節分の豆まきの後に食べる福豆も旧暦では年越しからお正月に重なるため、節分の福豆も「年玉」と同じように捉えられていたのだといわれています。

節分の豆を食べる理由のなかに、福豆を年齢の数より1つ多く食べるというのは、先に厄災や邪気をやっつけて、かみ砕き身体を丈夫にし、無病息災の1年を先に約束しておくという事かもしれませんね。

節分の豆まきでまいた豆を食べるか捨てるか

節分の豆まきでまいた豆は食べないのが一般的です。

節分にまく福豆は、家の中の厄災や邪気や悪鬼を炒り豆という福豆に背負わせ、祓い捨てられるものです。

その福豆(炒った豆)には、邪気や悪鬼を追い払った後の豆ということになるため、基本的には食べません。

出来ることなら、そのまま掃いたり、掃除機で吸ったりして捨てましょう。

最近では節分の豆の福豆(炒った豆)が、個包装になっていたり、地域によっては落花生だったりするのでお掃除も簡単になっていますが、地域によっては、まいた豆を食べるところもあるようです。

食べる豆は、撒いていない豆を歳の数より1つ多め(もしくは地域によっては年の数)を食べましょう。

これは邪気を祓った豆を身体に取り込まないことが望ましいからです。

衛生的にも床に撒いた豆を食べるのは良くないですので、豆まきの前に、年の数プラス1つずつを取っておくのが良いですね。

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節分の豆が食べきれない場合はどうする?

節分の豆が食べきれない場合もでてきますよね?

恵方巻きを丸かぶりしたり、ご馳走を食べたりしておなかいっぱいになる場合はもちろん。

子供は、年の数プラス1つ食べるのは、量も少ないうえになんでもないことですが、高齢になってくると、年齢の数だけでもまずまずの豆の数です。

特にの福豆は炒っているので特にかみ砕くと乾燥しているため喉にひっかかるようなこともあり危険ですよね。

そういった節分の福豆が食べきれない場合、湯飲みなどに食べきれなかった福豆を入れお湯を注いだものを「福茶」といいます。

その「福茶」は、福豆を年の数だけ食べたことと同じことになるそうなので、是非食べきれなかった場合や、高齢の方が家族にいらっしゃる場合は、そのようにして「福茶」を飲ませてあげると良いですよ。

節分の意味や由来についての記事も是非どうぞ
>>節分の由来と意味、正しい豆まきの方法

恵方巻きの恵方となる方角の決め方はこちら
>>恵方巻きの恵方の方角や恵方巻きは切ると意味ない?

まとめ

節分豆の年の数は数え年で食べることが立春からの1年間を無病息災に過ごすお願いの儀式です。

今は大豆が主流ですが、昔は米や麦、かち栗などがまかれていたそうです。

今でも落花生や黒豆などの地域もあるそうです。

そしてその節分行事の豆まきでまいた豆は、もったいないような気がしますが邪気を吸い込んでくれているので感謝して捨てましょう。

節分の福豆が食べきれない場合は、福茶という手があることも覚えておいてくださいね。

その土地や地域、地方により異なる節分行事ですが、しっかりと無病息災をお願いしておいしく福豆をいただき、健康な1年を迎えてくださいね。

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