おなかの中で10カ月。
会いたくて会いたくてたまらなかった我が子。赤ちゃんが生まれると、想像以上にたくさんの試練が待っています。
特に、初めての子供となると、パパやママも何もかもが疑問で、何もかもが不安へと変わっていきます。
育児初心者なのですから、それが当たり前ですが、やはり我が子のこととなれば、気になってしまうものです。
そんな新米パパママからの悩みとしてよくあがるのが、赤ちゃんのしゃっくりです。
こちらでは、少しでもパパやママの不安を軽減できるよう、赤ちゃんのしゃっくりについてお伝えしたいと思います。
しゃっくりが止まらず赤ちゃんが泣くときどうしたらいい?
赤ちゃんにしゃっくりがよく見られる時期は、新生児から生後半年頃までと言われています。
多くの妊婦さんに経験があると思われますが、妊娠後期におなかの中で赤ちゃんはよくしゃっくりをします。
横隔膜が未発達な赤ちゃんは、ちょっとした刺激でしゃっくりをしてしまうようです。
またしゃっくりと同時に、授乳後だとミルクを嘔吐してしまうこともあり、その姿を見てしまうと、とても不安になって、しゃっくりをとめてあげることが出来ないものか、と答えを探したくなるのです。
というのも、赤ちゃんの横隔膜の発達は未熟な為、ちょっとした刺激でも反応し、横隔膜が痙攣することによってしゃっくりが起こってしまうのです。
自分が子供の時に、しゃっくりを100回したら死ぬよ!などと脅された経験がある方もいるのではないでしょうか。
そのイメージがあるので、赤ちゃんがしゃっくりを頻繁にしていると、つい心配になってしまいますが、生後半年頃までの赤ちゃんには、よく起こるもので仕方ないんだ、ということを覚えておいてくださいね。
しかし、赤ちゃんによっては、自分のしゃっくりにびっくりして、眠りかけていたのに上手く寝られずに泣いてしまう子もいたり、しゃっくり自体に驚いて泣いてしまう子もいます。
生後間もない赤ちゃんのご機嫌タイムはそう長くはありません。
せっかく落ち着いて寝てくれそうな時、ミルクも飲んでおなかいっぱいでご機嫌になりそうな時に、しゃっくりで泣かれてしまっては、疲労困憊のパパやママにとっては、辛いものなんですよね。
赤ちゃんのしゃっくりを引き起こす刺激の要因はいくつかあるようです。
授乳時に空気をたくさん吸い込んでしまった場合、おしっこの後や、身体もが冷えてしまっている場合です。
空気をたくさん吸い込んでしまった場合は、授乳後にげっぷをさせて空気を抜いてあげましょう。
げっぷも最初はいまいち赤ちゃんも親もコツが掴めずに、上手く出ないこともありますが、お互い慣れてくると、上手にげっぷを出せるようになります。
授乳後、そのまま寝てしまう赤ちゃんも多いですが、よくしゃっくりが出る赤ちゃんの場合は、必ずげっぷを出してあげるようにすると、眠りについたときにしゃっくりで起きてしまう、ということは減るかもしれません。
私自身も、第1子の時は、しゃっくりが頻回に出てよく泣く子供だったので、どうにか止める方法がないかな、なぜこんなにしゃっくりが出るのだろう、と悩みました。
その時に、熟練のママに、おしっこの後とかもよくしゃっくりって出るよね?しゃっくりし出したら、オムツをチェックしてみたら?とアドバイスをもらいました。
オムツが濡れていると、冬場などは特にすぐに冷たくなり、身体も冷えてしまいます。
オムツをすぐに交換し、身体をあたためると、しゃっくりが止まる場合もありますよ。
しゃっくりをしていていも、ご機嫌な赤ちゃんもいますよね。
つい大人と同じように、しゃっくりが続くと苦しいのでは、かわいそうに、と思いますが、ごく自然なことと思って、無理に止めてあげようと、必死になる必要はありません。
止めなければ、という気持ちがストレスにならないようにしてくださいね。
しゃっくりをしている赤ちゃんに授乳しても大丈夫?
しゃっくりを頻繁にする赤ちゃんであれば、授乳のタイミングをどうはかれば良いのか、と疑問に思うかもしれません。
しかし、しゃっくりをしていようとも、授乳のタイミングであれば、気にせず授乳しても問題ありません。
授乳中に起こるしゃっくりで何度も続けて嘔吐してしまう、とかであれば、少し様子を見て、げっぷが出そうであれば出してあげると良いでしょう。
これもまた経験がありますが、しゃっくりをしていても、授乳するといつの間にかしゃっくりも止まっていた、ということも何度もありました。
授乳で空気を飲み込んでしまったことがしゃっくりの原因にもなりますが、授乳がしゃっくりを解決してくれることもあります。
赤ちゃんのしゃっくりは、大人が思うより苦しくないそうです。あまり心配せずに、授乳してあげください。
授乳後にしゃっくりをして嘔吐してしまったときどうしたらいい?
しゃっくりは横隔膜の痙攣で起こりますが、赤ちゃんの胃はとっくりのような形になっていて、少しの刺激で嘔吐してしまいます。
横隔膜と胃はとても近いので、しゃっくりによっても嘔吐してしまうことはよくあることです。
授乳後のしゃっくりが原因で嘔吐してしまった場合、まだ少し苦しそうであれば、縦抱きにし、背中を強めにトントンと叩いてまだげっぷが出ないか、みてあげてください。
赤ちゃんは授乳後よく嘔吐します。個人差があり、赤ちゃんによってもあまり嘔吐しない子もいれば、毎度といって良い程、嘔吐する子もいます。
授乳後、赤ちゃんがしゃっくりをし始めた場合は、ミルクを嘔吐し詰まらせないように、背中にクッションなどを置いて横向きに寝かせてあげ、様子を見てあげてください。
せっかく飲んだミルクを、しゃっくりによって嘔吐してしまい、また少しおなかがすいたと泣く赤ちゃんもいます。
その場合は、嘔吐の後であろうとあまり気にすることなく、欲しがるだけ授乳してあげましょう。空腹の方が赤ちゃんのご機嫌は悪くなります。
稀に、何か病気が原因でしゃっくりが頻繁に起こる赤ちゃんもいるようですが、病気の場合は、赤ちゃんがとても苦しそうであったり、ミルクやおっぱいを欲しがらなくなったりするようなので、いつもと変わらず赤ちゃんが元気そうであれば、何も心配することなく、授乳し、げっぷをさせてあげましょう。
まとめ
産まれてきた赤ちゃんは、とても小さく、とても可愛く、その一挙一動が親を喜ばせてくれ、幸せな気持ちにしてくれ、時にはとても不安にさせたりもします。
赤ちゃんのしゃっくりは、中でも本当に多くのパパやママがぶつかる疑問です。
それだけ多くの赤ちゃんがしゃっくりをたくさんして成長していっているということでもあります。
思い返せば、うちの子、おなかにいる時からたくさんしゃっくりしてたなぁ、と妊婦の記憶をたどってみると、なんだかしゃっくりしている姿も微笑ましく感じるかもしれません。
数か月もすれば、しゃっくりの悩みは過去のものになります。
あまり不安にならず、今だけなのか~と、期間限定の我が子の姿を楽しんでみてくださいね。
コメント