お見舞い返しとは本来、入院や怪我をした時にお見舞いして頂いた方に「無事に治りましたよ」と報告をするものです。
しかし、「入院のお見舞いを頂いたけれど亡くなってしまった」という場合も残念ではありますが少なからずありますよね。
その場合のお返しや熨斗(のし)の種類や相場について紹介します。
入院中のお見舞いお返し亡くなった場合はどうする?
亡くなってしまった場合、「無事、快気しました」とは言えませんので「お見舞い返し」ではなく、「その節はお世話になりました」というお礼を込めて「お見舞いお礼」をします。
この場合、お返しする時期は四十九日の法要明けに落ち着いたタイミングでお見舞い返しを行うのが良いとされています。
香典も頂いている場合は同時に発送します。
また、香典返しはお見舞い返しと別のお品物を用意するのが一般的マナーです。
お見舞いのお返しが亡くなった場合のしの表書きは?
亡くなってしまった場合も熨斗(のし)はつけましょう。
ただ、一般的なお見舞い返しは快気祝いや内祝いなど水引が紅白の慶事用ですが、亡くなってしまった場合は弔辞用の水引が白黒のものを用意します。
表書きですが、画像(結び切り)のように、上段には「御見舞御礼」と書き、下段には苗字のみを書きます。
このとき毛筆を使い黒色を使うのですが、最近では薄墨を使う方も増えてきています。
熨斗も香典返しとは別で用意しましょう。
ちなみに現在では水引も印刷されています。それは掛け紙と呼ばれます。
便利ですよね!スーパーなどでもサービスカウンターでお願いすると、印刷してお包みしてもらえる場合がほとんどです。
ちなみに水引の種類は「結び切り」「あわじ結び」が印刷されているものを選びます。
どちらも「引っ張ってもほどけない」「引っ張るとさらに強く結ばれる」という様子から「二度と繰り返さない」「末永く付き合う」という意味があり、弔辞の場合は白黒。
慶事の時は紅白と、どちらでも使える結び方になります。
入院中のお見舞いのお返し相場はどれくらい?
お返しの金額やギフトには迷うことが多いようですが、金額としては「お礼」として頂いた額の1/3~半額でお返しするのが一般的です。
頂いた金額 | お返しする金額 |
30,000円 | 10,000~15,000円 |
10,000円 | 3,000~5,000円 |
5,000円 | 2,000~3,000円 |
お品物の選び方として、「病気が残らない」・「跡に残らない」と言う意味で金券・お砂糖・お菓子類・石鹸・洗剤などの消耗品が縁起がよいとされていています。
カタログギフトを活用するのも1つの手法ですね。
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また、「流す」と言う意味で入浴剤やタオルも良いでしょう。
タオルの中でも今治タオルが定番ですが、最近ではガーゼのものが見直されていて人気があります。
ご友人にはハンドクリームなど手軽に使えるものも良いですね!
会社などグループでお見舞いを頂いたときはジュース詰め合わせや、コーヒー・個包装のお菓子詰め合わせなどが一人ひとりに行き渡るので良いですね。
親戚や身内へ最近ではお米も人気があるようです。
お礼状も添えられると、なお良いですね。
お礼状を添える時も香典とは別のものを用意しましょう。
まとめ
•「お見舞いお礼」は四十九日を過ぎてから香典があれば同時に発送します。
•熨斗(のし)には白黒の弔辞用を使用します。
上段に「御見舞御礼」下段に「苗字」を入れます。
•香典返しとは別のお品物を用意します。
•お礼として、頂いた金額の3/1〜半額をお包みします。
お見舞いを頂いても惜しくも亡くなってしまった場合など、ご葬儀などの法要でさまざまな事があり、お見舞いのお返しどころではなかったかもしれませんね。
上記のまとめのポイントをおさえて御礼と故人の気持ちが伝わると良いですね。
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