鼻をかんだりくしゃみをしたり、少しの刺激で鼻血が出てしまう体質の方、少なくないですよね。
一刻も早く止めたい時、知っておくと役に立つ鼻血を止めるツボや、鼻血の予防になる食べ物や飲み物をご紹介いたします。
鼻血を早く止めるには大人と子供は止め方が違う!
鼻血は、10代以下と60代以上の人に出やすい傾向があります。
10代以下、つまり子供は遊んでいてどこかに鼻をぶつけたり、癖で鼻をいじったりと、外からの刺激により鼻血を出しやすい。
60代以上、つまり高齢者は、高血圧や糖尿病などの治療の薬に含まれるワルファリンという血が固まるのを抑える成分により、鼻血が出やすいのです。
そのため、鼻血を止める際の方法も変わります。
子供に多く見られる、「刺激により鼻血が出た場合」は、まず座って頭をうつむかせます。
目と目の間をつまみ、ティッシュで鼻血が垂れないように押さえます。
5分程度でだいたいの場合止まります。
高齢者に多く見られる、「薬により鼻血が出た場合」は、基本的には子供の場合と同じ方法ですが、出血量や時間が多くなかなか止まらないことがあります。
つまんでいる指を離さず、20分程度押さえていましょう。
血が固まらなくなってしまうので、くれぐれも途中で指を緩めないようにしましょう。
鼻血の原因を見極め、それに合った止め方で対処することができれば、鼻血を早く止めることができます。
鼻血を止める方法は冷やす方がいい?
鼻血が出た時に、首の後ろを冷やそうとする方もいるでしょう。
実はそれ、逆効果なのです。
体が冷えると、血液の凝固機能が落ち出血は止まらなくなります。
そのため医者は、出血をしている患者を、まず保温するそうです。
首は全身の血管が集まる大事な部分。
そこを冷やしてしまうと体が冷え、血液が固まるのを遅くしてしまいます。
鼻血を止めるツボで早く対処しよう!
鼻の入り口から1cm中に入ったところに、キーゼルバッハという部位があります。
この部位は、粘膜が薄く血管が浮き出ているので、だいたいの場合、ここから出血します。
ティッシュやコットンなどをキーゼルバッハに当たるように詰め、小鼻をぎゅっとつまみます。
やはり5分ほどで止まります。
もっと早く止めたい場合は、少々抵抗がありますがティッシュやコットンなしで鼻を強めにつまみます。
早い方だと3分で止まることもあるそうです。
ただし、止まるまで指の力を抜いてはいけません。
そして、なんと鼻以外にも鼻血を止めるツボがあるのをご存知ですか?
「天柱」という、首の後ろ、髪の生え際あたりにある筋肉の外側です。
そのツボの近くに「あ門」という、こちらも鼻血に効果のあるツボがあるので、首の後ろ全体をマッサージすると効果的かもしれません。
そして、親指と人差し指の付け根の水かきのような部分も、鼻血を止めるツボです。
こちらのツボは血行促進や胃腸機能改善などの効果もあるため、「万能のツボ」とも呼ばれています。
少し痛みを感じるくらい強めに刺激すると良いです。
普段の食事で鼻血を予防!効果のある栄養素とは?
鼻血が出てしまった時の対処法も大切ですが、鼻血が出ないように普段から気を付けることも大切です。
ビタミンB2、ビタミンC、たんぱく質、フラボノイド、タンニン。
こちらの栄養素が鼻の粘膜を強くし、鼻血の出にくい体に変えてくれます。
具体的に、ビタミンB2はレバーや納豆、乳製品に多く含まれています。
ビタミンCは柑橘類などのフルーツで手軽に取れますね。
フラボノイドやタンニンは、あまり聞き覚えのない栄養素ですが、実は緑茶に含まれるものなのです。
しかし、カフェインは血圧を高めてしまい、逆に鼻血が出やすくなってしまうこともあるので注意が必要です。
これらの栄養素を意識して普段から食事に取り入れると、鼻血が出にくくなり、さらに健康的な体に変えることができます。
こういった食生活など日々の積み重ねが大切ですね。
まとめ
大人でも鼻血が出ると焦ってしまいますよね。
しかし、血圧が上がり出血も多くなってしまいます。
まず落ち着いてから、上記の方法で対処してみましょう。
普段から意識して食事をしたり、鼻をいじらないようにしたり、それだけでも鼻血が出てしまう可能性を低くすることができます。
いざ鼻血が出てしまった時の対処法はもちろん、日々の積み重ねが大切だということも頭の中に入れておくと良いでしょう。
コメント