お彼岸は、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるとおり、春と秋に2度訪れます。
秋のお彼岸は9月の「秋分の日」、春のお彼岸は3月の「春分の日」、いずれもその日を中心とした前後3日間の計7日間を指します。
嫁ぎ先で困ったことにならないためのお彼岸の準備、長男の嫁という立場でできる、お彼岸を迎える仏壇飾りの準備や仏壇のお供えやマナーを紹介します。
お彼岸の仏壇の準備と作法やマナーって?
お彼岸の準備といえば、お仏壇やお墓参りの準備ですよね?
お彼岸には、大切だった方やご先祖様に感謝し思いを馳せるためのご先祖供養をします。
お墓の掃除はもちろんですが、お彼岸を迎えるにあたりお仏壇の掃除は欠かせません。
かといって、勝手にお仏壇の掃除などしていいものか分かりませんし、お仏壇や仏具を掃除しましょうか?などといって反感を買うのはもっといやですよね。
長男の嫁として出来ることは、お義母さまの見習い、もしくは弟子のように動くことです。
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各家庭や地域にもよりますし、育った環境も違うわけですから、正解はすべてお義母さまにあるということになります。
お彼岸前のお仏壇の掃除、お坊様やお客様などが来る前の掃除、座布団やお茶などの用意、お布施のお金を新券にかえたり、お供えものを用意したりと大変です。
これを、まずは知ったかぶりで進めないで、お義母さまに相談しながら進めましょう。
なかなか聞きづらい事もあるかと思いますが、「作法も知らず、呆れられることばかりかと思いますが勉強させてください」とペンとメモを片手にくっついて歩きましょう。
また、次のお彼岸も半年後にはやってきます。
仏壇の飾り付けや掃除の仕方などは、しっかり盗むつもりでメモをしておくと良いでしょう。
(間違えてもスマホで撮影して画像メモなんてことをしないようにしたほうがいいですよ。)
例えば、お花は何日前にこの種類のこの花をいくらくらいで買った。
お墓とお仏壇の配分。
お供え用のおはぎを注文するのは、このお店で何日に何個だった、お花やお供え物の支払いはどうだった。
と、自分のメモですが、後でお義母さまに確認して貰うと間違いもありませんし、お義母さまからの安心も貰えます。
お坊さんの出迎えなどは、お義母さんに任せて、どのような対応をするのか何歩も下がって学んでおくと良いでしょう。
色々と立ったり座ったりと動くことが多いですが、服装などにも気を配り、あまり派手なスタイルは避けておきましょう。
こういったことは、地域やその家庭でのしきたりがあるので服装も、自分では派手では無いと思っていても、お義母さまから見ると派手かも知れません。
そういうときも、服装に至るまでお義母さまなどに相談しておくとベストですね。
お墓参りに行くときも、現地で慌てないよう、生花、線香、ロウソク、マッチやライターなどの火を点ける道具、お供え用のお菓子や飲み物、掃除用具など必要なものが準備出来ているかの確認も大切です。
基本的にはお義母さまや、周りの方に聞きながら頭を下げるタイミングなど見よう見まねからして勉強していきましょう。
お彼岸に仏壇へお供えする花のおすすめ
一般的には、白や淡い色の花がおすすめです。
白百合や胡蝶蘭、トルコキキョウ、カーネーションなども人気です。
お墓にお供えする花は、菊が多いイメージですが、菊でなければならないといった必要はありません。
故人が好きだった花などでも、大変喜ばれて良いでしょう。
生花もお義母さまに相談するのが一番ですが、どのくらいの量が必要かなどを相談し任された場合は、届けて欲しい日にちに届けてくれる生花があります。
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このようなサービスを利用して少しでも時間や、労力を分散させて御義母さまや、自分の時間に注力できるよう、便利なサービスも取り入れてはいかがでしょうか。
お彼岸のお供えにおすすめの果物やお菓子
彼岸のお供え物といえば、ぼたもちやおはぎが定番です。
基本的には、ぼたもちとおはぎは同じものですが、諸説ありますが、春は牡丹が咲く時期なので「ぼたもち」秋は萩の花が咲く時期なので「おはぎ」というのが一説です。
ただ必ずしも、ぼたもちやおはぎでなければならないといった必要はありません。
生物(なまもの)なので日持ちがしないこともありますし、その家により違ってきます。
なにより家族や故人がすきだったものをお供えするほうが喜ばれます。
ただ、お義母さまから準備をして欲しいと頼まれた場合、日持ちのするクッキーや和三盆などの上品な甘いものなどもおすすめです。
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特に、個包装になっているものは、後で分けたりする時に便利ですよ。
地域によっては、その土地独特のお菓子などがあるので、事前に調べておくとなお安心ですね。
果物は、メロンやりんご、いよかんなどの詰め合わせや盛りかごなどがあると色とりどりで華やかになるためおすすめです。
果物の種類も特に決まりはありませんので、故人の好きだったものや旬の果物をお義母たちに伺ってお供えしましょう。
まとめ
初めてのお彼岸で、お仏壇の準備など、緊張しますよね。
わからないことがあればお義母さまや近親の方にお伺いするのが一番です。
何度も聞くことにならないよう、メモをとって準備の計画を立てておくといいですね。
ただ、あまり固くなりすぎずに、周りに目を配っていれば大丈夫です。
きちんと挨拶をし、お茶をいれたり案内をしたりしていれば、きっとできたお嫁さんだと思ってもらえるはずです。
肩の力を抜いてお彼岸の準備ができるといいですね。
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