夏の暑さ対策のなかでも、日が傾く頃に西側にある窓から入る西日の対策が重要になってきます。
家の窓の西日対策として、一番効果的な室外の対策から、手軽に100円ショップで材料を買って出来る室内から窓の西日対策、簡単エコカーテンを紹介します。
しかもこのエコカーテンは、一度セッティングすると冬でも邪魔にならない対策を紹介します。
西日の窓の日よけは室内より室外からが効果的
家の窓のなかでも西日のあたる部屋の窓に日よけ対策は重要ですよね。
夏の西日は、窓から直接日射しが部屋の中に入ってくるため、その西日の直射日光が家具や家電にあたるばかりか、カーテンを閉めていくらエアコンを使っても快適とはほど遠く、体力も電気代も様々なものが奪われます。
一番効果の高い日よけは、昔から使われてきた「すだれ」や「よしず(たてす)」などが、やはり圧倒的に西日の日射しを遮ってくれます。
簡易な手作りカーテンは後述しますが、やはりこの、室外から西日を遮光する方法が一番効果的なんです。
なぜなら、窓枠や窓ガラス、カーテンまでを遮熱するため、室内の温度も上昇させない利点があります。
設置するには窓の外に、窓から少し離して設置するのが理想です。
ちなみに、「すだれ(簾)」と「よしず・たてず(葦簀)」の違いですが、「すだれ」は、原料の竹や葦(ヨシ・アシ)を細く割り並べて麻や糸で編んだもののことで天井など上から吊して(垂らして)日よけや目隠しに使われます。
「よしず(たてず)」は、原料の葦(ヨシ・アシ)が使われて大型なのが特徴、主に軒先などで立て掛けて使うものの総称です。
しかし、霧除け(小さな窓用の屋根)や庇(ひさし)と呼ばれる、窓や出入り口などから霧や雨が入るのを防ぐ霧除け庇が無い場合、なかなか、「すだれ」は使えません。
特に洋風建築などは無かったりしませんか?私はそれで困っていたのですが、最近はリフォームというより、DIYのように手軽に庇をつけることも出来るんですよ。
こういったものが設置出来れば、上から吊すタイプの「すだれ」を吊すと効果的です。
私の場合は、洋風な外観であるうえに、掃き出し窓の外には狭いスペースしかなかったのですが、数年は「よしず(たてず)」を立て掛けていました。
リビングプラザたく屋「よしず(たてず)」は、斜めに立て掛けるだけなので、窓の外に少しスペースさえあれば設置が可能です。
しかも、なかなか掃き出し窓サイズの300cmを購入しようと思っても、ホームセンターなどでは扱っていなかったり、持ち帰りに困ったりしますが、通販で自宅まで届けてくれるのは助かりますよね。
意外と洋風の家にもマッチするんですよ、と思うのは自分が日本人だからですかね。
ただ、台風が頻繁に来たり風の強い日は倒したり、立て掛けたりするだけでも300cmとなると結構な重量なので、高齢だったり、力の弱い人には向かないかも知れません。
西日対策で窓に簡単に日よけ用カーテンを作ろう
日よけ効果の高い、西日が入る窓の外にある程度のスペースがなければ「よしず・たてず(葦簀)」も使えません。
仮に置けたとしても、台風が来る、大雨が降る、風が強いなどの天候により出したり、閉まったり(倒したり、立て掛けたり)大変です。
そんな室外からの最強の西日対策が出来ない場合、室内から西日対策をしようと思えば、遮光カーテンや遮光フィルムなどを活用するのももちろんいいのですが、遮光カーテンにしてしまうと当然ですが部屋全体が暗くなります。
いくらUVカット加工のレースの遮光遮熱カーテンといっても、やっぱり・・・まぶしいし、暑い、その白いカーテン自体がまぶしいなんてことになりました。夏と冬でレースのカーテンを換えないし・・・。
遮光フィルムなどは、車の窓にはちょうど良いかもしれませんが、家の窓用には窓が大きすぎて貼りにくいうえ、冬は暖かい日射しを取り込みたいのに遮ってしまいもったいないですよね。
そこで、簡単に100円ショップの材料で自作できる西日の日よけ対策エコカーテンを作りました。
カーテンレールとレース用カーテンレールを固定し繋いでいるブラケット部分(左右の端にあります)にピンと張ったカーテンワイヤーを取り付け、カーテンとレースのカーテンの間に簡易的にもう1本手作りのカーテンを作るイメージです。
実際に作ったので写真で紹介していきます。
before写真
家の窓に西日対策用カーテンを設置しよう。
(布以外は100円ショップの材料です)
準備する物
・カーテンワイヤー(窓幅のもの)
・カーテンワイヤー用クリップ
・結束バンド
・遮光出来る黒い布
(一番西日が当たる部分が隠れる長さ)
作り方
1:カーテンレールのブラケット(レール2本を繋いでいる部分)とブラケットの間にカーテンワイヤーを張るため、左右のブラケットにそれぞれ軽く結束バンドを巻いておきます。
このレースカーテンとカーテンの間にあるブラケットに、下の写真のような結束バンド(ビーズタイ)をかるく輪にしておきます。
2:片方のカーテンワイヤーのフックを左(どちらでもいい)のブラケットに巻いた結束バンドに引っかけて右(反対側)のブラケットまでカーテンワイヤーをピンと張ってみます。
余ったカーテンワイヤーはカットしてフックを刺し直します(好きな長さに切れます)。
掃き出し窓なので180cmの方を使用しました。
この間を通ります。(分かりづらくてすみません)
3:遮光用の黒い布に、カーテンワイヤー用クリップを等間隔に挟んでいきます。
こんな感じで説明書きがあるので大丈夫です。
4:布を挟んだカーテンワイヤー用クリップのリングを、カーテンワイヤーに通していきます。左端(一方:どちらでもよい)のカーテンワイヤーのフックを左側(どちらでもよい)のブラケットに巻き付けた結束バンドに引っかけ、緩く締めていた結束バンドを固く結束し固定します。
5:右端(反対側)のカーテンワイヤーを同じように右側の(ブラケットに軽く輪にした)結束バンドまでピンと張り、引っかけたまま結束バンドを固く結束します。
このようにピンと張り、レースカーテンの手前に遮光カーテンが出現です。
6:はみ出た結束バンドを切り落として出来上がりです。
after写真
(まだ結束バンドがピヨーンと出ていますが)
もう一度
before写真
夏の西日対策をしたい時間帯だけ出し入れ可能
この簡易のカーテンなら、掃き出し窓の左端から右端まで動かす事ができ、西日の射し込み具合によって動かす事も可能です。
おすすめは、1級遮光の生地ですがその中でも色の濃い方が遮光率は高いです。
私が使用したのは、裏は白色で表が黒のブラックデニムの生地なので、外からは白く見えて、中からは、ザ、デニムで全くおしゃれ感がありませんし、少し重いので1年くらいでカーテンワイヤーがたるんでくるのが難点です。
材料は100円ショップで揃いますので、生地などはインテリアに合う好みのおしゃれでしっかりと遮光してくれる物を選んで、欲しいサイズだけ購入するのがおすすめです。
しかし、今年の暑さは尋常じゃないですよね。
そこで、今気になっている完全遮光100%のカーテンがありまして、もうこれに変えなきゃと思っている商品がこちらです。
これなら、強い西日でも安心できそうです。
西日対策カーテンとして取り付ければ、実際に西日の当たる場所だけを遮るため必要な時だけ出す事も可能ということは、不要なときはカーテンに同化させます。
明るくしていたい朝や、曇天や雨天など日が差し込まないとき、冬場など日よけとして使用しない時は、レースのカーテンと普通のカーテンの間に収まっているので、カーテンとともにカーテンタッセルでまとめておけるので便利です。
まとめ
夏のまぶしいほどの西日から、少しでも逃れられると体力の消耗やエアコンの効きも家具などの劣化も防ぐことができますので、是非エコカーテンを作ってみてくださいね。
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