夏といえば海水浴や夏祭り、花火大会までの待ち時間など、これから子供と一緒に楽しむことが多いイベントが目白押しです。
そんなときに、欠かせない紫外線対策、夏の日射しから大人や子供も肌を守るためUVカットに日焼け止めが重要です。
「SPF値」が高いと子供に使うのは良くないと聞いたことがあるけれど、SPFの目安って?大人だけど敏感肌の自分と子供が同じ日焼け止めを使ってもいい?
肌へ負担をかけたくない、大人の敏感肌や子供と使える日焼け止めやSPFの目安について紹介します。
日焼け止めを子供と大人で共有しても大丈夫?
春から夏、秋の入り口まで紫外線は猛威をふるって降り注ぎます。特に炎天下ともなる夏のイベントでは日陰もないため紫外線は脅威です。
特に夏のイベントは、長丁場になりがちなのでしっかり紫外線対策の日焼け止めで肌ケアをしておきたいものです。
そもそも子供に日焼け止めって大丈夫?
お肌が弱い敏感肌の自分と、子供の肌って同じに考えて一緒にケアしていいか気になるところですが、SPFの数値や使い方を間違えなければ同じものを子供に使っても大丈夫です。
ただ、小さな子供は、汗もかきやすく朝塗ったつもりの日焼け止めも、流れ落ちたり、自然と手や衣服がこすれたり拭ったりして、何時間も塗った状態を保てません。
かといって強めの日焼け止めだと、日焼け止めを落とす時の事まで考え、子供の肌に負担になるクレンジングが必要になっちゃう?と神経質にならざるを得ませんよね。
SPF数値が高い日焼け止めは、どうしても粘性が増し伸びが悪く、お肌のかさつきや乾燥、何度も洗顔しないとお肌に残りやすくなるため専用のクレンジングが必要になります。
子供と敏感肌の大人で兼用しようと思えば、SPF30くらいまでが負担が少ない数値の目安と言えます。
SPF50など、SPF数値が高い物が主流となっているためSPFが低いと不安と思われがちですがSPF15などで、時間の経過とともに塗り直すと大人も子供も同じものを使用することが可能です。
大人の場合は、子供に比べむやみに汗を拭うこともなく、さらにその上からベースメイクやファンデーションなどのUVカット効果のあるメイクを施せば、メイクによりさらに高い日焼け止め効果がありますので、同じものを使っても同じ状況にはなりません。
自分の肌も、子供の肌にも事前の肌ケアで紫外線のダメージをしっかり防いでイベントを楽しみましょう。
肌に負担の少ない日焼け止めはspf数値が関係する?
肌の負担になると思われがちな日焼け止めですが、日焼け止めで目安となるのが「SPF値」です。
「SPF」とは、Sun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)の略で紫外線防御指数です。
紫外線を浴びた際にできる炎症(皮膚が赤い斑点ができる状態)までの時間を、どれだけ長く遅らせることが出来るかを表したものがSPFの数値です。
紫外線を浴びてから炎症反応が起こるまで、人により個人差がありますが、一般的には15分から20分と言われています。
例えば、紫外線を浴びて日焼けするまで10分で赤くなりはじめる(炎症を起こす)人も居れば、20分で赤くなりはじめる人も居るというのが個人差です。
SPFの数字は、紫外線の防御力で具体的には、炎症(赤い斑点)が起こるまでに20分程度かかる人がSPF15の日焼け止めクリームを塗った場合、20(分)×(SPF)15=300分(5時間)の日焼け止め効果が期待できるということになります。
これだけを聞くと、SPF値は日焼けするまでの時間を先延ばしにすることなので「時間」に捉えがちですが、日焼け止めは時間が経つと効果も減っていきます。
つまり、SPF数値は日焼けに対する防御力の強さと考えられます。
以前は「SPF100」などSPF表記の高い数値のものがありましたが、日本では1992年に「技術的には高SPF値の製品を開発することができてもその効果などを保証できないため」日本化粧品工業連合会が50+を指数の上限に定めています。
つまり、SPF数値の高いものをつけていても、汗で流れたり、ハンカチやタオル等でふき取ったりするので、効果が保証出来ないと解釈出来ますよね。
逆に言えば、SPFの数値が低くても1~2時間おきに塗りなおすほうが、肌に優しく効果的であるといえます。
というのも、日焼け止めには大きく分けて、「紫外線拡散剤」と「紫外線吸収剤」が使われておりSPF30値を越える強い日焼け止めになると、主に紫外線吸収剤が使われます。
紫外線吸収剤は、効果が強力なためどうしても肌の弱い人や敏感肌、子供の肌に使うとアレルギー反応やかぶれを起こす場合があります。
さらに、SPF数値の高い日焼け止めを落とす場合は、専用のクレンジング剤や石鹸を使って、肌に残らないようきれいに落とさなければなりません。
日焼け止めを塗った後の、洗顔や体を洗う時には肌をゴシゴシと刺激を与えず、やさしくしっかり落とすことが皮膚トラブルの原因回避になります。
日焼け止めウォータープルーフで負担が少ないのは?
海やプールで活躍するのがウォータープルーフの日焼け止めですが、日焼け止めのウォータープルーフが肌にかかる負担が気になります。
ウォータープルーフの日焼け止めって大人の敏感肌や、ましてや子供の肌に使っても大丈夫なの?
最近では、多くの日焼け止めがウォータープルーフになっています。日焼け止め自体が汗や皮脂に含まれる成分を抱え込み、膜を作るようなしくみで、汗や水に強く紫外線から肌を守るタイプが増えています。
つけ心地も研究され、なめらかで専用のクレンジングを必要としないものもあり、つけ心地が昔のような肌がカピカピになって顔がひきつるようなことは無いと思います。
しかし、多少は肌のかさつきを感じたり、乾燥を引き起こしたりする恐れはあります。
最近では、その乾燥を防ぐために、さまざまな保湿効果のある成分が配合されていたり、紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)もあったりしますので、白浮きやベタつき、皮膜感なども軽減されています。
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あらかじめ、水遊びをする事が分かっている場合は、紫外線の脅威を考えると、日焼け止めによる乾燥よりも、水遊びをする時だけは、ウォータープルーフのものを使用するなど使い分けをするといいですね。
まとめ
普通の洗顔や石鹸で落とせるタイプの日焼け止めをこまめに塗りなおし、一日の終わりには優しく洗い流し、十分に保湿ケアをしてあげるとお肌も喜びますよ。
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