当サイト内に広告を含む場合があります。

お正月の鏡餅の飾り方と飾る意味や置く場所!三方の置き方も紹介します


「鏡餅を飾る意味」を知り、正しい時期に飾ることが重要です。

歳神様が訪れ、伝統的な行事である鏡にお座りになります。

鏡餅は、お正月に欠かせないお正月飾りのひとつで、鏡餅を飾った途端、華やかで厳粛なお正月らしさが訪れます。

鏡餅を飾るときに欠かせないものや、その飾り方は関西、関東など地域によりさまざまですが鏡餅の飾り方は台座となる三方に置いて飾ります。

その鏡餅の飾るときに必要な縁起物、飾る順番、一般的な鏡餅の飾り方。

飾った鏡餅はどこに置くか、三方の飾り方と飾る場所から鏡餅を飾る意味や由来も紹介します。

心を込めて選ぶことが大切です。最近では12月28日が縁起が良いとされ、鏡餅の形も多様化しています。

手作りよりも便利なパック入り餅も登場しています。自分の生活に合った鏡餅を選ぶことで、神様の祝福を感じましょう。

鏡餅の飾り方を学び、新年を迎える心の準備を整えましょう。 正しい情報と心のこもった飾り付けが、新たな年を幸福なものにします。

スポンサーリンク

お正月の鏡餅飾り方と飾る場所

お正月に飾る鏡餅の飾り方は、日本全国に様々なスタイルの飾り方がありますが、ここでは一般的な飾り方をご紹介します。

鏡餅(かがみもち)は、大小二個(または三個)の丸いお餅を二段に重ねたものです。

三個の場合は三段になり、あるいは一つを赤い着色した餅を用いて紅白に飾る地域もあります。

鏡餅の飾り方の手順を順にご紹介いたします。

鏡餅飾り方と三宝に置く置き方の順番

1:三方(さんぽう)や三宝(さんぽう)の台座を用意します

まず、鏡餅の台座には三方(さんぽう)または三宝(さんぽう)と呼ばれる台座を使い、これを鏡餅の下に置いてお供えします。

三宝とも表記されますが、神道で使用する場合、正確には「三方(さんぼう・さんぽう)」と書かれ、一般的には(ひのき)などの素木(しらき)が使われますます。

(仏事で使用する場合、「仏・法・僧」の三宝にまつわる「仏事(ぶつじ)」とも呼ばれ、漆などで装飾されたものが一般的です)

2. 三方(さんぽう)・三宝(さんぽう)への鏡餅の置き方

三方(三宝)(さんぼう・さんぽう)とは、直方体の台に折敷(おしき)と呼ばれる盆がついたもので、神饌(しんせん)と呼ばれるため供物を置くの台座です。

この台座には三方向のみ宝珠などの形の穴が開いています。

また、四方向に穴があるものもあり、これは四方(しほう)と呼ばれます。

これらの台座の上に鏡餅をお供えしていきます。

1:三方(さんぼう・さんぽう)・三宝(さんぽう)

2:四方紅(しほうべに)又は奉書紙(ほうしょがみ)

三方(さんぽう・さんぽう)の次に、四方紅(しほうべに)または奉書紙(ほうしょがみ)を置きます。

このように、白い紙に紅色で縁取りがされている紙のことです。

奉書紙のなかでも四方紅は、白い紙に紅色で縁取りが施されているもので、鏡餅とのコントラストが美しいです。

3:裏白(ウラジロ)

最後に裏白(ウラジロ)を置きます。これは裏返した白い紙を無視、奉書紙との対比が書かれて、飾りつけを置きます。
裏白

最近では、スーパーやホームセンターで手に入るようになった裏が白い葦を使用します。

4:紙垂(しで)

鏡餅用の紙垂は、通常紅白に彩られています。

5:お餅(下になるお餅)

6:昆布(こんぶ)

お餅とお餅の間に昆布を挟むと、これが縁起物とされ、幸運をもたらしています。

7:お餅(上になるお餅)

8:串柿(くしがき)

柿を使う理由は、その解釈が「嘉来(かき)」に通じ、縁起物としているためです。

また、串に刺すことで「剣」を模しており、これは三種の神器を象徴しています昔からの慣れわしで、外に「夫婦(フーフー)二個(ニコニコ)仲(中)六ツ(睦まじく)」といった言葉が関連していると言われています。

両端に二個ずつ、中央に六個あるのが、昔から鏡餅の御飾りの慣わしです。

9:橙(だいだい)

10:海老(えび)

長寿の願いや脱皮し成長する姿勢から、躍進を象徴します。

腰が曲がるまでという長寿の願望と脱皮し成長するさまから躍進を象徴します。

11:水引(みずひき)

水引を使って、海老の縁起物を橙に結びます。

12:末広(すえひろ)・末広扇(すえひろおうぎ)

鏡餅の一番上に飾る金や銀色の末広がりの扇子は、代々栄える家を象徴しています。

これで、三方(三宝)の上に鏡の御飾りができるお正月の鏡餅飾りが完成します。

鏡餅

これで、三方(三宝)の上に鏡餅の御飾りができるお正月の鏡餅飾り方です。

鏡餅の置き場所・飾る場所

鏡餅を飾る場所は、神棚があれば神棚に、和室の床の間にありますそこに飾ります。

床の間に飾る場合は、「正月床の間に飾り」と呼ばれます。

三方で鏡餅をお供えする場合、三方の向きは、四面のうちの穴の空いてない面を神棚や床があります。

鏡餅をどこに飾るかですが、家に神棚があれば神棚に、和室の床の間があれば床の間に鏡餅の飾る場所です。

床の間に飾る場合は、正月床の間飾りと呼ばれます。

三方で鏡餅をお供えする場合、三方の向きは、台となる四面のうち穴の空いていない面を神棚や床の間に向けます。

三方の置き方・お供え物

三方の上の、盆となる折敷(おしき)のつなぎ目ある辺が手前になるようにお供えします。

鏡餅を飾る場所

鏡餅を飾る場所

鏡餅を飾る場所は、主に床の間や神棚ですが、最近では床の間のない住宅事情では、家族が集まるリビングなどに大きな鏡餅を飾ると良いでしょう。

また、玄関や火の神様が宿るキッチン、水神様がおられる水回り、トイレなどにも飾ると良いです。

寝室や各部屋には小さな鏡餅を飾ることもおすすめです。

鏡餅を飾る意味を知ろう

お供え物
お正月に、鏡餅を飾る意味は何故かを紐解いていきますと、日本の稲作文化に関係しています。

日本にとって稲穂は、大切な縁起物で命の源です。

春になると田を耕し、田植えをし、秋にはその稲穂を収穫します。

古来より気候変動の四季のある一年をめぐるなか、長い時間と人の力をかけて作る稲や米には、稲霊(いなだま)、穀霊(こくだま)といった霊力が宿るとされています。

その稲や米など穀類の豊穣や収穫を感謝した祭りが、今では勤労感謝の日に行われる新嘗祭(にいなめさい)です。

毎年、新しい稲や米が出来るため、その年その年の新米を食べることで日本人の生命力が強化していくと考えられます。

その新鮮な米を搗いて(ついて)熱を加えて固めるお餅は、神事には欠かせない供物、神饌(しんせん)となります。

ちなみに、米は、加工し発酵すれば、酒となります。

酒は、百薬の長といわれるように酒をもって病を治すという意味合いがありました。

餅や酒は古くから神事と結びつきの深い食物なのです。

鏡餅は、文字の通り昔は丸い鏡の形で、三種の神器である銅鏡を模したもので、鏡は人の心を映し、人の魂をも映す神様だと思われていたといわれています。

そのため、お正月に歳神様や歳徳神を一般家庭でお迎えするために供物として飾られるようになったといわれています。

他にも、人の心臓の形を表している、人の丸い御霊を表している、また、円満に歳を重ねるという意味合いなどさまざまないわれがあります。

鏡餅は、陰陽道に関わりがあり、上のお餅は太陽の「日」、下のお餅は「月」を見立てており、お正月から太陽系の神々と月系の神々のお力が、それぞれのお餅に日々込められていきます。

鏡開きとなる、鏡餅を開く日は1月11日といわれますが、本来太陽系の神様のお力を10日間、月系統の神様のお力を10日間いただき、1月21日を鏡開きをしていました。

鏡開きとは、太陽の神様の宿った上のお餅と、月の神様が宿った下のお餅の間を開くことで、そのお力をいただくことから鏡開きと言います。

その鏡開きも、近年1月11日になっていますが、これは、地域にもよりますが、徳川三代将軍の家光の命日が(4月)20日だったことから、20日を避けて11日となったとされています。

スポンサーリンク

鏡餅はいつ飾る日?過ぎてもこの時期ならOK

鏡餅
鏡餅を飾る日は、実は決まっています。(・・・というより昔は決まっていました)

鏡餅は、歳神様(としがみさま)・徳神(としとくしん)と呼ばれる神様が注連縄(しめなわ)を目印にお越しになり、お正月の間、鏡餅にお座りになれます。

そのため、その鏡餅にはその年の時期は、玄関飾りなどの注連飾りや、神棚の注連縄と同じく、正月事始めと同じ12月13日以降で良いとされています。

しかし、つきたてのお餅だと期間が長くなりすぎてカビの心配が出てくること、お正月のお雑煮などのお餅と合わせて作ることが多くなりました。

最近は、正月飾り同様、クリスマス以降の12月28日もしくは30日にお餅をつき鏡餅もお供えする傾向にあります。

限り、末広がりの「八」のつく28日にお供えすることが縁起が良いとされています。

しかし、お正月用の鏡餅は、地域はもちろん時代によっても変わってきています。

今ではこういった、上のお餅と下のお餅を開くことのできない真空パックになっているものや、切り餅や丸餅といった後々使いやすい個包装されたお餅が、鏡餅の形を模したした容器に詰まったものなどが販売されています。

昔からの、つきたての手作り餅のようなものにこだわって、気持ちだけはしっかりと盛り込んで、あなたの生活スタイルに合った鏡餅を用意すれば、そのお餅に神様の力は宿って協力者の方々だと思います。

まとめ

お正月の縁起物代表の鏡餅の飾り方と三方の置き方から飾り方を紹介しました。

鏡餅を飾る意味は月や太陽の神様が宿っている神聖な供物です。

お大事に神様の祝福を感じ、新しい年を迎える準備が整いました。

鏡餅の飾り方や意味を知り、正しい時期に心をこめて飾ることで、日本の伝統に触れ、家庭を温かい雰囲気が手作りの伝統と便利な現代の選択肢を上手に取り入れ、自分らしい鏡餅を選ぶことで、新年の始まりをより特別なものにしましょう。

心豊かな新年へのスタートを切るために、鏡餅の神聖な意味を大切にし、家族友人や共有する幸せな瞬間を迎えましょう。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました