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初盆飾りで処分するお供え物と白提灯の片付け方

白提灯

初めて迎えたお盆、初盆を無事に迎え、初めて御霊となって帰ってこられた故人にゆっくりと過ごしていただき御霊を送り出すときがやってまいりました。

寂しい気持ちはありますが、きちんとしたことをして、気持ちよく来年も我が家に帰ってきていただけるよう迷うことなく送り出しをしたいものですよね。

そんな初盆を無事に終えたものの、処分する物と来年も使えるものが分かりづらい方に片付け方を紹介します。

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初盆飾りの処分するものと来年も使えるもの

初盆を迎え、送り火までが無事に過ごせたら、ホッとするのも束の間、後片付けが待ってますよ。

初盆ということもあり、急ぎ足で揃えたものの、何から何までを処分して、何から何までを来年も使えるよう使い回していいのか分かりませんよね。

そこで、初盆で処分するものと、来年以降も引き続き使えるものを分かりやすくお伝えしますね。

まずは、こういう地域性や住宅事情、その家のしきたりや宗派等で変わってくるのがお盆の過ごし方です。

昔は、インターネットなどもなく、その家その家で祖母やお母さん、嫁げばその地域の慣わしを教えてくださるお義母さんから受け継ぐものでしたが、今では時代も事情も違い、なかなか聞ける人も少なくなっているのが現状ですよね。

「送り火」なんてのも、「迎え火」同様、住宅事情で無理があることもあります。もちろん地域差もあります。

そこで、一般的に初盆で使用して、通常のお盆飾りでは使用しない物を紹介したいと思います。

ただ、ここで紹介するのは、なぜ初盆で使用して、次の年から使用しないかを次の通りに説明するのでこういった地域性や家の慣わしに重ねてみてくださいね。

まずは、初盆の時のみに使用する代表的な物は、白提灯です。

これは、この年になくなった故人、いわゆる新仏様への初盆として祀る故人のために、ここが我が家ですよと知らせるべく目印となるべく提灯です。

新仏様だけのために用意するのが白提灯なのです。ですから1回きりの特別に使用する提灯なのです。

もしも来年も使用してしまうと、他のご先祖様が大事にされていないことになり、ご先祖様の居心地もさることながら、あちらの世界で新仏様も居心地が悪くなってしまいますので、初盆が終われば新盆用に準備した物は供養してしまいましょう。

初盆のお供え物の処分の仕方

新盆のお供え物の処分といえば聞こえが悪いのですが、昔は、新盆の提灯や灯篭含め、盆船といった精霊船にまこものムシロで作った船に供物である、お供え物を満載して流していました。

これは、こちらの世界である此岸(しがん)から、海をまたいだあちらの世界の彼岸(ひがん)に帰るため、たくさんのお土産をもたせたいという気持ちの表れでした。

そういったことから、精霊船には、神聖なる真菰むしろに包みお供え物であったホオズキ(提灯)や、舵を取るための素麺、馬や牛の乗り物、好物の供物などが乗せられたと言われます。

ですので、新盆だからこれを処分する、処分しなくていいということではなく、新仏様専用に用意したものを、次の年からはご先祖様と同じ先祖供養となるならばと考えれば、これは使い回しても大丈夫だな、これは新仏様用だから今年限りで供養してしまおう、と納得できるのではないでしょうか。

詰まるところは、気持ち次第ということになり、ご先祖様たちで仲良く使っていただけるものと、そうでないものは判断基準になりますよね。


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初盆の白提灯を処分するには

ただ、最近は、住宅事情からもなかなか自宅でのお焚き上げはもちろん、菩堤寺もないことも多いかと思います。

そんな時に、白提灯の処分や、さきほどの真菰むしろなど、どう供養すればいいか分からないですよね。

こういったことは、本当に地域により違いが大きく、市町村でお盆の時期を過ぎると回収してくれるとこもあれば、未だに海や川に流す地域もあるので一概には言えないのですが、まずは近くのお寺さんに尋ねてみてください。

お焚き上げの日が決まっていて、それまでお寺さんが預かってくれることが多いです。また、お寺さんも近くになく分からない場合は、お住まいの市区町村に尋ねてみてください。

ゴミ回収として指示をしてくださる場合も多いですが、公害にならないよう配慮して送り火の意味も込めて償却してくれると思ってくださいね。

しっかりとご供養なさった後ですので、海や川へ精霊流しは出来ないけれど、お盆の期間中しっかりとご供養されているので安心して預けて煙にしていただくことは問題ないと思います。

ただし、絵柄盆提灯や、経木立て(塔婆立て)は初盆でなくても、毎年使うことができますので、埃をはらって来年も使えるようにしまっておきましょう。

まとめ

毎年くるお盆の季節ですので、形式よりも気持ち優先でされると良いお盆の期間が過ごせると思います。

こういった、これはどうすればいいかと思う気持ちは、すでに新仏様にもご先祖様にも伝わり、よいお盆を過ごされているのではないでしょうか。

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