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四国八十八ヶ所お遍路の旅の準備品と納め札の書き方

四国八十八ヶ所納札

平成26年に霊場開創1200年を迎えた四国八十八ヶ所霊場ですが、霊場巡りをする「お遍路」は八十八ヶ所の霊場を巡拝することです。

最近では、健康増進やパワースポット巡りとして若い女性などにも人気の「お遍路」です。

その四国八十八カ所霊場を巡るお遍路の旅に必要な準備道具や必ず納める際に願い事を書く納め札の書き方を紹介します。

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四国の八十八ヶ所お遍路の旅

四国八十八カ所の「お遍路」は、弘法大師(空海)の足跡をたどり、八十八カ所の霊場を礼拝することをいいます。

その目的は、健康祈願や、願望成就、自分を見つめ直す機会や開運、縁結びなどさまざまです。

巡礼者が持つ菅笠(すげがさ)頭陀袋(ずだぶくろ)・さんや袋に書かれてある『同行二人』という文字には一人は自分、もう一人は弘法大師を意味します。

つまりは、弘法太子様と二人で巡礼の道を歩くというのがまさに「お遍路」なのです。

巡り方ですが一般的には、「順打ち」という一番札所から番号順に巡るのが一般的な巡礼方法です。

八十八番から巡礼する「逆打ち」という巡り方もあります。

これは特にうるう年に「逆打ち」すると「順打ち」3回分の御利益があるともいわれています。

他にも、「通し打ち」といったすべての霊場を一遍で巡りきることや、「区切り打ち」という区間を自分のペースに合わせて区切って巡る、「一国参り」という四国四県のうち一つの県を巡るなど、巡り方もさまざまです。

特にこうしなければならない、ということはありません。

どこから始めても良いのが「お遍路」です。

○○寺を打つ、一ヶ寺(いっかじ)を打つなどという言い方ですが、なぜ寺を打つというのか?

これには、かつては参拝した印に木や金属でできた巡拝札を柱などに打ち付けていたことから、順に打つ「順打ち」などといわれます。

今では、納め札といわれるものを箱に入れるようになっています。

四国のお遍路で準備しておきたいもの

さぁ、「お遍路」をはじめよう!

と思ったら、準備しておくもので思い浮かぶのは白装束に笠に杖ではないでしょうか。

ただ、最初からすべてを揃える必要はないので、まずは何ヶ所か巡礼しながら必要に応じて揃えていってもよいでしょう。

ただ、お遍路さんとわかる格好をしていると、周りからみてすぐに分かるので、道を教えてくれたり、困っている時などでも、声をかけてもらいやすくなるというメリットがあります。

必ず必要となる巡礼品の準備には、

巡礼必需品として(手持ちのものでかまいません)

線香(各お堂で3本ずつお供えします)
燈明(ローソク:各お堂で1本ずつお供えします)
経本(おつとめの際に必須の般若心経や各札所ご本尊の真言などが書かれています)
数珠(念仏の数を数える道具で祈願の時にすりあわせます。家の宗派のものでもよいとされています)

必要に応じて任意で揃えていくもの

白衣(びゃくえ):道中着としてお遍路さんの正装です。

頭陀袋(ずだぶくろ)・さんや袋
納経帳や数珠、教本、線香やローソクにライターなどを入れ肩から斜めがけにして持ち歩きます。

菅笠(すげがさ):日よけ、雨よけにもなり、靴を脱ぐ場所では脱ぎますが、参拝時僧の前でかぶっていても良いものです。

輪袈裟(わげさ):参拝の正装具。参拝の時は手を清めてからつけます。

金剛杖(こんごうづえ):弘法大師の化身です。
杖の上に五輪塔をかたどった刻みがあり、空・風・火・水・地を表す梵字が書かれています。

納経帳(のうきょうちょう):参拝した証しとして各寺の納経所で墨書と御朱印をいただくための帳面。

納札(おさめふだ):読経あるいは写経を納めた証しに本堂と太師堂の2ヶ所でこの札を納めます。

御影入(おみえ(おすがた)いれ):納経所で御朱印にお寺の御本尊が描かれた御影の絵をいただく、その保存帳。

全て着用するとこのようになります。

一番札所の他に、遍路用品を販売しているところもありますし

インターネットなら割安に購入こともできます。

必要に応じて揃えていくといいですね。

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お遍路で納め札の書き方

四国八十八カ所霊場の各寺院に一ケ寺につき本堂と大師堂の2ヶ所を参拝します。

そのため、納札(おさめふだ)は、一ヶ寺につき2枚必要になります。

1)参拝日
参拝する日付の部分は「吉日」と記入します。

2)住所
○○県△△市□□町村までで、それ以降は記入する必要はありません。

3)願主氏名
参拝者の氏名

4)年齢
参拝者の年齢(数え年:実年齢に1歳加えた数)

5)願意
最初から書かれている「家内安全」「天下泰平」以外の願い事は、裏面に記入します。

願い事が複数ある場合「諸願成就」「心願成就」などと記入します。

予め出発前に記入して持参すると、参拝がスムーズになります。

各諸堂に備え付けてある納札箱(おさめふだばこ)に入れて奉納します。

詳しい納め札の色の違いと願意の具体的な書き方例はこちら
>>四国八十八ヶ所の納め札の書き方と色や願い事の願意の例

四国遍路の霊場札所の参拝の作法についてはこちら
>>四国遍路の作法と読経や納経の時間と目安は?

四国遍路の作法と心得についてはこちら
>>四国お遍路の意味と順番よりも作法と心得が大事!

まとめ

巡る順番や数、期間も自由なうえ、巡礼の手段も自分に合ったものを選択できるのがお遍路のいいところです。

「歩き遍路」「車遍路」「バスツアー遍路」など、自分に合った手段や、好みの服装で日常を離れて、自然のなかを人や場所との出逢いを楽しみながらお遍路の旅にでかけましょう。

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